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2001 11/18 |
11/18 | <アフガン>義勇兵が「タリバンは山でのゲリラ戦」と証言 アフガニスタンの首都カブールが反タリバン連合(北部同盟)に制圧された13日前後のタリバン部隊の動きが18日、分かった。タリバン部隊にいたパキスタン人義勇兵が毎日新聞に証言したもので、タリバン司令官は「山へ入ってゲリラ戦を戦う」と宣言して撤退したという。(毎日新聞) |
国連特使が北部同盟幹部と協議、あつれき表面化も 【イスラマバード18日=岡田滋行】17日にカブール入りしたベンドレル国連特使は、首都を制圧した北部同盟幹部との協議を開始した。今後の政治体制と首都管理問題を話し合う関係各国の緊急会議の開催が主要議題だが、タリバン崩壊後の新政権の主導権を握る北部同盟は強硬な姿勢で協議に臨んでおり、国際社会とのあつれきが表面化しつつある。 ベンドレル特使は17日のアブドラ北部同盟外相との会談で、中立性を保つため、緊急会議をアフガニスタン国外で開くよう提案するとともに、新政権樹立に向けた日程作りを急ぐよう要請した。これに対し、同外相は、新政権樹立を急ぐことでは合意したものの、開催地については明確な回答を示さなかった。 これより先、アブドラ外相は、治安維持のためにカブール郊外のバグラム空軍基地に入った約100人の英国部隊について、「事前に十分な相談がなかった」などとして規模の縮小を求める方針も明らかにしている。 ローマからの報道によると、アフガニスタンのザヒル・シャー元国王は、合意を破って北部同盟有力指導者のラバニ大統領がカブール入りしたことなどに態度を硬化させており、自らのカブール入りについては態度を留保している。 ベンドレル特使は、多国籍軍を派遣して治安の維持・回復を図る一方で、パシュトゥン人を含む各民族からなる暫定評議会を早期に招集するという国連の構想への理解を求めていく方針だが、北部同盟側に妥協の姿勢は見られず、協議は難航が予想されている。(読売新聞) |
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<アフガン>ロシア政府代表団の先遣部隊、カブール入り ロシア国防省は18日、ロシア政府代表団の先遣部隊がアフガニスタンの首都カブールに到着したと発表した。先遣隊は外務、国防、非常事態の3省12人のメンバーで構成。ラバニ前大統領側らと接触し、暫定政権樹立に向けての協議を開始する模様だ。(毎日新聞) |
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<アフガン>タリバン カンダハルから撤退していない模様 【イスラマバード井田純】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは、18日午後3時(日本時間同7時)現在も南部の本拠地カンダハルから撤退していない模様だ。カンダハル周辺で活動中のアフガニスタンの元国王、ザヒル・シャー氏側近が毎日新聞の衛星電話取材に答えたもので、カンダハルの支配権委譲を巡り、地元の軍閥・部族や元国王派との話し合いが続いているとみられる。タリバン系のアフガン・イスラム通信は16日夜、タリバンの最高指導者オマル師が、24時間以内にカンダハルから撤退する方針を決めたと報じていた。 シャー元国王の側近、ハミド・カルザイ氏によると、元国王派の代表は、カンダハルの無血開城を求め、オマル師以外のタリバン高官と交渉を続けているが進展していないという。また地元部族の有力者、バシール元司令官が率いる軍閥幹部によると、司令官派も独自にタリバン側と交渉を続けたが、タリバン側はカンダハルの委譲に応じていない。同幹部は「タリバンは、我々や地元部族に対し侮蔑(ぶべつ)的な言葉で応じた」と話した。 一方、アフガン・イスラム通信は17日、タリバンのザイーフ駐パキスタン大使が同通信に「我々はカンダハルを放棄せず、最後まで戦うと語った」と報じた。 同通信はまた米軍が18日早朝、アフガン東部ジャララバードの東30キロのパキスタン国境付近を爆撃、30人が犠牲になったと報じた。(毎日新聞) |
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<アフガン>米国民7割が作戦順調と回答 ニューズウィーク誌 【北米総局】米ニューズウィーク誌が17日、発表した世論調査によると、米国民の72%が「アフガニスタンへの米軍の作戦が順調に進んでいる」と評価した。北部同盟によるカブール制圧などで、米軍の評価は1週間前の58%から14ポイント上昇した。 また、米国がウサマ・ビンラディン氏の拘束または殺害が「十分可能」と答えたのは28%にとどまった。仮に捕捉・殺害が成功した場合、47%が「テロは減る」と答えたが、44%は「ビンラディンは殉教者となり(同氏のテロ組織)アルカイダをテロに走らせる」という回答例を支持した。 将来の対米テロ撲滅の手段としては「ビンラディンの殺害」と回答したのはわずか11%。47%が他のアルカイダ幹部の拘束・殺害が必要と答え、40%は幹部を排除しても他のメンバーが残るためテロの脅威は消えないと答えた。(毎日新聞) |
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<アフガン>ビンラディン氏出国したか不明 タリバン大使 【イスラマバード井田純】アフガニスタン・タリバンのザイーフ駐パキスタン大使は17日、オサマ・ビンラディン氏の居場所について、すでにアフガンを出国したと述べた。だが、18日になって依然アフガン領内にいると発言を変えた。 AP通信は17日、ザイーフ大使がパキスタン南西部チャマンで「ビンラディン氏は家族とともに出国したと述べた」と報道した。しかし、その直後、ロイター通信は「ビンラディン氏はアフガン領内だが、タリバン支配地域にいるのか、北部同盟支配地域にいるのかは不明だ」とする同大使の発言を伝えた。 一方、タリバン系のアフガン・イスラム通信によると、同大使は18日、「国内にいるか出国したかはわからないが、タリバン支配地域にはいない」と語った。(毎日新聞) |
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<アフガン>国連特使がアブドラ外相と会談 アフガニスタンの新政権の枠組みを協議するためベンドレル国連事務総長特使は17日夜、カブールで反タリバン連合(北部同盟)のアブドラ外相と会談した。現地からの報道によると、ベンドレル特使は、アフガン各派が参加して新政権について話し合う会議を国外で開催するよう提案した。だが、北部同盟側は難色を示した。(毎日新聞) |
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<世界食糧計画>アフガン難民に配給困難 【ロンドン岸本卓也】アフガニスタンの難民に食糧を配給している国連機関の世界食糧計画(WFP)は16日、ロンドンで記者会見し、「タリバンと北部同盟の戦闘が激化して食糧配給が困難になっている」と訴えた。WFPは配給活動を強化するため、資金募集やボランティア団体の協力を求めた。 WFPはアフガンの隣国各国で運転手2000人を雇って配給を行っている。先月1か月間に52000トンの食糧を運んだ。この量は600万人の1カ月分に相当する。しかし、今月に入って戦闘が激化して輸送路が危険になった。運転手不足や協力する非政府組織(NGO)が減って配給が滞るようになったという。 WFPの今後の配給計画によると、600万人の6カ月分の食料を確保するための資金として2億5700万ドル(約308億円)が必要という。目標資金は約6割しか集まっていないため、各国政府や関係機関などに協力を呼びかけている。(毎日新聞) |
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<柳田大元さん>記者会見し、解放の喜び語る アフガニスタンに不法入国してタリバンに拘束されていた東京都三鷹市の柳田大元さん(37)が17日深夜、アフガンを出国して、パキスタンのイスラマバードに到着した。当地の日本大使館で記者会見し、解放の喜びを語った。スパイ容疑を受けているようだったが、殴られることなどはなく「危険は感じなかった」と語った。(毎日新聞) |
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<アフガン>米政府が北部同盟に政治的圧力 ライス米大統領補佐官は17日、米政府はアフガニスタンの反タリバン連合(北部同盟)に対し、国連が関与しない政体樹立を控えるよう政治的圧力をかけていく方針を明らかにした。18日付のNYタイムズ紙が報じたもので、首都カブールの「予想以上に早かった陥落」による政治的空白への対応に苦慮しているのが実情だ。(毎日新聞) |
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<アフガン>ビンラディン氏そっくりさんは10人 テロ組織アルカイダのメンバーを名乗る男が「ウサマ・ビンラディン氏はそっくりさんを10人つくっている。まだ全員がアフガニスタンにいる」と言っていると、ロンドンのアラビア語紙アルハヤトが17日伝えた。10人とも本物そっくりで、背中にある生まれつきの特徴を見なければ見分けがつかないとしている。(共同)(毎日新聞) |
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イスラム過激派指導者の息子死亡=米軍のアフガン空爆で 【ドバイ(アラブ首長国連邦)18日AFP=時事】アラブ圏紙アッシャルクアルアウサトは18日、エジプトのイスラム原理主義過激組織「イスラム集団」の精神的指導者オマル・アブドルラーマン師の息子アサド氏(29)が米軍によるアフガニスタン空爆で死亡したと報じた。 同紙によれば、アサド氏はウサマ・ビンラディン氏の側近ムハメド・アテフ氏が狙われたのと同じ空爆で死亡したという。 (時事通信) |
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ドイツ、数日内にアフガン派兵へ [ベルリン 17日 ロイター] ドイツは数日内にアフガニスタンに連邦軍を派遣し、米軍主導で行われている軍事行動の支援に乗り出す。 シャーピング国防相がウェルト紙の取材で語った。 アフガン派兵が連邦議会で承認されたことを受け、まずは医療面での空輸支援を行う。その後数週間をかけて、部隊を追加派遣する方針という。 (ロイター) |
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ビンラディン氏、タリバン支配地域にはいない=AIP [イスラマバード 18日 ロイター] アフガニスタンのタリバン勢力のザイーフ駐パキスタン大使は、米同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏がアフガン国内のタリバン支配地域におらず、国内に留まっているかも不明であると述べた。 パキスタンを本拠とするアフガン・イスラム通信(AIP)が報じた。 ザイーフ大使はクエッタでAIPの取材に応じ、ビンラディン氏の現在の居場所を把握していないと述べ、同氏が現在もアフガニスタンに留まっているか、既に出国したか不明であると語った。 大使はその上で、「私が知っているのは、ビンラディン氏がわれわれの支配地域内にいないということだ」と述べたという。 タリバンはこれまで、ビンラディン氏を保護していたことを一貫して認めていた。しかし大使の今回の発言によって、ビンラディン氏が米軍特殊部隊の追撃を逃れた可能性が浮上している。(ロイター) |
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ザイーフ大使、アテフ氏死亡を認める=AIP通信 [イスラマバード 18日 ロイター] アフガニスタンのタリバン勢力のザイーフ駐パキスタン大使は、米同時多発テロの立案者とされるアルカイダ幹部のモハマド・アテフ氏が死亡したことを認めた。 パキスタンを拠点とするアフガン・イスラム通信(AIP)が報じた。 ザイーフ大使はAIPに対し、アテフ氏がアフガニスタンの首都カブールで殺されたと述べたという。 タリバン外務省のナジブラ報道官は前日、アテフ氏が米軍の空爆で死亡したとする報道内容を否定していた。(ロイター) |
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ブッシュ大統領、高支持率を維持=調査 [ワシントン 17日 ロイター] 17日付の米ニューズウィーク誌の調査で、米国民の72%がアフガニスタンでの米特殊部隊の作戦を評価すると答えたことが明らかになった。 また、ブッシュ大統領の支持率が依然として85%という高い数字を示したほか、米政府がバイオテロに対して全面的な対抗措置を講じているとの回答は57%に達し、前回調査の54%を上回った。 一方、当面の航空機利用見込みに関しては慎重な回答が多く、37%が来年も航空機の利用は極力控えたいとしている。 今回の調査は、アメリカン航空機がニューヨークのクイーンズ地区に墜落したあとの15、16日に、成人1000人を対象に実施された。 (ロイター) |
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アテフ氏、空爆で死亡していない=タリバン関係者 [チャマン(パキスタン) 17日 ロイター] アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは、米同時多発テロの立案者とされるアルカイダ幹部のモハマド・アテフ氏が、米軍の空爆で死亡したとする報道内容を否定した。 タリバン外務省のナジブラ報道官は、南部国境地帯のスピンボルダックでロイター通信の電話取材に応じ、「アテフ氏は死亡していない。無事だ」と語った。 また、アテフ氏死亡との報道はプロパガンダであると述べ、証拠の存在に疑問を投げかけた。 (ロイター) |
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米大統領夫人、アフガニスタンの女性と子どもの虐待を非難 [クロフォード(米テキサス州) 17日 ロイター] ブッシュ米大統領のローラ夫人は、大統領に代わって定例ラジオ演説を行い、アフガニスタンで女性と子どもが「残忍な仕打ち」を受けていると指摘し、これを厳しく非難した。 夫人は演説の中で、米同時多発テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」と、アフガニスタンのタリバン勢力が女性や子どもを虐待していると述べ、この問題への注意を呼びかけた。 ファーストレディーが、定例ラジオ演説を単独で行ったのはこれが初めて。演説は米大統領が所有する牧場で録音された。 ホワイトハウスは夫人の演説を、タリバン政権下のアフガニスタン女性の窮状について問題を提起する、組織的なキャンペーンの一環としている。 (ロイター) |
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<ビンラディン氏>数日内に拘束または殺害の可能性も 英紙報道 18日付の英紙サンデー・タイムズは英国防省筋の話として、米英軍がウサマ・ビンラディン氏の隠れている場所をアフガニスタン南部の山岳地帯とほぼ特定し、約78平方キロの地域を特殊部隊が捜索する作戦を展開していると伝えた。 同紙によると、同氏がパキスタンに逃亡するのを防ぐために、この特定された地域から南に抜けるルートを中心に、特殊部隊員をヘリコプターで投入した。 同日付の英紙サンデー・テレグラフも、英国防当局者の話として、この二日間で情報収集活動が飛躍的に効果を挙げ、同氏の拘束または殺害が「数日内」で可能になってきたと報じた。 サンデー・タイムズによると、特殊部隊は逃走経路を封じるため十日前からカンダハル近くに入り、小規模の戦闘を重ねながら、丘の上に監視所を作った。これがタリバンへの心理的な圧力になったという。(ロンドン共同)(毎日新聞) |
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アフガン元国王、新政権に国内全部族の参加を求める [ロンドン 18日 ロイター] アフガニスタンのザヒル・シャー元国王(87)は、英日曜紙サンデー・テレグラフ紙の取材で、新政権に全部族の代表者が参加しない限り、和平の希望はないとの見解を示した。 同紙によると、元国王は「アフガニスタンに長期的な平和と安定がもたらされるための唯一の希望は、パシュトゥン人、タジク人、ウズベク人など全部族の代表者が参加する政権が樹立されることだ」とした。 また、そのような政権が実現しない限り、和平実現の可能性はないと述べたという。 (ロイター) |
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スイスでバーミヤン石仏復元計画 【ロンドン17日時事】18日付の英紙サンデー・テレグラフによると、タリバンによって破壊されたアフガニスタン・バーミヤンの巨大石仏を再建する計画がスイスで進められている。 計画を提唱したのは、チューリヒに近いブーベンドーフにあるアフガニスタン研究博物館などの関係者ら。寄金を募ってまずブーベンドーフで3分の1大の石仏モデルを造り、次いで2年以内にバーミヤンの現地で実物を復元する構想だという。 (時事通信) |
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米同時テロ実行示唆する文書を発見=アルカイダ撤収後のカブール−英紙 【ロンドン17日時事】18日付の英日曜紙オブザーバーは、アルカイダとタリバン軍が撤収したアフガニスタンの首都カブールやその他の都市で、アルカイダやタリバンと、9月11日の米同時多発テロを関係付ける文書や証拠品が次々に発見されていると報じた。 カブールで西側記者に公開された文書の中には、模擬飛行のコンピューター・プログラムや米国の飛行学校のリスト、化学、生物、核兵器などに言及したものもある。 模擬飛行シミュレーションのプログラムは、世界貿易センタービルに突入したハイジャック犯モハメド・アッタ容疑者が残した荷物から発見されたプログラムと同一のものとされる。さらに、アルカイダの国際組織に関する文書には、西側指導者の暗殺リストや米欧の原発を含む発電所をテロの標的にしていた記述もあるという。 (時事通信) |
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ビンラーディンに「出国説」 【イスラマバード17日=奥村健一】タリバンのザイーフ駐パキスタン大使は17日、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン南西部チャマンで、AP通信に「(同時テロの首謀者とされる)ウサマ・ビンラーディンは妻や子供とともにアフガニスタンを離れた。我々は彼がどこに行ったかは知らない」と述べた。 また、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」のホームページが17日伝えたところによると、ザイーフ大使は同テレビに対しても、ビンラーディンの出国情報を明らかにすると同時に、「ビンラーディンが国外に去り、ムハンマド・アーテフ(テロ組織「アル・カーイダ」軍事委員会委員長)が死亡した後、米国とその同盟国にアフガン攻撃の正当性はもはやなくなった」と述べたという。 ザイーフ大使はこれまで、ビンラーディンの所在に関しては、一貫して「アフガニスタン国内にとどまっており、元気だ」などとしていた。 ◇ 【イスラマバード17日=奥村健一】パキスタンの軍統合情報部(ISI)当局者は、17日夜、本紙の電話取材に対し、ウサマ・ビンラーディンがアフガニスタンを出たとの発言について、「そのような情報はない。彼はアフガニスタン国内にとどまっている」と述べた。 ◆タリバン大使、本社の取材には否定◆ 【イスラマバード17日=奥村健一】ザイーフ大使は17日夜、本紙の電話取材に対し、「そんなことは言っていない。ビンラーディンがアフガニスタン国内にいるかどうかを含め、居所は分からない、と言った。発言の趣旨が誤解されている」と述べ、AP通信の報道を否定した。(読売新聞) |
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<アフガン>カンダハル支配権 タリバンと軍閥が交渉 タリバンの本拠地であるアフガニスタン・カンダハル周辺で活動する地方軍閥幹部は17日、軍閥側が市の支配権委譲と無血開城を求めてタリバンと交渉していることを明らかにした。タリバン系のアフガン・イスラム通信は16日、タリバンの最高指導者オマル師がカンダハルからの撤退方針を決めたと報じている。(毎日新聞) |
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北部同盟のラバニ氏、5年ぶりにカブール入り 【イスラマバード17日=奥村健一】AP通信などによると、アフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」の中のタジク人勢力指導者、ブルハヌディン・ラバニ氏が17日、首都カブールに入った。国連でアフガン大統領として代表権を維持する同氏の首都帰還は、タリバンが1996年にカブールを制圧して以来、5年ぶり。 ラバニ氏は北部同盟の他の代表らを伴い、15台の車列を連ねてジープ型車でカブールに到着。会見で、ラバニ氏は「国民の幅広い層を代表した政権の早期構築を歓迎する」と述べ、アフガン国民自身による新政権の選択を尊重する意向を示した。タリバン後の政権作りで、同氏が主導権を握りかねないとの危機感に対し、配慮を見せたと言える。(読売新聞) |