04/03/24 (水)
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1987大韓機爆破事件、バーレーン空港で金賢姫は毒物を飲んでいなかった。

 昨夜のテレビ「金賢姫、17年目の真実」の録画を再生している。金賢姫については私もここで何度か書いている。(2002年5月14日の日誌) 特にバーレーンでの金賢姫と同伴者の金勝一老人の服毒自殺の場面では詳細に調べている。番組でも「金賢姫は毒物を吸引してはいなかった」と結論している。金賢姫のパスポートが偽造と判明した時点で砂川昌順三等理事官(当時)がバーレーンの空港に駆けつけ、空港にいた彼らに偽造パスポートの件を告げる。
砂川昌順氏
 ハチヤマユミ(金賢姫)の方は『どう答えたらいいの?』というような目線を(金勝一に)送って、やはり相当不安げな顔を見せておりました。
 そして・・・金勝一老人は躊躇っている金賢姫に青酸カリ入りのタバコを押し付けるように渡すと、自らはタバコのフィルターに隠された青酸カリのアンプルを噛んで息絶えるのだ。
 エビがパキンパキンと跳ねるあの激しさなのです。(しかし金賢姫は・・・)体が正常というか、痙攣が止まって目が開いていました。そこで立たせて、両脇を警備官が支えるような形で空港の医務室まで歩かせています。
モハメッド・ラヒム氏(金賢姫を搬送した)
 彼女は何も話しませんでしたが、意識は確かにありました。女性なのにとても力が強く、搬送中、私のことを叩き、蹴り、噛み付いてきました。
上野正彦氏(元東京都監察医務院長)
 青酸は一か八かの反応だと思います。痙攣しながら2、3時間で治ってしまうような中途半端な毒物ではありません。

 やはりハチヤマユミこと金賢姫は青酸カリを飲んではいなかった。事実、搬送先のサルマニア病院で応急処置にあたった医師も「彼女の体内からは一切の毒物は検出されなかった」と証言している。


【視聴予定】
19時
30 クローズアップ現代中国特需”めざせ景気回復
日本経済の回復を支えているのが輸出、中でも中国向け輸出だ。世界の工場と言われた中国は、所得の高まりから内需も急速に拡大している。鉄や化学製品から電子部品に至るまで日本製の高品質部品・部材への需要が大きく伸び、中国特需とも言える現象が起きている。
ある大手部品メーカーは日本でしか作れない部品の生産に特化し、業績を急回復させた。中小企業も、ネットで中国地場企業からの受注を目指したり、日本向けの低廉な服飾品は中国で生産し、高級日本製は中国へ輸出するなど様々な取り組みを始めている。
中国特需がもたらした景気回復と今後の見通しを伝える。
(NO.1886)スタジオゲスト: 井上隆一郎さん(三菱総合研究所 主席研究員)
23時
00 歴史・運命の言葉 坂本龍馬”日本を今一度洗濯いたし申し候”維新の立役者・青春の大志に迫る
 「ことば」が生まれた物語を伝えながら、「ことば」をめぐる背景を分析。今回は、坂本龍馬の「ことば」にスポットを当てる。 尊皇攘夷(じょうい)思想だった龍馬が、勝海舟との出会いから考えを変え、日本を世界に開かれた新しい国家にするという思想を持つようになる。龍馬の思想の転換点を鮮明に表す「ことば」を中心に、彼を取り巻く”五つのことば”を紹介する。
【私的めもらんだむ】
9時
 今、社長が完成品を引き取って行った。正直、疲れた。監督は今日24日が納期だと云い、社長は明日まで延びても良いと云う。施行するほうとしてはどっちの云うことを聞けばいいのか、迷いながらの作業だった。とにかく早めに仕事を進めたが、結果的にそれが幸いした。そもそも工程毎の乾燥待ちロスを考えれば、1日半で仕上げろ、というのが無理なのだ。その無理に対処するのだから大変だった。アクシデントにどう対処するか?私としては良い勉強になった。今回の急ぎ仕事を再度反復しながら「あそこなら何とかしてくれる」ような存在になりたい、と思った。あとは依頼主であるところの元請けの連絡の不備を「何とかして」もらいたい、と願うばかりだ。数年前も同じようなことがあった。至急の仕事に「割り増し単価で礼をするから急いでほしい」と頭を下げられ、徹夜で完成させたものだったが・・・終わってみれば以前と変わらぬ単価・・・こちらの誠意が報われるとは限らない。踏みつけられる痛みほど、踏みつける足は、心は痛まないものだ。それでも人間がときおり見せるほんの少しの誠意を見逃したくはない。私は踏みつけられて逞しく育つ雑草のようになりたい。


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