【関連サイト】「武富士」武井会長を逮捕 組織的盗聴を指示の疑い
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武富士が元警視総監の福田勝一氏(故人)を非常勤顧問に迎えたのは1990年代初め。顧問料は月約30万円だったが、1996年には未公開株1万数千株を譲渡されていたことが表面化した。関係者によると、武富士側は福田氏から知能犯や暴力団の捜査経歴を持つ元捜査員を紹介され、次々に社員として採用した。94年に採用された警視庁OBは、逮捕された武井保雄会長の指示で95年ごろから、同社を攻撃するために街宣活動を繰り返した右翼団体や暴力団の幹部との折衝にあたったという。
「闇の勢力に詳しい元捜査員はトラブル解決に最適の人材。会長側近の用心棒のようなもの」。内部事情に詳しい関係者はこう解説する。さらに同社は警視庁との人脈を生かし、新規採用者や顧客の犯歴データを収集し業務に活用。警視正ら3人が捜査情報を漏らすなどしていたことが発覚した。警視庁は7月に3人を処分したが、3人を含む警察官14人が武富士側から950枚以上のビール券を受け取っていたことも判明。武富士が複数の警視庁現職幹部らとも深いつながりがあることを浮き彫りにした。
武富士会長逮捕事件その登場人物写真(敬称略)
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渉外部担当
中川一博 |
ジャーナリスト
山岡俊介 |
元大蔵省
銀行局長 |
元警視総監
福田勝一 |
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元渉外部課長
元警視庁捜査2課
岩根昭二 |
アーク横浜探偵局
重村和男 |
地上げ屋
元暴力団組長
藤井鉄雄
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