【輪廻転生】人は生まれ変わるのですか?
Do we reincarnate?
私たちは生まれ変わります。私たちの意識的な関与、または私たちを発達させる力との合致しだいで、転生は外面的または内面的のどちらかで経験できます。死がこの体系に挿入されたのは集合魂の最初の人間が粉々に壊れた結果としてです。それぞれの部分はいわゆる個人の魂で613の受取る利己的な願望から構成されています。
それらの一つ一つはそれに働く一定の発展の力により影響を受けます。目的は完全な状態に至らしめるためです。そしてそれは授与の願望に変化します。これは全部が是正されるまで何度も起こります。この行程のあいだ、それがどのように映ろうがすべては常に発達し、後退することは決してありません。魂の成長は全部累積するのです。
原因の位置にある内面において、転生は願望である霊体の出現とともにはじまります。しかしそれはまだ是正されていない状態です。最初、それは自己を満たすことにより喜びを感じます。つぎにそれは充足のなかで、自分が何もない場所からただ受け取っているのではなくて、高い次元から喜びが{(故意に-->)意図的に}与えられると感じはじめます。そうしてそれは、受取りの代わりに授与の喜びを感じたくなり、高次元の経験に達したくなります。
しかし、そうするためには受取りをやめ、受取りの経験を止めなければならなくなり、そのために、スクリーンと呼ばれる“授与を可能にさせる意図”を与えられます。これは死ではなく、むしろ内面における本当の新しい人生の始まりです。たとえ新しい状態が最初は暗かったり空っぽに感じられたとしても、それが起きるわけは、“器”=“願望”が依然としてその状態を同一視していて、抜け出そうとしている人生と喜びの古い定義に縛られているからです。そこには、より大きくよいものがあるのに、私たちの認識があまりにも反対のため、そこには何も存在していないと感じるのです。
では、無意識の物質的次元を見てみましょう。ここでもまったく同じメカニズムで、神秘的な内面的資質がそれぞれ独自の才能や性格を有するタンパク質からなる肉体の連なりを着衣しているように認識され、何千年にもわたって次から次へと現われては消え、それぞれの生死のサイクルとともに完全にその前世の状態を忘れます。なぜなら、変化を網羅し高次の現実に到達するためには、新しい現実派その前の頭のなかにはフィットせず、はいることはないのです。そして自分が何者であったか、どう発達したかを{(合わせ-->)加えて}、それぞれの過去の人生が先天的性質として蓄積し、新しい頭がつぎの発達段階に必要なオペレーションシステムとして働くのです。
私のどの部分が生まれ変わるのか? 集合魂との繋がりを実感する過程にある個人魂の“私”という内面的部分の基盤です。肉体は魂の向上とその本来の状態の達成を助けるためだけに存在しています。肉体は魂と比べるとあまりにも取るに足らなく、臓器や手足などが他の動物のものと交換されようが、私たちは生きつづけられます。肉体の分部分がなくてでさえもです。{なぜなら、}肉体は魂のために存在しているからです。
カバリストは、この「授与の意志」のようになる過程に意識的に関与する方法を研究し習得した人たちであり、一日に多くの人生を内心的に経験できます。その結果、もうこの世界に下降する必要がなくなるほどの大きな喜びを魂は感じて、この世界とは完全に異なる、永遠の完全なる状態に存在するようになります。しかし、人間の本当の原因過程を把握したいという内面的資質が目覚めるまで{は}、「受取る意志」の認識に従いながら、私たちは生まれては死に続けなればなりません。だから実際は選択です。私たちはどちらのやり方でもできるのです。
<2009.7.7 テキストファイル化>