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墜落死したレバノン人
イスラエル軍がレバノンの民間機を撃墜 「警告無視」と主張
〔24日・エルサレム・CNNJAPAN〕
イスラエル北部の港町ハイファ付近で24日、イスラエル軍のヘリコプターが、レバノンから飛来した民間の軽飛行機を撃墜した。
イスラエル陸軍の報道官によると、ヘリコプターの操縦士は民間機に信号を送った後、警告射撃をしたが、無視されたため、撃墜に踏み切ったという。
民間機は海岸に墜落した。同機には1人が搭乗していたとみられるという。
43歳の男性が無免許で操縦か
CNNのブレント・サドラー記者によると、この民間機は同日、ベイルート国際空港の飛行学校から飛び立ったという。
同記者によると、操縦していたのは、43歳のアルメニア系のレバノン人で、パイロット免許は持っておらず、教官も同乗していなかったという。
レバノン当局は、民間機が南へ向かい、飛行が禁止されている軍事地帯に侵入したとみている。イスラエル軍は当時、南レバノンからの撤退1周年のテロに備え、高度の警戒態勢にあったという。

●これは奇妙な事件だ。民間機はレバノンからキプロスに向かっていたとされるが、それなら何も危険なイスラエルの上空を飛ぶまでもないはず。ほか操縦士が無免許だったことと、アルメニア系レバノン人であること(現在アルメニアとマケドニアは紛争中)、逸早く操縦士の顔写真が公表されたことなど、謎が多い。