20日のガザへのイスラエル空爆によって殺害されたAyoub
Al-Malek(22歳)の母親と親類たちが、23日の彼の葬儀において哀悼する。イスラエルは武装ヘリコプターでNusseirat難民キャンプに少なくとも2発のミサイルを発射している。
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写真解説では葬儀での家族の哀悼場面となっていたが、写真を見る限り、哀悼などより遺族の抗議といった怒りが伝わってくる。殺された青年の母親が、「息子を生きて返してくれ!」と手を差し伸べているようだ。祖母と思われる老婆は神の名を叫んでいるという。沈黙せる神よ、彼女たちの嘆きが聴こえますか?全知全能と崇拝されてきた偉大なる巷の神々に、人間ひとりの命を蘇えすことなどわけもないことでしょう。どうか遺族たちの願いを叶えてほしい。この世から武器を、戦争を画策する者どもを一掃してほしい。血塗られたパレスチナの大地に平伏し、懊悩する者たちの嘆きを汲み取ってほしい。最愛なる者を失った遺族の悲しみを、頬を伝う涙を、落胆とやり場のない怒りを、その悲痛な叫びを・・・聴こえないとは云わせない。いつの日か戦争のない全き平和が到来することを固く信じて、もう悲しみの涙ではない、歓喜の涙を滂沱するために・・・友よ、子どもたち愛するもののために・・・
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