少年ら、被害男性選び暴行=ゲートボール場のホームレス3人から
 東京都東村山市美住町のゲートボール場で25日夜、路上生活者の住所不定、無職鈴木邦彦さん(55)が少年数人に集団暴行され死亡した事件で、少年らはゲートボール場で寝ていた路上生活者3人の中から鈴木さんを選んで暴行を加えていたことが26日、警視庁少年事件課と東村山署の調べで分かった。また、鈴木さんの死因は司法解剖の結果、外傷性ショック死と判明。同課などは傷害致死容疑で逃げた少年らの行方を追うとともに、鈴木さんと少年らとのトラブルの有無も調べている。
 調べでは、少年らは25日午後9時20分ごろ、ゲートボール場の隅にある小屋の中で寝ていた鈴木さんを隣の空き地に無理やり連れ出し、1時間半にわたって木の棒で殴るなどして死なせた。現場には棒が残されていたという。 (時事通信)