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2001 11/9 |
11/9 | パキスタン各地で反米デモ、3人死亡…AFP通信 【イスラマバード9日=新居益】パキスタンの全国各地で9日、イスラム教の金曜礼拝の後で、アフガニスタンに対する米英軍による武力行使に抗議して、大規模なデモが行われた。AFP通信によると、首都イスラマバードの南西500キロのパンジャブ州デラガジハーンでは、イスラム原理主義政党の支持者約5000人がデモを行い、4人の警察官を人質にとった上、高速道路と鉄道を占拠したため、警官隊と銃撃戦となり、3人が死亡、警官を含め8人が負傷した。 また、パキスタン北西部ペシャワルや南部カラチなどでは、タリバン支持者のデモに対し、警官隊は鎮圧のため催涙弾を発射した。 治安当局は9日早朝までに、全国各地で500人以上の活動家を事前拘束、礼拝後の抗議行動の沈静化に努めていた。(読売新聞) |
米軍のアフガン空爆でサウジアラビア人13人死亡=クウェート紙 [クウェート 9日 ロイター] クウェート紙の報道によると、タリバン政権に対する米軍のアフガニスタン空爆により、サウジアラビア人13人が死亡した。 米同時多発テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏率いるアルカイダ関係者によると、一行はタリバン軍に加わるために軍用車両2台でマザリシャリフ近郊を移動していた。 この報道について、確認は取れていない。 タリバン軍にはイスラム諸国から多数の義勇兵が参加しており、その数はここ数週間で急増しているという。(ロイター) |
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<危険情報>引き上げで中東地域に高まる不満 観光業界が打撃 【カイロ小倉孝保】米英軍のアフガニスタン攻撃をきっかけに、日本の外務省が中東諸国の大半の国の危険情報をレベル2(観光旅行延期勧告)に引き上げたことに対し、中東地域の政府、観光業界から不満が高まっている。レベル2になると団体旅行がゼロになるため、トルコでは日本製品の不買運動が始まった。 米英軍によるアフガン攻撃開始の翌日(10月8日)、外務省はエジプト、トルコ、ヨルダン、シリア、湾岸諸国などほとんどの中東諸国の危険情報を2にした。これを受けて、日本の国土交通省が旅行業者に団体旅行の中止を行政指導し、中東地域への日本からの団体旅行は実質、不可能になった。 トルコ中部のイスラム教神秘主義の一派、メブラーナ教団の発祥地として有名なコンヤの商工会が10月末から、外務省の決定に抗議して日本製品の不買運動を開始した。エジプト、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)など多くの政府が外務省に対して、危険情報の引き下げを要求している。 危険情報は、外国に滞在したり、渡航する邦人を対象に97年から外務省邦人保護課が出している。レベルは1(注意喚起)、2、3(渡航延期勧告)、4(家族退避勧告)、5(退避勧告)の5段階。 エジプトやトルコ政府の話を総合すると、外務省への不満の理由は、(1)米国では炭疽(たんそ)菌による被害が拡大しているにもかかわらず、米国に危険情報を出さなかったダブルスタンダード(二重基準)(2)アフガン攻撃を「テロリストとの戦い」と言っているにもかかわらず、イスラム諸国全体を危険地域と認識しているイスラムべっ視――などだ。 マムドフ・エジプト観光相は「日本の政策は不公平で不正義なものだ。良好な両国関係を阻害する。日本の外務省が早期に危険情報を引き下げるよう望む」と不満を表明した。 一方、外務省邦人保護課は「各国の治安情勢を総合的に判断して危険情報を出している。米国に危険情報が出ないのは医療態勢なども考慮してのことだ」と説明している。(毎日新聞) |
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<タリバン政権>拘束中の柳田さんがテープで早期釈放を楽観 アフガニスタンのタリバン政権に拘束されているフリージャーナリスト、柳田大元さん(37)=東京都三鷹市=は9日、共同通信に録音テープを寄せ、自分にスパイ容疑はないとして早期釈放を楽観、拘束中の待遇も問題がないことを明らかにした。 共同通信がタリバン関係者を通じて7日に書面で送付した英語の質問に対し、柳田さんは約5分間、日本語の元気そうな声で答えた。録音はアフガン東部ジャララバードで8日午後に行われたという。 柳田さんは、10月22日の拘束時の状況について「ジャララバードからコナル州に向かうタクシーにタリバンのメンバーか、知り合いが乗り合わせ、同州のタリバン事務所に連れて行かれた」と述べた。その際、恐怖は一切感じなかったとしている。 柳田さんによると、拘置施設は清潔で、運動も「やろうと思えばできる」状態にあり「とりあえずご飯もいい。まあ満足」な環境だという。長期拘留や処刑の恐怖も感じないとしている。 釈放の見通しについては「タリバンの人たちは、僕がスパイでないと分かっていると思う」と楽観的な見通しを示した。日本政府にタリバン政権に対する釈放要求を望むかとの質問には「そうは思わない」と語った。 タリバン関係者によると、柳田さんはジャララバード中心部の情報機関施設(2階建て)の2階の1室で、先に釈放されたフランス人記者に同行していたパキスタン人2人と共に拘束されている。 部屋はカーペットが敷かれ、ベッドはないが、毛布とまくらがある。シャワー室も付いている。庭で日光浴もしているという。アフガン人の服装をしており、1日3回の地元料理やお茶を与えられているという。(ペシャワル共同)(毎日新聞) |
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北部同盟、マザリシャリフ制圧へ向け大規模な攻撃開始 [イスラマバード 9日 ロイター] アフガニスタンの反タリバン連合、北部同盟が北部の要所マザリシャリフ制圧を目指し、大規模な攻撃を開始した。 北部同盟報道官がロイター通信に明らかにした。 同報道官によると、米軍はこの日未明、マザリシャリフから8キロ離れたタリバン前線の橋を爆撃。絶好のタイミングでタリバンの前線に打撃を与えることができたと述べた。 (ロイター) |
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<アフガン攻撃>「作戦の進行に満足」 米中東軍司令官が見解 米軍のアフガニスタン攻撃の指揮を執るトミー・フランクス米中東軍司令官は8日、空爆開始後、初めて国防総省で会見し、作戦の進行に満足していると述べた。また、長引く空爆に成果が見えないとする批判に反論した。「すべての選択肢は開かれている」とも述べ、大規模な地上軍を派遣する可能性を否定しなかった。(毎日新聞) |
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パキスタン全土で警戒態勢、イスラム教団体が全国スト呼び掛け [イスラマバード 9日 ロイター] パキスタンでは9日、イスラム原理主義団体がアフガニスタン攻撃を支持している政府に抗議する全国ストを呼び掛け、警察は全土で警戒態勢をとっている。 このため交通量は少なく、店舗も閉まっている状態にある。ただ、政府は国民的詩人、アラマ・イクバルの誕生日である9日を国民の祝日としており、ストの影響は判断しにくい。 警察はイスラム教徒の抗議行動を警戒しており、バルチスタン州では道路を封鎖した約100人が身柄を拘束された。 また、ペシャワルでは約100人のタリバン支持者がデモを実施。目撃者によると商店の窓ガラスが割られるなどの被害が出ており、警察は催涙弾などでデモ隊を解散させた。 ストはイスラム原理主義組織35団体から成る「アフガニスタン防衛評議会」が主催している。(ロイター) |
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アゼルバイジャン、米軍に空軍基地使用許可を検討 【ワシントン9日=坂元隆】旧ソ連・アゼルバイジャンの政府当局者は9日、本紙に対して、アゼルバイジャンが米国と、アフガニスタンに出撃する米軍機に国内の空軍基地の使用を許可することを含む反テロ軍事行動への支援策を協議中であることを明らかにした。米政府はすでにアゼルバイジャンの求める経済制裁緩和を議会に要請中で、制裁緩和と引き換えに基地提供が実現する可能性が高い。 米国はパキスタン、タジキスタン、ウズベキスタンで基地を使う許可を得ているものの、欧州との中継地点であるアゼルバイジャンの基地使用が認められれば、ラマダン(断食月)入り後も攻撃続行を表明している米軍にとって、空爆の継続と拡大がさらに容易になるのは確実だ。また同国のようなイスラム教国が軍事行動に関与することは、アラブ・イスラム圏の支援獲得に躍起になっている米国にとって大きな前進となる。 カスピ海に面した産油国アゼルバイジャンは、アルメニア人が住民の大多数を占めるナゴルノカラバフ自治州の紛争で、米国から経済制裁を受けているが、アリエフ同国大統領は同時テロ発生直後から米国に領空通過を認めるとともに、より大幅な軍事協力の用意があることを表明している。 アゼルバイジャン政府当局者は、基地使用許可を含む具体的な軍事協力に関する協議が米国との間で進められていることを明らかにした。当局者は、基地の使用は主に燃料補給などの兵站目的になるとの見通しを示しつつも、米軍機が同国内の基地から直接アフガニスタンに出撃する可能性も否定しなかった。 一方、パウエル米国務長官はこのようなアゼルバイジャン側の意向を受けて、先月中旬、上院外交委員会に書簡を送り、制裁緩和を要請した。カスピ海の油田開発促進のため、米国内の石油業界は以前から制裁解除を求めている。制裁は毎年見直されることになっており、議会が緩和を容認すれば来年末までの制裁一時解除になるとみられる。(読売新聞) |
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<パキスタン>全土で米軍非難の大規模デモ 【イスラマバード福原直樹】パキスタン全土で9日午後(日本時間同日夕)、イスラム原理主義組織が呼びかけた大規模な「全国統一スト」とデモが行われ、主要都市の参加者は米軍のアフガニスタン攻撃を非難し、タリバン政権への連帯を訴えた。デモ参加者と警察隊の間で衝突が起き、ロイター通信によるとパキスタン中部でデモ参加者3人が死亡した。当局は、ここ数日、ストの責任者500人以上を拘束するなど厳戒態勢を敷いているが、ムシャラフ大統領が外遊中の同国で緊張が高まっている。 ゼネストは、イスラム原理主義者の組織「アフガニスタン防衛評議会」(サミュル・ハク議長、40団体)が主催、全国の商店や運輸関係者などに業務停止を呼びかけた。大規模なデモは、イスラマバード近郊のほか、最大の都市カラチや、西部のペシャワル、イスラム原理主義政党「イスラム協会」が本部を置く東部のラホールなどで行われた。 警察当局はすでに、イスラム協会のカジ総裁ら有力指導者のほか、ストの責任者ら約500人以上を拘束。9日も関係者の拘束を続けている。またカラチなどでは武装警官が各所に配置され、米領事館などで警戒を強めている。 デモの動きは、午後2時(日本時間同6時)ごろの金曜礼拝が終了した時点で激しくなった。(毎日新聞) |
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パキスタンへの医官派遣に前向き=首相 小泉純一郎首相は9日午後の衆院本会議で、テロ対策特別措置法に基づき海外派遣される自衛隊の活動内容に関し、「与党3党幹事長に対し、パキスタンのムシャラフ大統領は『被災民支援のため自衛隊がパキスタンに入ることを歓迎する』と述べたと承知している」と強調、アフガニスタン難民支援のための自衛隊医官らのパキスタン派遣に前向きな姿勢を示した。重野安正氏(社民)に対する答弁。 (時事通信) |
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<パキスタン>大統領 ラマダン中の攻撃 米に中止要請へ 【ブリュッセル森忠彦】渡米の途中でフランスを訪問したムシャラフ・パキスタン大統領は8日、パリでシラク仏大統領らと会談し、今月中旬から始まるイスラム教のラマダン(断食月)中に米軍のアフガニスタン攻撃を中止するようブッシュ米大統領に要請する意向を示した。 ムシャラフ大統領はこれまでラマダン中の攻撃について「(空爆中止を)強要しない」と一定の理解を示していたが、国内のイスラム原理主義勢力の反発などを受け、軌道修正を図る意向とみられる。(毎日新聞) |
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テロ壊滅断行へ決意、米大統領がテレビ演説 【ワシントン8日=林路郎】ブッシュ米大統領は8日夜(日本時間9日午前)、ジョージア州アトランタで米国民向けの演説を行い、アフガニスタンで続行中の米軍の軍事行動について、「我々は自由の敵を打ち負かしてきた。今度も打ち負かす」と述べ、ウサマ・ビンラーディン率いるテロ組織「アル・カーイダ」の壊滅まで作戦を断行する決意を表明した。 大統領はまた、米本土をテロ攻撃から防衛するうえで米国民が果たす「新たな時代の責任」を強調。ボランティア活動などを通じた結束と協力を訴えた。(読売新聞) |
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義勇兵85人が空爆で死亡か 【イスラマバード9日=森太】AFP通信が8日、パキスタンを拠点にするイスラム原理主義組織「イスラム聖戦運動」のスポークスマンの話として伝えたところによると、対米戦に参加した同組織の義勇兵85人が同日、アフガン北部のダラエスフ渓谷付近で米軍機の爆撃を受けて死亡した。(読売新聞) |
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<アフガン攻撃>米・中東軍司令官 大規模地上軍派遣を否定せず 米軍のアフガニスタン攻撃を指揮するトミー・フランクス中東軍司令官は8日、空爆開始後、初めて国防総省で記者会見し、作戦進行に満足していると述べ、長引く空爆に成果が見えないとする批判を退けた。また「すべての選択肢は開かれている」と語り、大規模な地上軍を派遣する可能性を否定しなかった。(毎日新聞) |
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<パキスタン>「タリバンに連帯を」全国スト主催組織のハク議長 【イスラマバード福原直樹】パキスタン全土で9日に予定される「全国統一スト」を主催するイスラム原理主義者の組織「アフガニスタン防衛評議会」(40団体参加)のサミュル・ハク議長は毎日新聞に対し、ストはムシャラフ大統領退陣を求める「国民投票」と位置づけ、タリバン政権への連帯を訴えると語った。ハク議長は「ストは、イスラム世界と非イスラム世界の戦争の象徴」と強調。同国政府はスト指導者の拘束を続ける方針で、緊張が高まっている。 ハク議長は「パキスタン国民はストで米の専制政治に抵抗していく」と述べた。議長は9日、西部ペシャワルで自らデモを率いる予定だ。 さらに同議長は、米支援を続けるムシャラフ大統領について「米は将来、タリバンと戦うためにパキスタン兵士を(アフガニスタンの地上戦に)派遣するよう求めるだろう。大統領は米国に隷属している」と批判し、他の原理主義指導者と同様、軍部の「行動」を要求し、クーデター容認ともとれる発言を行った。 パキスタン当局は、スト対策として、これまでストを呼びかけた同国最大の原理主義勢力「イスラム協会」のカジ総裁と「イスラム聖職者協会」のラフマン党首を予防拘禁、ストの現場責任者数百人を拘束した。当局幹部によると、9日もスト責任者の拘束を続け、関係組織を通じて、国民にストに参加しないよう求めていくという。 ハク議長は、「私も私服の警官に監視されており、拘禁されるかもしれない。だが政府はストを禁止すべきではない」と語り、ストを強行する方針を示した。(毎日新聞) |
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<米大統領>全世界のテロ組織の掃討行う方針を表明 【ワシントン布施広】ブッシュ米大統領は8日、米ジョージア州アトランタで演説し、アフガニスタンを手始めに全世界的なテロ組織の掃討作戦を行う方針を表明、「テロとの戦争」を支えるボランティアとなることが米国民の新たな責任になったと訴えた。大統領の演説は、新たな脅威に対して警戒を呼びかけ、事実上の「国家総動員」態勢で危機を乗り切る意向を明確にした。 ブッシュ大統領は9月11日の同時多発テロに続く炭疽(たんそ)菌事件を「前例のない生物兵器テロ」と呼び、二つのテロに直面する中で「我々は違う国になった」と述べた。さらに二つの事件の関連性は不明としながら、罪もない市民を殺そうとする敵は打ち破るしかないと述べ、「どんな手段を使っても容疑者を裁く」と強い決意を表明した。 またアフガン攻撃について、米軍がタリバン政権の通信施設や航空能力を破壊したほか「今はタリバンの前線を系統的に空爆している」と述べ、ウサマ・ビンラディン氏の引き渡しを拒んだタリバン政権は「その代償を支払っている」との見方を示した。 さらに、敵との戦いにおいて必要なのは、国民が「9月11日のボランティアとなることだ」と述べ、軍事活動や医療関係の支援を進んで行うことを呼びかけた。(毎日新聞) |
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<英皇太子>ラトビア訪問中、少女に花で顔たたかれる 【ロンドン岸本卓也】ラトビア訪れているチャールズ英皇太子が8日、首都リガ中心部で市民の歓迎を受けていたところ、人ごみの中から近づいた16歳の少女が2本のカーネーションの花で皇太子の顔をたたいた。少女は警察官に拘束され、皇太子にけがはなかった。 皇太子は市内の「自由の記念碑」に献花した後、英国旗などを手した子供たちと言葉を交わしていた時に襲われた。 警察の調べに少女は「英国は敵だ」と動機を述べ、「アフガニスタン攻撃は許せないし、ラトビアの北大西洋条約機構(NATO)加盟に反対だ」とロシア語で話した。人口の約3割を占めるロシア系住民はNATO加盟反対派が多い。 皇太子はエストニア、リトアニア、ラトビアのバルト3国歴訪中で、英王室は「大した事件ではない」と語っている。(毎日新聞) |
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<英パ首脳会談>ムシャラフ大統領 ラマダン中の攻撃に懸念表明 【ロンドン岸本卓也】ブレア英首相とムシャラフ・パキスタン大統領は8日、ロンドンで会談した。ムシャラフ大統領は今月中旬から始まるラマダン(イスラム教徒の断食月)期間中の米英軍のアフガニスタン空爆を「世界のイスラム教徒の反発を招く」と懸念を示したが、ブレア首相は「目標を達成しないうちに作戦を中止できない」と空爆続行への理解を求めた。 記者会見でムシャラフ大統領は米英の作戦について「正確な情報が不足しているから問題の解決が遅れる」と不満を示した。大統領の発言はパキスタン国内でイスラム原理主義勢力がムシャラフ政権の米英寄りの姿勢に反発を強めていることを意識し、米英に注文をつけたものとみられる。(毎日新聞) |
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国連特使、タリバン後の新政権樹立について楽観的な見方を示す [パリ 8日 ロイター] ブラヒミ国連事務総長特別代表(アフガニスタン担当)は、アフガニスタンを実効支配しているタリバン政権崩壊後の新政権の樹立について楽観的な見方を示した。 ブラヒミ氏はシラク仏大統領との会談後、記者会見し、「国際社会から絶大な支持を得ていることで、アフガン国内の政治問題は解決策が得られるものと期待している。楽観視するだけの理由がある。困難で忍耐が必要だが失望してはいけない」と述べた。 そのうえで、アフガン国民はタリバン後の政権樹立に支持を表明するとの見通しを示し、「アフガン国民の大部分が長期にわたる(内戦の)犠牲者となっているという悲劇的な状況に終止符を打ちたいと考えているものと確信している」と述べた。(ロイター) |
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適切な諜報活動でアフガン攻撃は早期に目的を達成=パキスタン大統領 [ロンドン 8日 ロイター] パキスタンのムシャラフ大統領は、諜報活動が効果的に行われれば、アフガニスタンに対する軍事行動は早い時期に目的を達成できるとの見方を示した。 またパキスタンは、ウサマ・ビンラディン氏の身柄を拘束し、アルカイダを解体するまでテロに反対する国際協力に参加するとの方針を明らかにした。 ムシャラフ大統領はブレア英首相との会談後、記者団に対し、「(アフガンに対する軍事行動が)長期化しているのは正確な情報が得られていないからだ。適切な諜報活動が行われれば、軍事行動は最低限に抑えられると確信している」と述べた。(ロイター) |
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パキスタン大統領のアフガン爆撃中止要請を退ける=ブレア英首相 [ロンドン 8日 ロイター] ブレア英首相は、アフガニスタンでの米国の攻撃を中止するようにとのパキスタンのムシャラフ大統領からの要請を丁重に退け、目標を達成するまではこの軍事行動は持続されるべきだ、と述べた。 ブレア首相は、ロンドンでのムシャラフ大統領との会談後に、米主導の連合軍は、11月中旬から始まるイスラム教の宗教上の断食月(ラマダン)に爆撃を持続することに対するイスラム教徒の過敏さを考慮すべきだ、と指摘した。 その上で同首相は、「しかし結局は、目標が確実にされるまでは軍事行動が持続されるべきだと誰もが理解していると思う」と述べた。(ロイター) |
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<アフガン攻撃>カブール北方のタリバン軍陣地に多数の爆弾投下 【イスラマバード支局】AP通信などによると、B52爆撃機などの米軍機は8日午後、アフガニスタンの首都カブール北方のタリバン軍陣地を攻撃、多数の爆弾を投下した。米CNNテレビはタリバン政権の本拠地カンダハルでも激しい空爆があったと伝えた。(毎日新聞) |
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田中外相、23日からパキスタン訪問 外務省は8日、田中真紀子外相が23日からパキスタンを訪問する方向で最終調整に入った。ムシャラフ大統領らパキスタン政府の要人と会談し、アフガニスタンでの米英両軍の軍事行動や難民救援問題などについて、日本側の具体策を説明するとともに、今後の対応に関して意見交換を行う。 (時事通信) |
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<パキスタン大統領>フランスを訪問 シラク大統領らと会談 フランスを訪問したムシャラフ・パキスタン大統領は8日、パリでシラク仏大統領らと会談し、今月中旬に始まるイスラム教のラマダン(断食月)中に米軍のアフガン攻撃を中止するよう、米大統領に要請する意向を示した。ムシャラフ大統領は「ラマダン中に攻撃を続ければ、米国はイスラム社会の反発を買うだろう」と語った。(毎日新聞) |