 |
 |
ブルドーザーの前に立ちはだかるレイチェルさん |
轢かれた直後の現場 |
今日のTBS系列テレビ「報道特集」は、16日に人間の盾となって殺されたレイチェル・コリーさんが特集だった。彼女については日々雑感にも書いている。【参照、3月18日の日々雑感】 まだ23歳の痛ましい死であった。当時、現場を目撃したISMメンバーのリチャード・バーセルさんによれば、彼女は盛り土の上に立ってブルドーザーを制止しようとしていたと云う。つまり、ブルドーザーを運転していたイスラエル兵からは彼女の位置が確認されていたということだ。したがって、誤って彼女を轢いたのではなく、進めば彼女が轢かれることを十分承知の上で、ブルドーザーを進めたことになる。これは殺意があったというだ。彼女は生前、両親宛に次のような手紙を送っている。
「もし、ラファの子供たちがブルドーザーで家の壁を突然壊され、眠りから覚まされるような心配などしなくていい場所で暮せるようになったら・・・また自分の家族を一人でも失った人に出会う経験をしたら・・・すべて自分の生きている世界を許せるでしょうか?どんな困難に対してもラファの人たちは立ち向かう力がある、そんなことも分かってきました」
父親クレッグ氏と母親シンディ・コリーさんはそんな娘を誇りにしながら、彼女の死を無駄にせぬよう平和への意志を新たにする。素晴らしい家族愛だと思う。世界中の人々の家族がこうであったなら、決して戦争など起こりようがないものを・・・悲しいかな、今日も地球の何処かで戦争が起こり、犠牲者とその家族の悲痛が連綿としてつづいている。それらを許しているのは何なのか?
【新設まとめ、イスラエルvsパレスチナ】(全画面)
|