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2001 11/25 |
11/25 | <英女性記者負傷>投降のタリバン兵自爆で 手投げ弾破片当たる アブダビ発のロシア通信は25日、マザリシャリフで北部同盟側に投降したタリバン側の兵士が24日夜、手投げ弾を爆発させて自爆した際、英ITNテレビの女性記者1人が北部同盟司令官とともに負傷したと報じた。手投げ弾の破片が当たり、同記者は現在治療を受けている。この自爆で計3人が死亡した。(共同)(毎日新聞) |
<海自艦艇派遣>「戦後初の戦時下海外派兵」と詳報 中国新華社 【北京・浦松丈二】中国国営・新華社通信は25日、アフガン情勢を受け、海上自衛隊の艦艇3隻が日本からインド洋に向け出航したことについて「戦後初となる戦時状況下の海外派兵」と位置付け、詳報した。 東京発の同電は、日本の国内世論について「一部で強烈な反対があり、横須賀港では抗議活動が行われた」と伝える一方で、「右翼団体の熱烈な称賛を受けた」と賛否が分かれていることを指摘した。 中国は国際的な反テロ協力には支持を表明しているが、日本の自衛隊派遣は「歴史的な原因から非常に敏感な問題であり、慎重な対応を希望する」(外務省報道官)と表明している。(毎日新聞) |
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北部同盟、州都クンドゥズをほぼ掌握 【カブール25日=花田吉雄】イスラム原理主義勢力タリバンと反タリバン勢力「北部同盟」との戦闘が続くアフガニスタンで25日、北部同盟部隊がタリバン兵の立てこもる北部クンドゥズ州の州都クンドゥズ市内に進駐を開始した。拠点都市クンドゥズをほぼ掌握する勢いを見せており、同州を巡る攻防戦は大詰めを迎えた。同州が陥落すれば、タリバンの支配地域は、南部の本拠地カンダハル州周辺を残すだけとなる。 北部同盟のウズベク人指導者、ドスタム将軍派の幹部で、駐イラン代表のバフロディン・シャレイク氏は25日、本紙に対し、「ドスタム派部隊5000人がクンドゥズを包囲、攻略中で、夕刻までに制圧するだろう」と語った。シャレイク氏によると、すでにタリバン兵1500人が投降し、ほかの兵士にも、投降の動きがあるという。 アフガン・イスラム通信によると、ドスタム派部隊は同市西側から市内に進駐、同日昼までに同市の70%を掌握した。タリバン側は軍事施設の引き渡しを始め、ドスタム将軍が近く市内に入るという。同市東側からは、北部同盟のタジク人指導者、ラバニ氏配下の部隊が攻勢をかけている。また、AFP通信は、北部同盟の部隊が同日、クンドゥズ近郊のハナバードを制圧したと伝えた。 クンドゥズ市周辺には、北部各都市から撤退したタリバン兵1万人以上が立てこもっていたが、米軍機の支援を受ける北部同盟側に包囲され、24日には外国人兵を含むタリバン兵千数百人が投降していた。 一方、ロイター通信によると、北部の主要都市マザリシャリフでは25日、タリバンの外国人投降兵が銃30丁を奪って反乱を起こし、北部同盟側と激しい銃撃戦になった。また、AP通信は、米同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンの目撃情報があった東部の都市ジャララバード郊外で24日、米軍機が空爆を行った、と伝えた。(読売新聞) |
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<タリバン>クンドース立てこもりはアルカイダ幹部の逃げ道確保 パキスタンの英字紙フロンティア・ポストは25日、タリバンに近い筋の話として、タリバンの外国人兵らがアフガン北部クンドースに立てこもったのは、アルカイダの最高幹部数人の逃げ道を確保するためだったと報じた。ビンラディン氏らがクンドースに一時潜み、中央アジアへの脱出を図った可能性もあるという。(共同)(毎日新聞) |
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<テロ組織撲滅>英米、ソマリアなど3カ国を新たな標的に 英紙 25日付の英紙サンデー・タイムズが伝えたところによると、英米両国は、アフガニスタンの作戦終了後にソマリア、スーダン、イエメンの3カ国を新たな標的とするため、既に情報収集などに着手した。英米両国の高官筋によると、両政府は3カ国がいずれもビンラディン氏にかかわりがあると断定されたとしている。(共同)(毎日新聞) |
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<アフガン>タリバンの士気低下 カンダハル進攻の時期焦点に アフガニスタンの反タリバン連合(北部同盟)が北東部の要衝・クンドースをほぼ制圧したことで、タリバンの士気は低下、さらに窮地に追い込まれた。タリバンは南部の本拠地カンダハルとその周辺部に依然、兵力を温存しているものの、アフガン戦況の焦点は北部同盟がいつ、カンダハル進攻を図るかに移ったといえる。(毎日新聞) |
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<アフガン>タリバンは主力を温存 カンダハル巡る攻防、焦点に 【イスラマバード澤田克己】アフガニスタンの反タリバン連合(北部同盟)が北部クンドースをほぼ制圧したことで、タリバンは大きな打撃を被った。だが、タリバンは依然として主力を温存しており、ゲリラ戦を戦う能力は落ちていないとの見方が強い。北部の要衝マザリシャリフ制圧以降の北部同盟の攻勢はこれで一段落し、アフガン戦況の焦点は当面、タリバンの本拠地カンダハルを巡るタリバンと地元部族との攻防に移る。 クンドースにタリバンが最後まで大兵力を保持した真の理由は不明だ。マザリシャリフなどから撤退した部隊が、山岳地帯に入る前に退路を断たれたという可能性が高そうだ。 タリバンの全兵力は5〜6万人といわれており、クンドースで失った数千人は小さなものではない。だが、カブールで情勢分析に当たる軍事専門家、平可夫氏は「タリバン主力は既に山岳地帯に入っている可能性が高い。武器なども十分に持っていると思われ、クンドース州を失ったことでタリバンの戦力が落ちると考えるのは早計だ」と指摘する。 また、北部同盟はアフガン北・中部をほぼ手中にしたことで、既に補給線が延びきっており、南部カンダハルへ一気に進攻する現状にはない。 一方、ウズベク人であるドスタム将軍の部隊が、タジキスタン国境のクンドース州を制圧したことは、北部同盟内に新たな対立の火種を生む可能性が高い。 タジク人主体のラバニ前大統領派の部隊は、東側からクンドースに急いでいる。毎日新聞の衛星電話取材に応えたドスタム派司令官は「両派は友好的な関係にあり、クンドースを一緒に管理できる」と語るが、90年代に内戦を戦った両派の結束には懐疑的な見方が根強い。最悪の場合は、クンドースの支配権をめぐる衝突に発展しかねない。 マザリシャリフでは、北部同盟によるタリバン兵の大量処刑が国連に確認されている。大量処刑を繰り返せば、国際社会からの反発はもちろん、タリバン主力の多数派パシュトゥン人と北部同盟を主導するタジク人、ウズベク人など少数民族の感情的対立は、修復不可能なものになりかねない。クンドース制圧の事後処理は、北部同盟の今後に大きな影響を与えそうだ。(毎日新聞) |
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<アフガン>タリバン義勇兵の逃亡を許さず 米政府、投降を分析 米政府は24日、アフガニスタン北部のクンドースでタリバン兵が大規模な投降を開始したとの情報を注意深く分析している。外国人義勇兵の扱いが米国の最大の関心事。アルカイダのテロ分子や、アラブ人、パキスタン人などの義勇兵がアフガンを離れて「国外にテロの脅威を拡散することは、容認しない」との立場だ。(共同)(毎日新聞) |
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<アフガン>捕虜の外国人義勇兵、国連に引き渡しも 前大統領 アフガニスタンのラバニ前大統領は25日、イスラム原理主義勢力タリバン側で参戦し、捕虜になった外国人義勇兵について「国連に引き渡す可能性もある」と語った。前大統領は反タリバン連合(北部同盟)がアラブ諸国など出身の義勇兵を処刑するのではとの一部の指摘に対し「根拠がない」と否定した。(毎日新聞) |
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<アフガン情勢>米、海兵隊を数日中に投入 英日曜紙報道 英日曜紙オブザーバーは25日、米国防総省当局者の話として、米海兵隊が数日中にもアフガンに投入される見通しだと報じた。特殊部隊と合わせて2000人規模になる見通しで、ベトナム戦争以来の規模。同紙によると、ウサマ・ビンラディン氏を見つけ次第射殺してもよいと命令されているという。(毎日新聞) |
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投降した外国人義勇兵、北部同盟兵と銃撃戦 [マザリシャリフ(アフガニスタン) 25日 ロイター] アフガニスタンの反タリバン勢力、北部同盟に拘束されていた外国人義勇兵らが北部同盟兵から武器を奪い、激しい銃撃戦を始めた。 北部同盟に近い筋が明らかにした。 クンドゥズに立てこもった後に北部同盟軍に投降して収監されていた外国人義勇兵が、見張りの兵士から銃30丁を奪って暴動を起こそうとしているという。(ロイター) |
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<アフガン元国王>女性の権利拡大誓うメッセージ発表 ローマで ローマで亡命生活を送るアフガニスタンのザヒル・シャー元国王は24日、ローマで開かれた政治会合で、アフガン国内の女性の権利拡大を誓うメッセージを発表した。ANSA通信によると、元国王は「アフガン復興に女性の参加は不可欠」として、女性の政治参加と権利拡大を推進する姿勢を強調した。(毎日新聞) [11月25日19時31分更新] |
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ドスタム将軍部隊、クンドゥズを制圧=AIP [イスラマバード 25日 ロイター] アフガン・イスラム通信(AIP)は、クンドゥズに立てこもっていたタリバン兵が同市を反タリバン勢力、北部同盟のドスタム将軍らに明け渡した、と報じた。 これにより、同将軍指揮下の部隊が同市の7割を制圧したという。 AIPは同市内の情報筋の話として、24日夜に2000人、25日に500人の北部同盟兵が同市内に入り、タリバン側が軍事拠点などを明け渡した、としている。 北部同盟内にはウズベク人のドスタム将軍派とタジク人派があり、クンドゥズ制圧などをめぐり、混乱もあった。(ロイター) |
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ビンラーディンは馬で逃亡中?…英紙報道 【ロンドン支局25日】25日付の英紙インデペンデント日曜版は、米同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンが、アフガニスタン東部ジャララバード近郊の山岳地帯を馬に乗って逃亡している、と報じた。地元治安部隊のハズラト・アリ司令官が24日に明らかにしたもので、すでに数千人の警護部隊とは離れ、数人の部下を引き連れているだけだという。 アリ司令官によると、ビンラーディンはジャララバード南西60キロのトラボラの山岳地帯にあるテロ組織アル・カーイダの隠れ家で、今月22日ごろ目撃された。しかし、アリ司令官は、「夜は馬に乗り、昼は洞くつに隠れる。毎晩違う場所に行っている」と述べており、ビンラーディンが山岳地帯の複雑な地形を利用して逃げ回っているという見方を示した。(読売新聞) |
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米大統領、テロとの戦いで国民に警鐘 [ワシントン 24日 ロイター] ブッシュ米大統領は、感謝祭休暇中の米国民に対し、アフガニスタンなどにおけるテロリズムとの戦いは終えんには程遠いと警告、この先予想される困難に備えるよう呼び掛けた。 タリバンおよびウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」対策でここ数日、予想以上の成果が得られていることを受け、国民の間に勝利を確信する楽観的な見方が広まることを懸念しての発言。 ブッシュ大統領は定例のラジオ演説で、「われわれはこの先、苦難に直面するだろう」と述べ、テロとの戦いがすぐに、また簡単に終わることはない、と警告した。(ロイター) |
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タリバン兵が投降しなければクンドゥズを攻撃=北部同盟 [タロカン(アフガニスタン) 24日 ロイター] アフガニスタンの反タリバン勢力、北部同盟のダウド司令官は、クンドゥズに立てこもっているタリバン兵らが25日午後までに投降しなければ、同地を攻撃すると述べた。 同司令官は、タリバン兵がハナバードの前線から撤退しなかった場合どうするのか、との記者団の質問に、「戦争だ」と答えた。 10日間に及ぶ北部同盟軍の包囲と米軍の空爆を受けて、クンドゥズに立てこもっていた推定1万5000人のタリバン兵のうち、既に約2000人が投降した。 ダウド司令官は、クンドゥズ東部に待機している北部同盟の部隊が、25日夜か26日未明にも同地に入る見通しだとした上で、タリバンの外国人兵士以外からは大きな抵抗はないだろう、と述べた。(ロイター) |
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対米支援の自衛隊艦艇が出航 [横須賀 25日 ロイター] テロ対策特別措置法に基づき、米軍などによるアフガニスタン空爆の後方支援を行うため、海上自衛隊呉基地(広島県)の補給艦「とわだ」と横須賀基地(神奈川県)の掃海母艦「うらが」が、両基地からインド洋に向け出航した。 午後には佐世保基地(長崎県)から護衛艦「さわぎり」も出航する予定となっている。 横須賀基地では、隊員らの家族が見送りに駆けつけ、日の丸などを振って出航を見守った。 一方、基地周辺では、自衛隊派遣に反対する団体が抗議活動を展開した。(ロイター) |
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対米支援に艦艇出港=「戦時」の海へ本格進出−海自基地 テロ対策特別措置法に基づく対米支援で自衛隊に派遣命令が出たことを受け、海上自衛隊の補給艦「とわだ」(8100トン)など2隻が25日朝、インド洋に向け広島県の呉、神奈川県の横須賀両基地から相次ぎ出港した。午後には、長崎県の佐世保基地から護衛艦1隻も出港、12月中旬ごろまでに洋上での米艦艇への燃料補給など本格的な支援活動に入る。派遣隊員は、先遣艦隊も合わせ約1200人。実施要項によると、活動期間は来年3月末までの約4カ月間を想定している。 タリバン政権崩壊後もインド洋などを足場にアフガニスタンに対する米軍などの攻撃は続いており、「戦時」の海で自衛隊が他国の軍事行動を直接支援するのは、創設以来初めてとなる。 (時事通信) |
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英軍のアフガン派遣中断、米側の反対が背景に 【ワシントン24日=林路郎】4000人規模の英軍部隊のアフガニスタン派遣が事実上中断している問題で、米政府筋は24日までに本紙に対し、米軍中央軍司令部が、現時点での米軍以外の外国軍部隊の本格派遣に反対の立場をとっているためであることを明らかにした。これまでは、首都カブールを制圧した「北部同盟」の反対が主な理由と伝えられていた。 同筋によると、米軍は同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンとタリバンの最高指導者ムハンマド・オマル師の捕そく作戦を本格的に遂行するにあたり、〈1〉外国部隊が派遣された場合、外国兵の安全に配慮するなどの必要が生じる〈2〉米軍作戦に対して外国が干渉する――などの事態を懸念している。 このため、捕そく作戦あるいはビンラーディン率いる国際テロ組織「アル・カーイダ」の徹底壊滅が完了するまでは、大規模な外国部隊のアフガン入りを認めるべきでないとの立場を明確にしているという。 米国務省は多国籍軍の派遣に前向き。だが、ビンラーディンの捕そく作戦などがヤマ場を迎えつつあると見られる中、米政府としても、軍の意見を尊重せざるをえない状況のようで、こうした立場を英政府に伝えた。ただ、米軍の作戦が長期化すれば、多国籍軍派遣計画全体が遅れることも予想される。 英国は今月14日、フーン国防相が英軍を支援任務に就かせる用意を表明。将来、平和維持にあたる多国籍軍の先遣隊としての役割を果たすと見られていた。(読売新聞) |
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<アフガン攻撃>タリバンがクンドースから撤退開始 【カブール大木俊治】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは24日、北部で唯一勢力を保っているクンドースから撤退を始めた。投降したタリバン正規軍の規模は約700人という。これに先立ちタリバンの外国人義勇軍約600人も投降を開始した。反タリバン連合(北部同盟)は降伏期限を25日に延長し、交渉を続けているが、25日には投降が完了するという情報もある。 アフガン北部マザリシャリフの北部同盟幹部が衛星電話で毎日新聞に語ったところでは、24日午前からアラブ、チェチェン、パキスタン人の義勇兵が武器を持って投降を開始した。その後、タリバン正規兵も戦車や対空砲、軍用車両と共にも投降を始めたという。投降兵は、今後マザリシャリフの北部同盟軍に引き渡される予定という。 北部同盟側は戦車などでクンドースを包囲している。同幹部は「今後も投降は続くだろう」と述べ、25日にもタリバンがクンドースの明け渡しを始める可能性を示唆した。だが、クンドースに立てこもるテロ組織アルカイダのメンバーが徹底抗戦の構えをみせており、明け渡しの時期は流動的だ。(毎日新聞) |
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タリバン兵1700人が投降 【カブール24日=佐藤浅伸】「北部同盟」の報道官は24日、AFP通信に対し、アフガニスタン北部クンドゥズ州で立てこもっているタリバン兵士約1万人のうち約1700人が同日午前11時(日本時間同日午後3時半)から、北部同盟に投降を開始したことを明らかにした。 報道官は、投降した約1700人のうちアフガン人は約700人と述べた。報道官は、アラブ人やパキスタン人、チェチェン人などの外国人兵士については言及していないが、残り1000人の中に含まれている可能性もある。また、北部同盟のドスタム将軍は同日、ロイター通信に、「(投降兵には)外国人兵士もいる」と語った。さらに、AP通信は、北部同盟の司令官の話として、約600人の外国人兵士が投降したと伝えた。同通信によると、北部同盟司令官は25日までに全員が投降する、との見通しを示した。 約3000人の外国人兵士はこれまで、投降後の身の安全が保証されないとして徹底抗戦を主張してきた。 一方、南部のタリバン本拠地カンダハル戦線は依然、一進一退の展開が続いている模様だ。ロイター通信などによると、カンダハル州では、ザヒル・シャー元国王派のグルアガ元同州知事(パシュトゥン人)らの率いる部隊が23日、カンダハルの南東約45キロのパキスタンからの補給路にある都市タフタプルを掌握した。(読売新聞) |
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ビンラーディンに目撃情報…「北部同盟」司令官 【イスラマバード24日=末続哲也】アフガニスタン東部ジャララバードの反タリバン勢力「北部同盟」のアリ司令官は24日、米同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディンが「(同市の近くにおり)夜間に馬で移動し、日中は洞くつ内にとどまっている」と述べた。 AP通信によると、同司令官は信頼できる情報筋の話として、ビンラーディンが3日前に、ジャララバードから南西60キロの地点にあるテロ組織「アル・カーイダ」とタリバンの基地で目撃されたと語った。(読売新聞) |
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アフガンでポリオ患者増加? 空爆がワクチン阻む 世界保健機関(WHO)によると、アフガニスタン東部で、2人のポリオ患者が発生したことが分かった。うち一例は、アフガンでは根絶されたと思われていた種類だった。05年までのポリオ根絶を目指して活動してきたWHOは、「改善し始めていた状況が逆戻りした」と警戒を強めている。 WHOと国連児童基金(ユニセフ)は、米英軍の軍事行動が始まってからも、タリバーン勢力と交渉しながら、アフガン内の子どもたちに対するポリオの生ワクチン投与を続けてきた。 しかし、500万人以上の子どもへの投与作業は、多くの人手を必要とする。情勢の悪化から外国人職員が退去し、米軍による空爆が始まると、子どもを含む多くの人々が別の土地に避難を始めるなど困難に直面。治安状況も悪化し、タリバーン勢力の支配下にあるアフガン南部を中心に、30万人が投与を受けられない状況にあるという。 WHOによると、世界でポリオが流行しているのは、南アジアやアフリカなど20カ国。このうち、アフガンやコンゴなど5カ国は、「紛争下で予防活動が著しく難しい国」に指定されている。 今回、ポリオと認定された患者は、9カ月と11カ月の女児。アフガン内では、今年、9人の患者が報告されているが、いずれも空爆開始前から、ワクチン投与が行き渡らない地域だったという。WHOは「一日も早く治安を回復して、全国の隅々までワクチン投与を再開できるようにしてほしい」と、話している。(19:55) |
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