2001
11/30
11/30 来週にも米艦への給油開始=海自の先遣艦隊

 政府は30日、米軍のアフガニスタン攻撃支援のための自衛隊派遣が国会で承認されたことを受け、11月上旬から情報収集名目でインド洋に先行派遣していた海上自衛隊の艦艇3隻を、来週にも米軍艦艇への洋上給油などの支援活動に当たらせる方針を固めた。 (時事通信)
米軍、タリバン最後の拠点カンダハルの空港を集中的に攻撃


 [チャマン(パキスタン) 30日 ロイター] 米軍機が、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力、タリバン最後の拠点であるカンダハルの空港に集中攻撃を加えた。
 この日の攻撃は、開始から55日目を迎えた米軍のアフガン空爆で、最大規模のものという。
 パシュトゥン人グループのモハマド・アンワル司令官によると、米軍機はタリバンおよび米同時多発テロ首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏率いるテロ組織、アルカイダ関連施設とみられるすべての場所に空爆を行っている。現時点では戦闘は起こっていないという。(ロイター)
<アフガン>多国籍部隊の任務は要人警護に限定 前大統領

 アフガニスタン・北部同盟のラバニ前大統領は30日、多国籍部隊の任務はザヒル・シャー元国王ら帰国予定の要人の警護に限られ、最大で200人程度で十分との見解を示した。また、暫定政権の議会に相当する暫定評議会議長と、暫定政権の内閣にあたる暫定行政機構のメンバーは、選挙は2カ月以内に準備できると話した。(毎日新聞)
<アフガン>ビンラディン氏側近の拘束を確認 米外交官

 対アフガニスタン軍事作戦本部のキース報道官(米外交官)は30日、イスラマバードで会見し、北部同盟がウサマ・ビンランディン氏の側近でアルカイダの最高幹部、アハメド・オマル・アブデルルラーマン氏を拘束したことを確認した、と述べた。アルカイダ最高幹部の拘束は、軍事行動展開以来初めて。(毎日新聞)
<アフガン>カンダハル市攻略戦に北部同盟は参戦せず

 アフガニスタン中部バーミヤンに駐屯する反タリバン連合(北部同盟)軍のハリリ司令官は30日、毎日新聞の衛星電話取材に応じ、タリバンの本拠地カンダハル市攻略戦について「北部同盟は軍を進める計画は持っていない」と述べ、同盟軍が参戦していないことを確認した。(毎日新聞)
<ビンラディン氏>資金力でタリバン操る 元高官が米紙で証言

 【ワシントン布施広】タリバンはウサマ・ビンラディン氏に金で買われた政権だった――。アフガニスタンの反タリバン連合(北部同盟)に投降したタリバン政権元高官は、30日付のワシントン・ポスト紙上で、ビンラディン氏の資金力に操られていたタリバン政権の内情を証言した。

 同紙と会見したのは、今月初めまで同政権の内務次官だったモハメド・ハクサル氏。ビンラディン氏はいつも多額の現金を持ち歩き、「5ドル、10万ドルでも一度に配った」という。このため「ウサマ以上の力を持つ者はいなかった。彼は何でも望む通りにできた」とハクサル氏は語った。

 ビンラディン氏はタリバンの幹部に現金、車などを贈った。同氏の配下にある戦闘員もタリバンに協力、両者は次第に関係を強めていった。

 次第にタリバン政権に嫌気がさしたハクサル氏は、99年から北部同盟や米情報機関に情報を流すようになった。米情報機関の関係者は新聞記者などを装って、ハクサル氏を訪ねた。米中央情報局(CIA)は、工作員がマスコミを装うことはないとして、否定的な見解を示している。(毎日新聞)
<アフガン>北部同盟ナンバー2が暫定政権協議を離脱し帰国

 【ボン岸本卓也】アフガニスタン暫定政権協議に参加している北部同盟のカヌニ内相は30日、北部同盟代表団のナンバー2を務めていたナンガルハル州知事のハジ・アブドル・カディルル氏が協議を離脱して帰国したことを明らかにした。自らが属するパシュトゥン人の意向が同協議で十分に反映されていないと不満を漏らしていたようだという。(毎日新聞)
<アフガン>国連の人道支援が足踏み 武装強盗の横行で

 アフガニスタンでようやく再開にこぎつけた国連の人道支援活動が、武装強盗の横行で足踏み状態に陥っている。アナン事務総長も作業難航を認めた。現地の国連スタッフや非政府組織(NGO)関係者からは「人道支援物資を守るための緊急治安対策が必要だ」といった訴えが相次いでいる。(毎日新聞)
<アフガン>タリバンと部族勢力が激しい戦闘 数百人の死者

 【クエッタ(パキスタン中西部)井田純】アフガニスタンの原理主義勢力タリバンは30日、本拠地カンダハル市からパキスタン国境に通じる各地で、部族勢力側と激しい戦闘に入った模様だ。

 現地からの情報によると、国境近くのスピンブルダックをはじめ、タクタプルなど街道沿いの都市で衝突。クエッタの部族勢力筋によると、カンダハル市から約20キロのメダンでは、双方合わせて数百人の死者が出ているという。

 部族勢力は米海兵隊のカンダハル州展開と並行し、今週初めから同州各地のタリバン拠点を制圧。これに伴って、タリバンにカンダハル市の明け渡しを求めていたが、29日にタリバン側がこれを拒否、全面対決の方針を示していた。(毎日新聞)
<ビンラディン氏>アフガン東部に潜伏か チェイニー米副大統領

 【ワシントン布施広】チェイニー米副大統領は29日、米ABCテレビに出演し、同時多発テロの首謀者ウサマ・ビンラディン氏は、アフガニスタン東部のトラボラ周辺に潜伏している可能性が高いと述べた。その理由として副大統領は、ビンラディン氏がアフガン紛争に関係していたころから同地域との関係が深いことを挙げ、「おそらく多くの戦闘員が彼と一緒にいる」と語った。

 また同氏が仮にアフガンを出国しても、他国で潜伏生活を続けるのは難しいと指摘、「ビンラディンに隠れ家を提供しようとする者は、タリバンがどうなったかを考えるべきだ」と述べ、同氏をかくまう国は、米軍の武力行使で崩壊したタリバン政権と同じ運命をたどることを示唆した。

 世界貿易センタービル爆破未遂事件に関与したアブドゥルラーマン師の息子で、「アルカイダ」のアハメド・アブドゥルラーマン幹部が反タリバン勢力に拘束されたとの報道については「最終確認していないが、信用できる」と語った。

 一方、アフガン攻撃終了後にイラクを攻撃する可能性についてはイラクが大量破壊兵器の国連査察再開に応じ、査察官のイラク入国を許すことを要求。これを拒否した場合は何らかの懲罰措置を取る姿勢を示した。(毎日新聞)
<アフガン復興>資金は3年で6兆円 世銀の西水美恵子副総裁

 【イスラマバード福原直樹】世界銀行の西水美恵子副総裁は29日、イスラマバードで毎日新聞の取材に応じ、アフガニスタン復興資金について「3年間で最大500億ドル(約6兆円)規模が目安だ」と言明した。西水副総裁は世銀として初めて具体的な復興資金額を示すと共に、アフガン国内の地雷撤去で最低5億ドルが必要との認識を示した。世銀は日本で来年1月に開かれるアフガン復興国際会議でさらに具体的な必要額を提示し、各国の協力を求める方針だ。 

 副総裁は復興資金について「3〜5年先を見通して査定すべきだ」と述べた。3年間で約10億ドルが必要になる東ティモールの復興モデルを例に「難民が全員帰還した場合、アフガンの人口は東ティモールの約50倍になる」として、復興資金も最大で東ティモールの50倍、約500億ドル規模になると指摘した。

 また88年から始まったアフガンの地雷撤去作業について、副総裁は「現在、資金が不足している」と強調した。今後、農地▽かんがい施設▽産業道路▽学校など各種施設への道路――など「重要な経済活動」を保証するための地雷撤去費として、5億ドル(約600億円)が必要と語った。

 副総裁は今後のアフガン復興の重要点として「女性の解放が必要」と発言。アフガン女性の識字率が低い現状を指摘し、女性の教育水準を上げることで「子供の教育水準も上がり、国づくりも変わってくる」と語り、アフガンの女性の教育振興や社会進出を積極支援する意向を示した。

 今後の日本の役割については、「戦後の経験を踏まえた復興のノウハウを提供すべきだ」と話している。(毎日新聞)
アルカーイダ最高幹部6人が空爆で死亡、米報道

 【ワシントン支局29日】米NBCテレビは29日、米政府当局者の話として、同時テロ首謀者とされるウサマ・ビンラーディンの組織「アル・カーイダ」の最高幹部35人のうち6人が米軍の空爆で死亡したと報じた。同テレビによると、現在、ビンラーディンに付き従っているのは側近とボディーガードのみだという。

 この当局者はまた、タリバン最高指導者のオマル師が、味方に殺害されることを恐れ、自らの投降に関し、反タリバン勢力との交渉を試みていると語った。

 一方、AP通信が米国防総省当局者の話として伝えたところによると、同省が重要人物として挙げる36人以上のタリバン幹部のうち、12人前後が死亡、負傷、または投降したという。(読売新聞)
オマル師、投降画策か=身内による暗殺恐れる−NBC

 【ワシントン29日時事】米NBCテレビは29日、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの最高指導者オマル師が、タリバン部隊によって暗殺されるのを恐れ、反タリバン勢力への自身の投降について交渉しようとしていると報じた。
 米当局者の話として伝えたもので、オマル師はタリバン軍を全く統制できない状態に陥り、各司令官たちとの連絡も取れなくなっているとの情報がある。 (時事通信)
北部同盟がアルカイダ幹部を拘束=米政府当局者


 [ワシントン 29日 ロイター] 米政府高官は、ウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」の幹部が拘束されたとするロサンゼルス・タイムズ紙の報道を確認した。
 同紙は、アフガニスタンの北部同盟がアルカイダの幹部、アハメド・オマル・アブデルラーマン氏(35)を拘束した、としていた。
 同氏は、1993年の世界貿易センタービル爆破テロに関与したオマル・アブデルラーマン服役囚の息子で、アルカイダのゲリラ訓練施設でカリスマ的指導力を発揮していた人物とされる。
 同当局者はロイター通信に対し、「われわれは拘束の情報が事実であると確信している」と述べた上で、米政府上層部が対応を検討していることを明らかにした。(ロイター)
タリバン最高指導者はビンラディン氏を引き渡さない=側近


 [ドゥバイ 30日 ロイター] 米同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏の側近は、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの最高指導者オマル師について、ビンラディン氏の身柄を引き渡すよりも信仰を破る方を選ぶだろう、との考えを示した。
 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが放映した録画インタビューで、同側近が述べたもの。録画された日時は不明。
 同側近はまた、インタビューの中で、オマル師はビンラディン氏の組織アルカイダや他のイスラム教組織の”真の”指導者であると述べている。
 同テレビ局によると、インタビューは、タリバンが首都カブールを撤退する前にアフガン国内で録画された。同側近と同テレビ局の記者が洞窟のような場所で白いプラスチック製の椅子に座る姿が映されている。
 同側近は、オマル師を勇気あるヒーロだとした上で、「ウサマ・ビンラディン氏の身柄を引き渡すより、イスラム教の教えの1つを放棄する方が簡単だとオマル師は言っている。なぜなら、アルカイダや他のイスラム教組織から真の指導者に選ばれた賞賛に値する立場にあるからだ」と述べた。(ロイター)
<アフガン>カンダハル明け渡し交渉拒否 タリバン

 アフガンのタリバンは29日、カンダハルなどの明け渡しを求めるパシュトゥン部族勢力に交渉拒否を通告した。部族勢力は先週末、カンダハル・スピンブルダック間のタリンコットで、投降を拒否したタリバン兵約170人を殺害したとされ、タリバン側が態度を硬化させたとみられる。(毎日新聞)
<アフガン>タリバンの戦闘能力破壊 米統合参謀本部

 米統合参謀本部のスタッフルビーム作戦副部長は29日、アフガンのタリバンの戦闘能力について「一言で言えば破壊された」と述べ、最高指導者のオマル師が急速に指揮能力を失う可能性を示唆した。一方、オマル師はタリバン兵士に対し、「徹底抗戦」を指示している。(毎日新聞)
プロジェクトチームを設置=アフガニスタンの教育支援で−遠山文科相

 遠山敦子文部科学相は30日、閣議後の記者会見で、「アフガニスタン復興のための教育支援プロジェクトチーム」を省内に設置する発表した。開発途上国への政府開発援助を検討している同省の国際教育協力懇談会の意見を踏まえつつ、学校建設やタリバン支配下で禁じられてきた女子教育の普及支援など具体策を探る。来年1月に日本の主催で開く復興支援会議で政府が表明する支援策の柱の1つに位置付けたい考えだ。 (時事通信)
アフガン政治協議、暫定評議会設置で基本合意


 [ボン(ドイツ) 29日 ロイター] ドイツ・ボンで開催中のアフガニスタン各派の政治協議は、3日目の協議を行い、北部同盟がザヒル・シャー元国王派など他の3派と暫定評議会の設置で原則合意したほか、多国籍軍受け入れで柔軟な姿勢を示した。
 北部同盟代表のカヌニ内相はこの日の協議について記者団に対し、「他派の代表団と、暫定的な最高評議会の設置で合意した。また、暫定行政機構についても合意した」と述べた。
 北部同盟と元国王派の合意によると、暫定評議会は議会、暫定行政機構は内閣に相当する。
 さらに、カヌニ内相は、受け入れ拒否の姿勢を示していた多国籍軍についても、他の3派が受け入れを主張する場合は、多国籍軍展開についても反対しない、と柔軟な姿勢を示した。
 他派は国内の混乱や、1992―96年にカブールをめぐって起きたような内戦の再発を阻止するため、多国籍軍の受け入れを希望している。 
 (ロイター)
アフガン地雷処理に慎重=防衛庁長官

 中谷元・防衛庁長官は30日午前の閣議後の記者会見で、アフガニスタンで戦闘終結後に想定される国連平和維持活動(PKO)での地雷処理への自衛隊参加について、「いろいろな種類の地雷が埋設されており、すぐに自衛隊にやらせるだけの訓練は積んでいない。十分に訓練と調査をした上で、いかなる協力ができるかを検討したい」と述べ、慎重に対応していく考えを示した。 (時事通信)
アフガン復興、日本全体で取り組みを=民間企業の支援要請−吉村・世銀顧問

 【ワシントン29日時事】ウォルフェンソン世界銀行総裁の常勤上級顧問、吉村幸雄氏は29日、ワシントン市内で講演し、アフガニスタン復興に対する日本の支援について「つまらない縄張り争いをしている時ではない。日本全体で取り組む必要がある」と訴えた。その上で、「外務省が中心なのは当然で、まずは国際協力事業団(JICA)が出ることになる。民間企業にも積極的にアプローチしてもらいたい」と述べた。 (時事通信)
イラクへの軍事行動拡大は、反テロの結束弱める=フランス


 [ロンドン 29日 ロイター] フランスのモスコビシ欧州問題担当相は、米国が軍事行動をアフガニスタンからイラクに拡大した場合、国際的な反テロ連合が弱体化する、との見方を示した。
 英国との年次首脳会談のためにロンドン訪問中に、発言したもの。
 同相は、英国放送協会(BBC)ラジオに対し、アフガニスタンに駐留の理由を認識しているとし、その理由を「テロ行為と戦い、ウサマ・ビンラディン氏が犯した罪を罰するべく、同氏を発見するためだ」と説明した。
 そのうえで、「きわめて明確な根拠をもとに(軍事作戦を)開始したため」、イラクへの拡大を受け入れるのは困難だ、と述べた。
 また、「米国にとっても良い措置ではない。なぜなら、これは、恐らく連合を弱体化させるからだ」と述べた。

(ロイター)
テロに対する戦い、アフガン以外への拡大は非軍事的行動で=イタリア外相


 [ローマ 29日 ロイター] イタリアのルジェロ外相は、米国はアフガニスタンを超えて「テロリズムに対する戦争」を拡大する国際的な承認を得ていると述べたが、アフガニスタン以外の国においては非軍事的な行動に従事するようイタリア政府は要請する、との意向を明らかにした。
 同外相は議会委員会に対し、「国連安全保障委員会と国連総会は、テロ集団をかくまう諸国に対する軍事行動の拡大を全会一致で認めている」と述べた。
 そのうえで同外相は、米国が他の諸国に対する進攻を決定する場合には、「軍事以外の手段が使用される」ことを期待している、と述べた。 (ロイター)
<アフガン会議>暫定政権設置へ4派配分が課題に

 【ボン岸本卓也】アフガニスタンの暫定政権づくりを協議する同国各派代表者会議が暫定政権の議会に相当する「暫定評議会」の設置に基本合意したことを受け、暫定政権はようやく本格交渉へのスタートを切ったといえる。既に各派は暫定政権の内閣に当たる「暫定行政機構」の設置でもおおむね同意しているが、いずれも4つの各派の配分が未定で、交渉は各派の権力配分という最終局面に入ることになる。

 国連は今回のボン会議での交渉で(1)議題設定(2)暫定評議会などの設置(3)人数配分や人選の順序で慎重に暫定政権づくりを進めてきた。暫定評議会や暫定行政機構を設置するという国連側の全体の構想に各派は合意できても、各機関の権限や位置付けで各派の思惑の違いがあり、国連はとりあえず暫定評議会の設置に確約を取った形だ。

 こうしたまわりくどい交渉過程の背景には、首都カブールを制圧した反タリバン同盟(北部同盟)の内部に「ボン会議は国際社会の圧力が強く、自分たちの主張が通らない」という警戒感がある。国連は「ボンで総論に賛成してもカブールでの各論で反対する」という懸念を抱いており、一つ一つの議事項目の合意を確認する手法をとっている。

 国連スポークスマンは「ボン会議で終わるべき話はカブールに持ち込ませない」と強調した。だが、反タリバン連合(北部同盟)のカヌニ内相は「合意できないものはカブールで行う」と交渉を急ぐ国連をけん制している。カブールを制圧し、暫定政権の権力配分で有利な北部同盟から、どこまで妥協を引き出すかが今後の焦点となる。(毎日新聞)
北部同盟はアフガン南部のカンダハル入りしていない=カーン将軍側近


 [テヘラン 29日 ロイター] 北部同盟のカーン将軍の側近は、同将軍が指揮する軍隊が、カンダハル入りしたとの報道を否定した。
 イランを拠点に活動する側近のナサル・アフムド氏は、ロイター通信に対し、「われわれの軍隊はまだカンダハル入りしておらず、イスマイル・カーンはヘラートにいる」と述べた。
これに先立ち、米CNNテレビが、カーン将軍の部隊がカンダハル入りしたと報じていた。
(ロイター)
<対テロ>イラクなどへの軍事行動は不要 仏国防相

 フランスのリシャール国防相は28日、訪問先のブルガリアで記者団に対し、米軍がイラクなどアフガニスタン以外への軍事行動の可能性を示唆していることについて「不要」との見解を示した。同国防相は「指導者がテロ行為に積極的に加担しているような国は(アフガンの)他にはない」と述べた。(毎日新聞)
[11月30日2時6分更新]

<対テロ>イラク、スーダンなどへ攻撃拡大ありうる 英首相

 ブレア英首相は28日、反テロを目的とした軍事攻撃の対象をイラク、スーダンなどアフガニスタン以外の国に拡大することもありうるとの見解を表明した。首相は、反テロ作戦の第一段階はアフガニスタン攻撃に集中すべきだが、第二段階として他の国に対して軍事行動をとる可能性は排除していないと述べた。(共同)(毎日新聞)
<アフガン>日本の支援額2位に 総額40億円

 アフガン問題担当のブラヒミ国連特別代表のファウジ報道官は28日、日本が新たなアフガン復興支援として国連の世界食糧計画に2330万ドルを拠出したと発表した。報道官によると、日本の対アフガン支援は総額で3300万ドル(約40億6000万円)となり、米国に次ぐ第2位のアフガン支援国になった。(共同)(毎日新聞)
<ビンラディン氏>パキスタン支援者の保護申し出断る

 ウサマ・ビンラディン氏を支援するパキスタンのイスラム武装勢力筋は29日、毎日新聞に対し、同氏に約3週間前、パキスタンのチューリスタン砂漠にあるアラブ人居住区で保護すると申し出たが、同氏がこれを断っていたことを明らかにした。支援組織は「変装すれば見破られない」とアフガンからの゛脱出゛を勧めたという。(毎日新聞)