04/8/2 (月)
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NHKの長距離トラック運転手の特集(再放送)が圧力で放送中止?

長距離トラックで指定時間までにいかねばならない、いけなれば金ははらわないどころか賠償金。(ジャストインタイム方式
ジャストインタイム方式=工場などが在庫を極力持たないようにするための管理方式。必要なものを必要なときに必要数だけ納入する方式でストックにかかるコストが減る反面、納入が遅れたときに工場のラインがストップして大損害が生じる可能性がある。運送業者、下請けメーカーがその補償を強制されることもある
もし遅れたら以後は頼まれない。 「いくらでも変わりはいる
賠償金は輸送費用より高いので遅れれば赤字決定。
会社の死活問題なのでドライバーは会社を首になる。

かといってスピードがだせない(トラックにはGPSがつけられている。これは時速90km以上をだすと罰則になるため。トラックに安全運転させると言う名目)しかも会社から指定された有料道路以外を走れば自腹。また、輸送中のガソリン代なども自腹
到着したら自分で荷物の積み下ろし
「間に合わせろ」、かといって「スピードはだすな」=寝る時間を削るしかない(トラックで寝る時間削るのは睡魔で事故死に直結)
まさに命を削って走ることになる。

トイレにいく時間もないから車の中でする。
3日で睡眠時間は数時間もザラ。赤信号中にハンドルにつっぷして寝て、青になったら起きて走る。 ありえない・・・
もちろん居眠り運転で事故ったら死ぬ。(何人も死んでいる)
遅れれば首。
このような状況でストレスで胃を切除して走る。

今、この時もはしっている。
あの54歳のおやじはなんとか娘を嫁にだす。
なんとか時間のあいまをぬって娘のもとにいく。
このおやじさんの顔はつかれながらもニコニコと笑って、娘とその相手にあってる姿が泣けてくる。。
結婚相手と娘に会ったのもつかの間、
また走りにいく。。
詳細
(阿修羅掲示板より部分抜粋)
【私的めもらんだむ】
9時
 今年7月18日に放映された「トラック・列島3万キロ」は私も観た。まず驚いた。予想はしていたものの、これほど苛酷だとは思わなかった。再放送に圧力がかかったのも頷ける。だからこそ是非とも再放送してほしい。居眠り運転は私も遭遇した。現場に行く途中だったが、前を走る大型トラックが青信号になっても発進しない。クラクションを鳴らしてやっと動き出す。ところが、また信号機のところで同じことを繰り返す。そのたびにクラクションを鳴らしていたのだが、見ればハンドルにうっぷした運転手がいた。「危ねえなあ、あのトラックいつか事故るぞ」と話しながら建築現場に向かった記憶がある。
 私の工場前では大型トラックが頻繁に通過している。かつては猫が何匹も轢き潰された。そのたびに隣の奥さんから私が呼び出される。「うちの猫じゃない」と云っても黙殺される。仕方なく自宅の庭に埋葬していたが、そんな猫の墓で庭の大部分が占められている。たまには奥さんも腸のはみ出した猫の死骸を片付けてほしい。その隣の車で子猫が轢かれたこともある。やりきれない。

 「いくらでも変わりはいる」・・・下請けの哀しさ、私はそれで抗議して仕事を失った。叩かれる単価に厳格な工期・・・傲慢な元請けにキレた。「短気は損気」よくオフクロに窘められたものだ。それ以上に人権なぞさらさら無い、現場の苛酷な状況のことを、私は決して忘れてはいない。その仕事すら無くなった今、中小企業が現在進行形でバタバタ倒産している。トラック業界の苛酷さと建築業界は酷似している。命を削ってまで生活を支えようとする運転者の悲鳴に、国は何ら対策の手を打とうとはしていない。地球より重い人命とする、これが人間社会のすることか?子猫の戯れる光景を眺めながら・・・何故か涙が止まらなくなった。
【視聴予定】
19時
30-00 クローズアップ現代 揺れる赤十字・イラク虐待 =NHK総合テレビ
戦時の捕虜などに対する人道的な扱いを定めたジュネーブ条約。このジュネーブ条約を法的根拠に、世界中での活動が保証されてきたのが赤十字国際委員会(ICRC)である。
しかし「テロとの戦い」が、その根底を揺すぶっている。アメリカは、グアンタナモ海軍基地に収容しているアルカイダ戦闘員はジュネーブ条約適用外であると主張してきた。さらにイラクのアブグレイブ収容所のイラク人虐待をめぐって、アメリカは赤十字から報告を受けていたものの、長い間、改善の措置をとることはなかった。
「公正中立」「非公開」の原則の下、こうしたアメリカとどう向き合うのか。ジレンマを抱えながら、改革に向けての取り組みを始めている赤十字の姿を追う。
(NO.1954)

中継出演(ジュネーブ): ピエール・アザンさん
  (スイス人ジャーナリスト)
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