04/07/09 (金)
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旧五菱会系ヤミ金の不正送金さらに43億、4人再逮捕

 指定暴力団山口組旧五菱会系ヤミ金融グループによるマネー・ロンダリング事件で、同グループの最高責任者・梶山進被告(54)以外の幹部などがクレディ・スイス(CS)香港に持っている口座にも、国内から計約43億円が不正に送金されていたことが分かり、警視庁は7日、CS香港元行員の道伝篤被告(41)ら4人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで再逮捕した。

 海外に流出していたヤミ金融の違法収益は、梶山被告名義の口座への送金も合わせ、これで計約90億円にのぼることになった。
 道伝被告のほかに再逮捕されたのは、同グループ幹部の松崎敏和(35)、奥野博勝(27)両被告と、道伝被告をグループに紹介した山根敬被告(39)
 調べによると、4人は昨年5―7月、ヤミ金融の収益で購入した計約43億円分の割引金融債を日本証券代行に持ち込み、CS香港に開設された奥野被告名義の口座に29億7000万円、山根被告名義の口座に13億2600万円を送金して、隠匿した疑い。道伝、山根両被告は、一連の手続きで、送金額の7―10%の手数料を受け取ることになっていたという。
 CS香港に送金された計約43億円は、その後、ドル建てやユーロ建ての現金や債券の形で、シンガポールに送金されていた。警視庁では、シンガポールに送られた違法収益の行方をさらに追っている。(読売新聞)
【関連】
★2004/06/24-ヤミ金帝王ら6人を逮捕 収益100億円を洗浄か6/3

電報配達は違法といえず、ヤミ金取り立てで大阪地裁

 ヤミ金融業者が送り付けた脅迫的な取り立て電報で苦痛を受けたとして、北海道や大阪、兵庫など8道府県のヤミ金被害者延べ37人が、電報を配達したNTT西日本(大阪)とNTT東日本(東京)に1人当たり20万円(総額740万円)の慰謝料を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は7日、請求を棄却した。
 被害者側は「電報に脅迫的内容が含まれていると分かった場合は受け付けや配達を拒否するべきだ」と主張したが、田中俊次裁判長は「被害者側が主張する行為は、通信内容の事前審査に通じる違法なもので社会的に悪影響を及ぼす」と退けた。さらに「通信の秘密は憲法で保障されており、NTTの責任を追及するのは筋違い」と述べた。
 判決によると、NTT側は昨年1−5月、「家族の方々の指を40本送っていただければ、借金は帳消しにします」などと記載されたヤミ金業者からの慶弔電報を被害者らに配達した。(共同通信)
【私的めもらんだむ】
9時
 ヤミ金融がこれほど日本国内に蔓延し、暴力団関係者による脅迫的取り立てが横行している中で、それを取り締まることが出来ない法律とは何なのだろうか?!「家族の指を切って送れ」といった電報は、電報という性質上、その内容は電話会社が業務上知る立場にあるわけだ。明らかに犯罪性を帯びた文面を見ながら、警察にも通報せず配達してしまうことが、いかに現法律に抵触しないという理由があるにせよ、人道的には許されないことだろう。裁判そのものが人間尊厳に立脚した裁きの場であると認識するなら、「脅迫的電文に違法性はない」とすることよりも「被害者側の精神的苦痛」の方に比重を置くべきは当然だ。この大阪地裁の判決は、より確信犯罪を助長させることになりかねない、という点でも大問題である。民事介入は出来ないとするだけで、防犯職務を怠る警察も含め、日本はヤミ金融の存続を認めてしまうことになりはしないか。
「1989年を境にしてウラ社会がオモテ社会を操るようになってきた。政治家がヤクザ・カンパニーと太いパイプがあるというのは衆知の事実である。バブル経済は崩壊した。闇の勢力と、はっきり縁切りをすべき絶好のチャンスではないか。今、やらなければ永遠に手を切れなくなることは、確実なのである」
(1991年11月19日『ヤクザ・カンパニー、日本経済を動かす企業舎弟』著者・有森隆「結びにかえて」より)

 その10年後の今、日本はどうなったか?・・・闇の勢力と永遠に手を切れなくなった悲劇が、まさしく今に起きているのだ。

16時
 監督が突然ロータップ持ってくる。材料確保に慌てるも、購入資金が足りない。万事休す、とにかく有るものだけで間に合わせようと腹を括る。納期は13日火曜日、仕上げ材が全く足りない。急に仕事持って来たって困るんだよ!事前に連絡してくれなくちゃ対処できないじゃないか!何度云ったら分かるんだ?!思わず口を突いて出そうになるが、苛立ちを察した監督に先手を打たれる。客の高圧的な我がままが「他に回してもいいんだよ」となり、なお耐え忍んで客の要望に応えなければならない云々・・・元請けもけっこう辛いようだ。話の途中で仕事に取り掛かる。下請けはそれ以上に苛酷なんだ。とにかく動かなければ・・・監督を追い出すように準備にかかる。
 今の時点でパテ一回目完了、何とかパテは間に合うことを確認。一息入れたところで右腕手首がヒリヒリ痛むことに気付く。見れば硬化剤が付着している。劇薬ゆえ、すぐシンナーで拭き、さらに石鹸で洗う。遅れれば炎症を起こす。まだ痛むが、様子をみるしか術はない。迂闊だった。こんな時勢にはちょっとした油断も命取りになる。とにかく今日中にパテ付けを終わらさなければ・・・

23時
 午後5時までに2回目のパテ付け完了、明日は細かい部分のパテ付け後、オービタルサンダーでの荒研ぎに入る。硬化剤の付着した右手首は火傷のような痕が残った。まだヒリヒリする。明後日には仕上げる予定でいる。手早く作業を進めることに専念し、短時間に集中してやっている。パテ付け、吹き付け共に作業と乾燥待ちの繰り返し、だらだら長時間やってはいられない。今日のように夏の暑いときは材料の乾きも早い。その点、早めに次の作業にかかりやすい。別に急ぐ必要のない仕事ではあるが、多忙になったときのことを想定して、時間の無駄を省くようにしている。いつかきっとそうなる、その日のために今の苦労があるのだと・・・まだ自分の未来を、夢を信じている。
【視聴予定】
22時
25-50 ビジネス塾 地方スーパーの逆襲=NHK教育テレビ
伊勢丹・高島屋・東急・三越。名だたる都内百貨店の食品売場で今、人気を集める冷凍総菜シリーズがある。その名も「まかない屋さん」シリーズ。「鯖の味噌煮」や「ウナギ蒸し寿司」など、手作り総菜の味に徹底してこだわった商品作りで、およそ40アイテムが店頭を賑わしている。
実はこの総菜シリーズ、島根県松江市の地場スーパー『ふくしま』(従業員120名)が開発したPB(プライベート・ブランド)商品。元々、総菜作りでは定評があったこのスーパーが、全国に販路を広げる為に新たに生み出したものだ。2年前、独自の手法で総菜の冷凍化に成功し、現在は全国40社を相手に7億円を売上げる迄になっている。
大手メーカーが作るNB(ナショナル・ブランド)商品と比較して粗利を高く設定できるが、消費者に認知されなければ全く売れないというリスクもあるPB商品。その開発に生き残りをかける地方スーパーの戦略に「地域経済再生」のヒントを探る。



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