 ターナー氏、ＡＯＬ株約２４億円分を売却 退任発表直後
５月に退任する米メディア・娯楽大手ＡＯＬタイム・ワーナーのテッド・ターナー副会長が、退任発表直後に同社の普通株式約１８０万株を売却していたことが７日、証券取引委員会（ＳＥＣ）が公表した報告書の中で明らかになった。売却総額は約２０００万ドル（約２４億円）に上る。ターナー氏の退任が発表されたのは先月２９日。報告書によると、その２日後の３１日に１３０万株、今月４日に４５万株をそれぞれ売却していた。このほかにも、先月３１日には１７０万株を国連活動支援のために寄付している。（時事）
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テッド・ターナー（Ted Turne）は南部での投資を成功させると、ハリウッド・メジャーのＭＧＭやＵＡのフイルムを買い取り莫大な資産を手にしている。その彼のターナー放送はＣＮＮニュースを全世界に配信しながら、1996年、大手出版「タイム社」に買収された。テッド・ターナーが大女優ジェーン・フォンダと結婚したのが1991年だから、それから五年後に買収されたことになる。ジェーン・フォンダ（Jane
Fonda 1937/12/21-ニューヨーク生まれ）の本名はジェーン・シーモア・フォンダ（Jane
Seymour Fonda）という。父親はご存知アメリカを代表する大俳優ヘンリー・フォンダ（Henry
Jaynes Fonda 1905-1982）で、母親をフランセス・フォード・シーモア（Frances
Ford Seymour）と云った。ターナー放送を買収したところの大衆向け報道写真雑誌「タイム」創業者の名はヘンリー・ルースで、その二番目の妻クレア・ブースの前夫がフランセスを妻としていた。ちと混乱しがちだが、タイム創業者ルースの再婚相手クレアもバツイチで、その前夫がジェーン・フォンダの母親と結婚していたということ、余計分からなくなってくるようだが、丹念に相関線を引いていけば分かるはずだ。
そのジェーン・フォンダの母フランセスは1950年に自殺、一応、夫ヘンリー・フォンダの浮気が原因だとされているが・・・母の自殺の真相を知ったショックはジェーン・フォンダより弟ピーター・フォンダ（Peter
Fonda 1939/2/23-）の方が大変だったようで、10歳半にして自分の腹部にピストルの弾を撃ちこんで九死に一生を受けている。それから10年後、ピーターが21歳になったとき、恋人ブリジット・ヘイワード（Bridget
Hayward）とその母親マーガレット・サラヴァン（Margaret
Sullavan）が相次いで自殺するという事件が起きた。1960年のことであった。実はピーターの恋人ブリジットの母親マーガレットは、彼の父親ヘンリー・フォンダの前妻だった。ピーターのヒット作「イージー・ライダー」の原作者Brooke
Haywardは、そのブリジットの弟でもある。彼ら姉弟の母親マーガレットの本名はMargaret
Brooke、そして彼らの実父はリーランド・ヘイワード（Leland
Hayward 1902-1971）・・・あのヘミングウェイ「老人と海」を映画化した大物プロデューサーだった。現実という物語りは途切れなくつづく。
映画より人生の奇しき因縁を感じさせてくれるようなハリウッドの世界ではある。ＭＧＭについてはオーソン・ウェルズの「市民ケーン」に絡んで、設立者ルイス・Ｂ・メイヤーなどの大物を去年5月27日の日誌で登場させているので参照されたい。
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