---03/03/24 (月) ---
イラン開戦news
<イラク戦争>仏の特殊部隊がカタール着 化学生物兵器に対応
 イラク戦争に関連し、核兵器や化学・生物兵器の攻撃に対応するフランス軍の特殊部隊が22日、カタールの首都ドーハに到着した。仏部隊の派遣は91年の湾岸戦争後に調印された2国間協定に基づくもの。部隊は兵員39人と特殊車両4台などで構成する。カタールの防衛が目的で、同国以外には展開しないものとみられる。(毎日新聞)

 この報道をそのまま鵜呑みにすることは出来ない。キーポイントは「核」だ。派遣されたフランスの特殊部隊の中には核の専門家がいると想われる。ここで思い出されるのが、フランス政府がこれまでイラクに原子炉を提供してきたという事実である。1981年3月15日のイラクのオシラク原子炉で何が起こったか?襲撃現地時間17時34分の時点で、オシラク原発のフランス人技術者は現場から全て引き揚げていた。そこへイスラエル軍のF16戦闘機8機とF15戦闘機6機が急襲、オシラク原発は破壊されたのだ。バビロン作戦と名付けられたこの作戦には、先月1日に謎の空中爆破を起こしたスペースシャトル「コロンビア号」の宇宙飛行士ラモン大佐も参加していた。【参照=03/02/02の日誌】 今回イラクに派遣されたフランスの特殊部隊の任務は、単なるカタール防衛に留まるものではないことは容易に推測できよう。イラク開戦時の20日にはドイツが早々と核・生物・化学兵器対応の連邦軍部隊増派を表明している。

生物兵器対応部隊を増派へ 独、クウェートで米支援
 【ベルリン20日共同】ドイツのシュトルック国防相は20日、「国際テロとの戦い」の名目でクウェートに派遣している核・生物・化学兵器対応の連邦軍部隊を現在の約90人から約250人に拡大する方針を明らかにした。ドイツは対イラク攻撃への不参加は一貫して変えないものの、イラク周辺国などへの支援や戦後復興には協力していく方針。ドイツ軍はクウェートに駐留する米軍がイラクに攻撃後の業務の埋め合わせをするほか、クウェートがイラクから生物・化学兵器による攻撃を受けた場合に対応。米軍兵士が負傷した場合の医療支援も検討している。フィッシャー外相もこれまで、国連の枠組みの下で戦後復興に協力する用意があることを表明。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネなどは「戦後の治安維持部隊の編成でドイツ軍が中心的役割を果たす」と指摘している。(共同通信)

 イラクに毒ガス兵器を送り込んだ関連会社リストにはドイツの化粧品メーカーの名が連なり、かつての湾岸戦争でイラクが発射したエグゾセ・ミサイルはミッテラン元大統領の弟ジャックが総裁の「アエロスパシャル社」製であった。


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