イスラエルVSパレスチナ
2002/7/30<エルサレム>売店で自爆テロ 犯人死亡、客ら4人負傷
エルサレム中心部のハネビイム通りの売店で30日昼、自爆テロがあり、パレスチナ人とみられる犯人1人が死亡、客ら4人が負傷した。イスラエル放送などによると、犯人はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムに住む17歳の少年で、店内に入ると同時に爆発を起こした。(毎日新聞)
写真はファーストフードの売店で自爆テロを敢行した17歳の少年の遺体。
この売店はイスラエルの警察官に人気のあった店だという。米国はイラク攻撃の前にクルド人の安全を保証すべき=自治区指導者
[スレイマニヤ(イラク) 29日 ロイター] イラク北部のクルド人自治区の指導者であるバーハム・サラ氏は、米国がイラクに対する軍事攻撃を開始する前に、クルド人に対し安全を保証するべきだ、と述べた。
同氏は、ロイター通信とのインタビューで、「イラクにおけるクルド人の将来について、そして将来の安全について、保証を得る必要がある。クルド人はこれまで多大な苦しみを被ってきた。不必要に危険な状況に置くことはできない」と述べた。
また、米国政府が複数のクルド人指導者を8月9日の協議に招請していることについては、クルド愛国同盟(PUK)のタラバニ議長が招請に応じるかどうかは決定していないことを明らかにし、「いくつかの問題点について、説明を求めている」と述べた。(ロイター)
米国のジャクソン師、アラファト議長に中東紛争終結を訴え
[ラマラ(ヨルダン川西岸) 29日 ロイター] 中東を訪問している米国の公民権運動指導者、ジェシー・ジャクソン師は、パレスチナ暫定自治政府のアラファト議長との会談で、紛争終結を強く要請したことを明らかにした。
ジャクソン師は会談について、「暴力の停止を強く訴えた」と述べた。
また、「片方の勢力は暴力の恐怖に、もう片方は絶望に突き動かされているように見える。誰かが報復攻撃の連鎖を断つ英知を持たなければならない。現在の状態では勝者は存在しない」と述べた。
ジャクソン師は28日に、イスラエルのペレス外相とも会談している。(ロイター)アブドラ・ヨルダン国王とブレア英首相、中東やイラク情勢について協議
[ロンドン 29日 ロイター] ヨルダンのアブドラ国王は、ブレア英首相と、中東やイラク情勢について協議した。
これに先立ち、アブドラ国王はメディアとのインタビューで、イスラエル・パレスチナ間の和平見通しが改善するまではイラクに対し行動をとるべきではないとの警告を発している。
ブレア首相の報道官は、ブレア首相とアブドラ国王は中東やイラク問題を中心に広範な項目にわたって協議した、と述べた。
同報道官は会談の詳細については言及を避けたものの、イスラエル・パレスチナ間の紛争に関して断固たる措置が取られるまでは対イラク攻撃を含む米国の反テロ戦争を前進させるべきではない、とするアブドラ国王の意見に対し、ブレア首相は全面的には合意しなかったことを示唆した。(ロイター)
下の写真はアブドラ2世(Abdulla U)が2002年5月8日に、ワシントンの大統領執務室を訪れたときのもの。