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【トピック】 ３人は病死と餓死　東大阪の３人変死事件 　大阪府東大阪市の民家で男女３人の変死体が見つかった事件で、布施署は１９日、遺体を司法解剖した結果、８１歳と７８歳の姉妹とみられる女性２人は昨年１１月ごろに病死し、妹の長男（５３）は今月９日ごろに餓死したとみられることがわかった。いずれも外傷はなく、同署は事件性はないと断定した。 　調べによると、妹は脳卒中が原因で寝たきりで、長男には障害があったといい、姉が２人の世話をしていたらしい。 ↑ 民家に住人３人の遺体、餓死か病死の可能性　東大阪市 　１８日午後４時５０分ごろ、大阪府東大阪市永和２丁目の民家で、女性２人と男性１人が死んでいるのを布施署員が見つけた。３人はこの家に住むアパート経営の女性（７８）と長男（５３）、女性の姉（８１）とみられ、同署で身元を確認している。３人とも目立った外傷はなく、極度にやせていた。同署は栄養失調が原因による餓死か、病死の可能性が高いとしている。 　調べでは、近所に住む姉妹の弟（７４）が午後４時半ごろ、「１１月ごろから姉２人の姿が見えない。家から異臭がする」と同署に届け出た。署員が弟と一緒に家に入ったところ、玄関と台所で女性２人、和室で男性がそれぞれ死亡していた。３人は布団をかぶり、女性２人の体の一部は白骨化していた。 　室内には食べ物を入れた容器やゴミが散乱していたが、電気、水道は止まっていなかった。冷蔵庫の扉は開いたままだった。 　同署によると、妹は脳卒中のために寝たきりで、息子にも障害があった。このため姉が２人の面倒を見ていたという。 　現場は近鉄奈良線河内永和駅東約３００メートルの住宅が立ち並ぶ一角。敷地内には雑草が生い茂り、自転車が３台横倒しになったままだった。 　近くに住む女子中学生（１５）は「昨年末ごろ、おばあちゃんが玄関前の掃除をしていた。かなりやせていた」と話していた。 　近所の人によると、昨秋から雨戸がなくなり、代わりにブルーシートが張られた。どうやって寒さを防いでいるのか不思議に思っていたという。姉妹は近所付き合いを好んでいなかった様子で、あいさつをしても返事がないこともあったという。 　近くに住む主婦は、昨年９月に自宅玄関前で姉の姿を見かけて以来、３人に会うことはなかった。「このあたりは引っ越しが多く、近所づきあいも少ないので、長く顔を合わせなくても不思議に思わなかった」と話した。 　近くのアパートに住む女性（４２）は「１年ほど前に入居した際、妹さんと契約の話をした。そのときは元気そうだったが、その後、間もなく病気で入院したと聞いていた。こんなことになるとは」と驚いていた。 増える餓死 電気、ガス、水道とめないで 　失業や倒産で収入が途絶え電気、ガス、水道の料金を滞納して供給を止められ餓死や自殺に追いこまれる悲惨な事件が後をたちません。東京都生活と健康を守る会連合会（都生連）は「電気、ガス、水道料金が延滞しても機械的に供給を止めないで」と低所得者の命を守る運動をすすめています。 失業、自殺未遂… 　「あと一歩で餓死。本人と一緒に区と交渉して水道、ガスが開通して助かった」。こう話すのは、東京・足立区の生活と健康を守る会の松木亀久夫さん（７５）です。 　昨年まで塗装業をしていた男性（５８）が今年六月、松木さん宅にかけ込みました。「足に物が落ちてケガをした。仕事ができず収入がない。ガス、水道の料金は払えず、止められた。電気のコードで首をつったが、死に切れなかった」というのです。 　驚いた松木さんは、男性の自宅に行きました。昼間なのに室内は暗く、ガラーンとしています。すぐ本人と一緒に福祉事務所に行き、生活保護を申請。病院にかかれる医療券と生活保護を受けられました。 　松木さんは「昨年暮れから、この綾瀬地域で生活保護申請が六件になる」と話します。 餓死しますか？ 　 現在の日本では、どんなに行き詰まったとしても、餓死まではしません。今、長引く不況で大変な状態ですが、本当に貧しい国とはレベルが違います。日本では、餓死はしません。餓死しないということは、自由を意味します。 【私的めもらんだむ】 　「連休になると毎年どっと海外に繰り出す日本人、日本国内ではまだまだカネが余っている。ちょっと生活が苦しいからといって甘えるんじゃない」とはテレビにゲスト出演した某アナリストの言葉・・・構造不況による貧富の格差を度外視して、甘えるなとはこれいかに。われらが首相は「痛みを覚悟せよ」と云うが、そうすれば切りぬけられるのか、踏み台になって困窮に耐える国民が「痛みを我慢」することで展望が開けるのか、我慢したかいがあるのか・・・一向に暮らし向きが良くならず、日々収入が減少していく中で、国策への信頼感は失われていく。「それは個人の努力が足りないからだ」として、ひたすら自主責任を問う国家権力とは何だろう。食べ物はたくさんある。こと日本において餓死することはない、と平然と云い切れる根拠も何も、カネがなければ食べ物が買えない貨幣制度社会の前には無力だ。数年前、人通りの多い路上の片隅で餓死したまま気付かず放置された事件があった。その遺体はミイラ化していたという。

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