朝から突風が吹きまくっている。温度予報をみても最高気温8℃は朝で、最低気温2℃は夕方になっている。これまでとは全く逆である。午前0時の時点では15℃という異常さだ。天気図をみると日本海と太平洋の高気圧が、日本列島上にある低気圧を挟むかたちになっている。予報では西から高気圧が張り出し、本土上の低気圧を東に追い出していくようだ。【参照】ひまわり画像(午前7時現在) まだ仕事に着手ばかりだから良いようなものの、仕上げの段階では休まざるを得ない天気だ。おんぼろ工場ゆえ、天気動向の影響をそのまま受けることになるのだ。雨が降れば雨漏するし、風が吹けば工場に埃が舞うといった具合だ。それでいて埃を嫌う仕事をしているのだから難儀なことである。地球規模でも平均気温が1℃ぐらい上がっているようだ。
世界は2番目、日本5番目の高さ 今年の平均気温平年差
気象庁は16日、02年の世界と日本の年平均地上気温の速報値を発表した。世界の平均気温は00年までの30年間を平均した平年値より0.58度高く、統計のある1880年以降で2番目に高い記録となった。一方、日本は平年より0.57度高く、1898年以降で5番目に高い記録だった。日本は99年から01年まで3年連続して下がっていたが、上昇に転じた。同庁は「二酸化炭素などの増加に伴う地球温暖化などが原因と考えられる」としている。今年の気温は、世界では1〜3月にアジアで高温だったことが影響。日本は11月の気温が低かったが、3月を中心に全国的に春先に高温だったことの影響が大きく、年間で高くなった。これまでの最高は、世界が98年(平年差プラス0.64度)、日本は90年(同1.04度)。高温傾向は90年ごろから目立っており、世界、日本ともに6位までは90年以降に記録されている。世界の平均気温は、同庁が入電した各国の約1200地点、日本の平均気温は、観測が長く続けられ都市化の影響が少ない17地点の観測値を使った。世界は11月まで、日本は12月10日までのデータを使い、平年値との差を算出した。
世界の平均気温0℃の分岐点は1950〜55年あたりになる。0.58℃
およそ1℃の気温変化も人間は敏感に感じ取る。その1℃の温度差でも上がれば発汗を促し、下がれば鳥肌が立ったりする。試したわけではないが、0.1℃くらいの僅かな温度差も人間は体感温度として認識できるのではないか。建築の仕事をしていた時は外の作業が多く、現場では冬の寒さに鼻水を流しながら震えていたものだった。屋根の作業では突風で脚立が吹き飛ばされ、山の頂上にあるテレビアンテナの鉄塔では材料が風で吹き飛ばされる。人間もまた例外ではなく、何度か突風で転落しそうになり、鉄骨にしがみ付く場面もあった。冬の作業で最もつらいのは洗浄で、農家の急斜面の屋根の上で積もった雪を水で溶かしたりもした。噴射式なので水しぶきをまともに被り、溶かした先から足元の水が凍って滑るのだ。そんな作業を繰り返して足腰を痛め、今頃になって古傷が出て動けなくなっているというわけだ。それでも仕事のあるときは夢中になっていたが、今ではその仕事すら途絶えている。現場で鼻水を垂らしながら頑張ってきたのは何だったのだろう?すべては無意味だったのか・・・現場での昼食時にわずかな日溜りをみつけて暖をとり、ビルの窓に透けて見える事務員たちの姿を眺めては羨ましく思ったものだ。彼らは外気の温度差を感じないで済む、というだけで、羨ましかった。しかし、同時に地球の体温に触れないことでも人類はやがて滅亡していくのではないか、といった漠然とした不安も感じていた。地面をコンクリートで覆っては地球の皮膚呼吸を困難にし、地球の皮膚に焼けゴテを当てるようにして道路という線を引いて行く。人間は自然からの恵みでしか生きていけない、食べることはできない。そんな自然に感謝することすら忘れ、喰らってはゴミを自然にばら撒いている。人が人を食うような拝金主義にあっては、もはや人間とすら云えないのではないか。いや、人間だからこそ出来るのかも知れない。善悪を超えて全てが許されているという大いなる人間資質ゆえに、カネを拝み人間そのものを値踏みする、この拝金主義というカルトが受け入れられている。地球の体温を上げているのはそうした人間だ。地球が発熱しても意に介さない、害虫人間どものエゴは、地球そのものの身震いによって跳ね飛ばされてしまう、そんな予感がする。せめて私に出来ること、生きものとしての地球の体温を測り、ときに地面を這う虫たちに心の視点を落としながら、生かされている自分を自覚していきたい。さあ、仕事だ。猫族たちには浴室で寛いでもらおう。午前9時半現在、まだ強風が吹き荒れている。
正午までに全面パテ付けを終えた。昼食はチョコレートとコーヒーで済ませる。猫たちを一時解放してパテが完全乾燥するまで休憩を取る。まだ強風が吹き荒れている。トタン屋根も一部飛んだようだ、一時間の休憩も過ぎようとしている。そろそろ再び工場で作業を続行しなければ・・・明るいうちが勝負だ。
夕方まで研磨終了、サーフェサーを吹き付けて一旦休憩に入る。ここまでやれば明日の仕上げに間に合うだろう。夕食後の夜、少しでも進めるよう凸凹をパテで拾っておく。準備万端というところだ。もっと作業を進めたかったが、やはり蛍光灯の照明だけでは見えにくい。明日の日の出を待って作業を開始することにした。下半身に鈍痛あり、この辺が潮時だ。無理をすると動けなくなる。やっと風が収まった。今夜は気分が良い。
【気になるニュース】
米、04年までの配備決定 ミサイル本土防衛
韓米政府、地位協定の運用見直しに向け本格協議へ
イラクの申告書に80以上の独企業・研究所・個人の記載
中国の新指導者による訪日、来春の全人代以降に 唐外相
イランへのロシア核協力に懸念 米国務長官
北朝鮮に軍事攻撃を通告 クリントン前米大統領明かす
北朝鮮唯一のアマ無線局、突然閉鎖 当局の規制か
南極の氷に2800年、細菌目覚める 火星にも…の期待
日米安保協議委員会(2プラス2)の主なやりとり
日米安全保障協議委員会(2プラス2)共同発表の要旨
開発・配備視野に検討 ミサイル防衛で石破防衛庁長官
国家公務員の退職年齢を3歳以上引き上げへ
高速道・空港・政策金融の特法改革基本方針を閣議決定
義務教育費の国庫負担、2300億円削減で最終調整
企業金融の支援策まとめる 日銀金融政策決定会合
ハナ信金に日本人理事長 公的資金4100億円投入へ
【関連】ハナ信組に公的資金4300億円投入へ 朝銀破綻で政府(今月11日の日誌)
財投、23兆円規模に 来年度計画最終調整
楽天、エア・ドゥ再生基金に1億円出資
来年度政府予算、一般会計は82兆円弱
下請け業者が「暴力団対策」証言 三井造船の所得隠しで
京都の前上昌輝さんの家族が拉致認定を要請
高齢者医療保険、現役と一体・別建ての2案 厚労省試案
【視聴予定】
選別対象局→NHK総合 NHK教育 テレビ朝日 日本テレビ TBSテレビ フジテレビ
■19:30-20:00 NHK総合クローズアップ現代 変わる食の現場・安心に挑む
■21:54-23:00 テレビ朝日ニュースステーション ”金正日ファミリー”亡命、暗殺の真相
■23:50-24:00 NHK総合読む 医療保険の改革
|