昨日← 04/11/04 (木) →翌日
![]()
12-19℃、西〜北西の微風
【トピック】
★アラファト氏の白血病否定 さらに2週間入院か
【パリ3日共同】フランス公共ラジオによると、パリ郊外のペルシー軍病院は2日夕(日本時間3日未明)、入院中のアラファト・パレスチナ自治政府議長の容体を発表、血液疾患を確認したとしながらも白血病説は公式に否定し、消化機能に異常があることを初めて明らかにした。
議長の側近は3日、議長が「医療ケアを受けながらフランスに少なくともあと2週間は滞在することになるだろう」との見通しを明らかにした。
自治政府の駐フランス代表は「(血液中の)白血球の率が高く、血小板の率が低いが、白血病の仮説は排除された」とし「議長の健康状態についてのあらゆる憶測に終止符を打つために」、議長と家族の同意を得て容体が発表されたと述べた。
![]()
仏軍事研究教育病院前でデモ行進をするアラファト支持者たち
★西岸で掃討作戦、3人死亡 イスラエル軍、報復か
【エルサレム1日共同】イスラエル軍は1日夜、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルスで過激派掃討作戦を行い、同軍や医療当局によると、武装パレスチナ人3人が死亡した。
イスラエル中部の商業都市テルアビブの市場では同日、3人が犠牲となる自爆テロがあり、自爆犯の少年はナブルス出身。軍の作戦は報復攻撃とみられる。
軍報道官は「通常の作戦であり、テルアビブのテロとは関係ない」と報復を否定している。
パレスチナ自治政府のアラファト議長はパリで病気療養中だが、イスラエルのシャロン首相は「今回のテロは議長不在でも自治政府の姿勢に変わりはないことを証明した」と述べ、過激派掃討作戦を強化する方針を明らかにした。
★<イスラエル>テルアビブで自爆テロ 少なくとも4人死亡
【エルサレム樋口直樹】イスラエルの最大都市テルアビブの中心街で1日昼前、大きな爆発が発生し、少なくとも4人が死亡、約30人が負傷した。ロイター通信によると、パレスチナ解放機構(PLO)反主流派パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が犯行を認めた。死者のうち1人は自爆テロ犯とみられる。アラファト・パレスチナ自治政府議長が先月29日に病気治療のためパリへ移送されて以降、イスラエル人を狙った自爆テロは初めて。
爆発が起きたのは、食料品や日用雑貨などを扱う屋台がひしめき合う通称「カーメル市場」。当時は昼食用の買いだし客で混雑していた。イスラエルの一般的なショッピングセンターなどにみられる手荷物検査場は常設されていなかった。
アラファト議長の海外移送後、自治政府やPLO内では穏健派のPLO事務局長アッバス前首相らを中心とする後任体制が有力視されている。だが、PLOやイスラム原理主義組織の中には対イスラエル強硬路線を訴える組織も多く、PFLPによるテロは「アラファト後」の政治的空白を狙った穏健派への挑戦とも受け取られている。
ラファRafahでイスラエル兵に射殺されたRaafat al-Hams
【私的めもらんだむ】 9時
ガザを撤退したはずのイスラエルがラファで、ナブルスで、殺戮を繰り返している。テルアビブ自爆テロへの報復攻撃と思われているが、遡ればイスラエルとパレスチナの報復の繰り返し、憎しみの連鎖が過去から未来へと果てしなく続いている。仮にアラファトが入院した時点で強硬派PFLPが報復をしなかったら・・・と、一抹の希望を捨てきれないでいる。人間の肉片と血溜まりで足の踏み場もないような道路は、いったい何処まで続いているのだろうか。人々が笑顔で挨拶を交わし往来する、本来の道に戻ることはないのだろうか。日本政府もまたその道をイラクの戦場へと延長し、民の命をわざわざ危険にさらしている。国のため、テロ撲滅のため、イラクのため・・・為政者たちがどんなに大儀を振りかざしても、結局は果てしない殺戮を正当化することに他ならない。鬱陶しい曇り空の昨日から、一転して雲ひとつない晴天の今朝に、自然はかくも美しかったのかと・・・仰ぎ見る空は、何処までも青く、広く、深い。この美しい青空だけは為政者の手の届かない自由な心で眺めたい。願わくば、希望の橋を天空へと長く長く伸ばし、人間の優しい心と笑顔が行き交う道を、つくりたいものを・・・
【視聴予定】 21時
15-00 ご近所の底力「夢の田舎暮らし」 築80年の古民家大変身▽仕事をどう探す▽地域選びの鉄則 NHK総合テレビ
都会を離れ、田舎で暮らしたいという人が増えている。ある調査では、都会のサラリーマンの四割が田舎暮らしを希望。しかし、いざ実行しようとすると、仕事の確保や近所付き合いなどさまざまな壁があり、中には地域になじめず都会に戻る人もいる。家探しから始まって、都会人が田舎で第二の人生を満喫するにはどうすればいいのか。成功例や失敗例を紹介しながら、妙案を探る。
♀ 「新じねん」TOP
♂