最新どきゅめんと日誌&日誌暦
1998年一月の日誌
1998/01/31、土曜
- まずは「ニュージャージー・スタンダード石油」がスイス経由でドイツ・ナチスに石油を輸出していたという事実である。スタンダード石油はご存じロックフェラー家の持ち物であり、まさに多くの人々が戦争に駆り出されて死んでいる最中に、彼ら国際的財閥マフィアたちは金儲けに奔走していたわけである。またスイスのバーゼルにはBIS(国際決済銀行)があるが、これが後にバーゼル・クラブという悪名高い各国首脳の密約を交わす場と進展していく。スタンダード石油ばかりではない、フォードもまたナチスにトラックを輸出する。これらは国家間の密輸と言うべきかも知れない。時間を遡れば、フォードは「KKK団」にも多額の支援金を送り、火薬メーカーのデュポンも負けじと支援をしていた。驚くべき事に、1920年代このKKK団の指導者はハーディング内閣の司法長官であった。後にティーポット・ドーム石油基地に絡む汚職事件が発覚するが、この汚職に関与した郵政長官、海軍長官、内務長官ら蒼々たるメンバーと共に、司法長官の名もあがっていた。その直後、ハーディング大統領が蟹毒で怪死する。そのタイミングの良さに世間ではハーディング大統領の毒殺説が噂された。むろん知りすぎた大統領として。
- 現在、検証ならびに参考資料追加中で、いずれまとめて別のコーナーに書き込みたいと思っている。
1998/01/30、金曜
- 「史実・黄金伝説」を書き始めた。まずは金山奉行だった大久保長安の断罪について、その真相は徳川家康の邪推による謀殺だったのではないか?ということ。むろん取り巻き連中の黒い注進もあっただろう。黄金とは宰相の権力を脅かす魔力を秘めているものらしい。ここではオランダの東インド会社が出てくるが、次回はその東インド会社の正体を暴くことから展開していきたい。とりあえず予定しているのは、マルコスを巡る山下将軍の黄金、童歌「かもめ」に隠された天海僧正の黄金伝説、ナチスの金塊強奪の真相などなど、クモの巣のように謎が絡み合う行方知れずの謎解きになりそうだ。この不景気をぶっ飛ばす意味で、黄金ピカピカ伝説というご馳走をつくりたい。後味の悪いことにもなりかねないが、これも人間の黄金にかける欲望ゆえと思っていただきたい。資料が限られているので皆さんの情報提供を募ります。メールで宜しく。
1998/01/29、木曜
- 宮崎学氏の第三作「不逞者」が発売二日目にして15000部を突破し、さらに15000部を増刷中だという。宮崎氏のホームページへは上の「キツネ目の男」から入れる。始めて彼を知ったのはテレビ出演した時だった。グリコ事件で犯人と目される「キツネ目の男」に似ていることから警察の捜査対象となったのだが、彼の置かれた状況がより犯人に近づいているために捜査陣の追求はより厳しくなる。しかし最後のアリバイ捜査で別人と分かり捜査はあっけなく打ち切られた。人騒がせなことである。何よりウラ社会に通じる宮崎氏が捜査線上に浮かび上がるのは当然とも言えるのだが、偶然が偶然を読んだ奇遇な事件であった。宮崎氏はただただ苦笑いするしかあるまい。第一作「突破者」も読んでいない私だが、彼の人となりは、偽ドル札事件の容疑でタイで逮捕された元ヨド号ハイジャック犯人の田中義三氏の支援活動をみても分かる。唯一色メガネで人を判断しない人情味ある人物である。インターネットで知り合った仲間と気楽に飲み会を開くので一度おじゃましようかと思っている。ただ右翼左翼の異端からルポライターなどなど、人間社会のビックリ箱をひっくり返したような傑物も同席するので覚悟がいるかもしれない。私がインターネットで初めて人間の息づかいを感じたホームページ「キツネ目の男」は決して退屈しないことだけは確かだ。時の人、宮崎学氏の今後に期待する。
- 「二宮金次郎」の本を読んでいたら会計担当の妹に叱られる。そろそろ去年の帳簿を会計センターに収めねばならないのだ。「あわれ妹よ、おまえは小田原藩再興を果たした二宮尊徳を知らぬのか?」云々の屁理屈も「何言ってんの!自分の会社傾きかけてんのに!」と一喝された。二宮金次郎の生涯を要約しておいた。興味ある方々はご覧あれ。ここ数日、数名の方々とメールのやり取りをしておる。中にはびっくり仰天の裏情報を提供してくれる方もおられ、今後の書き込みにも拍車がかかろうというもの。有り難いことである。 他の諸氏も遠慮なく拙者宛のメールを送っていただきたく候。なぜか歴史の本を読むと自分の言葉も変化するようだ。不思議だ、うむ?歴史といえば「本能寺の変」明智光秀の軌跡を追っている特異なホームページがある。明智光秀については私もその正体を天海僧正に特定して調べている一人だが、謎の傑物として大いに興味が湧くところである。いずれ特集を組んで書いていきたい。奇想天外な展開になると思うが史実は外さないつもりである。タイトルは取りあえず「史実・黄金伝説」、その中で意外な明智光秀の正体を明かしたい。まずは埋もれた資料発掘から始めたいが、なんか今から大変な作業になる予感がする。
1998/01/28、水曜
- アシスト社長ビル・トッテン氏のホームページで「ビッグバンが日本にもたらす影響」としてNY在住のエコノミストのハドソン氏と具体的なレベルで対談している。一通り目を通しただけでも背筋が寒くなるような近未来が現実のものとして見えてくる。ハドソン氏は「ビッグバンによって日本の個人資産は海外に流失する」とはっきり言い切っている。ある時期に日本の株価は売り一色となり、ためにアメリカの株価は上がるという構図である。つまり海外資本の流入は日本の株価を押し上げることにはならず、よりアメリカの株価を上昇させるための試金石だと言うのである。弱体化してしまった日本の金融機関に金融ビッグバンのうたい文句「グローバル化」はかえって日本を衰弱させる原因になる。さらにハドソン氏は「貯蓄が日本国外へ流出するにつれて、円のドルに対する価値が下がる。資本が国外へ流出すれば日銀は財務省証券を売却するであろう。その結果、日本は財務省証券から米国の株式市場へシフトするであろうが、米国企業の持ち株比率を過半数にすることはできず、支配権なしの所有となるであろう」と駄目押しする。個人資産、つまり日本人の貯蓄が海外流失すれば日銀は財務省証券を売却するしかなく、そのために日本人の貯蓄はかえって支配権を失ってしまう。とんでもない仕掛けである。自分の資産がいったん世界の金融システムに呑み込まれたが最後、瞬く間に消えてしまうのだ。そして「日本の株式仲介業者の中には、米国の提携相手に合弁株を売り、儲けるところも出るであろう。そしてその合弁会社は日本から貯蓄を絞り取り、それを米国やヨーロッパへ流そうと大々的にキャンペーンを行う。最終的にそれが米国やヨーロッパでバブルを引き起こし、はじけた時に日本の投資家はすべての資金を失い、日本は再起不能になるであろう」と氏は冷徹な予測を展開する。日本人の貯蓄が世界に流れることにより世界的な大恐慌を引き起こす引き金ともなる、と言っているのだ。長くなるので詳しいことはトッテン氏のホームページを読んでもらうことにして、日本人にとっては信じたくない銀行の末路をハドソン氏の話から抜粋する。
- 「 銀行や他の金融機関は預金者の預金を預かるものの、貯蓄者が預金をおろし始めた場合にその預金高をすべてカバーできるだけの資産を持っていない。真っ先に貯金をおろし始めるのは大手の海外預金者であろう。銀行は預金の引き落としを可能にするために、保有株式を売却し、これによって日経平均株価が下がり、保有株の価値はさらに下がる。銀行が自己資産で預金をカバーできないことから預金者は不安になり、預金の引き出しにさらに拍車がかかる。それによって銀行はさらに株や不動産、資産を売却せざるを得ないという悪循環が起きる。しかし、この悪循環で海外の投機家は何百ドルもの利益を上げることになるのである。 日本の貯蓄は主に不動産ローンや普通株などの資産に注ぎ込まれ、その資産価値は金融制度全体の預金者に対する負債額よりも下回っている。すべての貯蓄が金融機関で現金化されれば、自社の運用資産を売却しなければならなくなる。これで不動産および株価が暴落し、貯蓄額の4分の1しか現金化できないであろう。 政府や金融機関の失態により、国民や企業の貯蓄が大手不動産開発会社に融資されたり、将来性のない株式の購入に回されたりしたため、その貯蓄はもはや戻ってこないということを、大蔵省は日本国民に知らせようとはしないであろう。結局、大蔵省は米国の言うことをそのまま行動に移しているに過ぎない。米国が望むことは、日本経済を良くすることではなく米国人の利益を最大限に増やすことなのである」
- ニュースステーションで大統領のスキャンダルでインタビューしていたとするマクドナルド記者の名を訂正した。本名はドナルド記者なのだという。ハンバーガーを思い出して吹き出したが、意味もない笑いもたまにはいいものだ。吉行淳之介のエッセーに「セブンイレブンください」と言ってマイルドセブンを買ったというのがあった(セブンスターだったかな?)。これも何となく笑える。
1998/01/27、火曜
- 堀和久著「二宮金次郎」を読み終える。小田原藩桜町領三ヶ村の復興を任せられた金次郎は、その大任を10年の歳月をかけて成し遂げている。天保四年(1833)に未曾有の大飢饉「天保の大飢饉」が起こっても、小田原藩領内では一人の餓死者も出なかったと言われる。夏に食した茄子(ナス)に秋茄子の味を感じ取った金次郎は、大飢饉の前兆を読みとり田圃の稲を抜き取って凶作に強い稗(ヒエ)や粟(アワ)を急遽作らせたのである。それだけ農民は金次郎を信じ切っていた。そしてついに奥羽や関東一円が大凶作に見舞われ、餓死者が続出する大飢饉が到来する。さらに金次郎は余った備蓄米の供出を農民に訴え、近隣諸国の救済にまで乗り出している。そのちょうど50年前の天明三年(1783)、浅間山が噴火して冷害が起こり、奥羽地方が飢饉に見舞われている。いわゆる「天明の大飢饉」である。この時、救済に立ち上がったのが米沢藩主の上杉鷹山であった。鷹山もまた金次郎同様、天候不順に飢饉の前兆を読みとり、米を原料とする酒や菓子の製造を中止させて備蓄米を確保している。二宮金次郎と上杉鷹山、この合わせ絵のように傑出した二人の人物に共通しているのは私欲なき慈愛であろう。財政破綻に困窮する現代日本を救う指導者が望まれる昨今、日本政府や公僕にそれを望む前に絶望してしまうのは私ばかりではあるまい。
1998/01/26、月曜
- レベジ司令官が携帯用小型核爆弾の紛失をエリツィン大統領に報告した時、エリツィンは何もしなかったばかりか、レベジ司令官を解雇したという事実は何を意味しているのだろうか?真っ先に考えられるのは「エリツィン大統領も核兵器密輸団と何らかの関わり合いがあるのではないか」ということである。そしてその組織は核兵器の密輸にとどまらない全ロシアならびに全世界を凌駕する一大マフィアのシンジケートであろうかと推測される。近々エリツィン大統領が退陣を余儀なくされることは深刻な持病でも予想がつく。一方アメリカのクリントン大統領もスキャンダルで失脚することが目に見えている。皮肉なことにスキャンダル渦中の女性が現在宿泊しているホテルは「ウォーターゲート」であるという。 ニクソンの不名誉な失脚を回顧すれば、偶然にしては実に出来過ぎたドラマではないか。両大国の大統領失脚はほぼ同時に起こる可能性がある。田中角栄が失脚した時も同時にオーストラリア首相が失脚したが、その原因は核の国際シンジケートを無視してオーストラリアのウラン取引を行ったためだと言われている。角栄は知らず知らずに「虎の尾を踏んでいた」のである。黒澤明の初期作品に「虎の尾を踏む男たち」という映画がある。義経が知らず知らずのうちに兄を脅かす存在になっていた悲劇であるが、角栄もまた「イエローケーキ」闇の一大シンジケートの存在を知らぬばかりの悲劇だったとも言えよう。【参照リンク・消えた携帯用核爆弾100個】
- 株価が軒並み上がりだしている。低迷を続ける会社の株価まで上がる異常ぶりだ。これは四月の金融ビッグバンに向けて外資系投資家による買い注文が入ったためと思われる。不気味なことに同時に金価格まで上がり始めている。これで東京市場に外資系の買いが殺到する素地が出来上がった。バブルの再来である。しかしながら息もたえだえの日本金融機関は動きがとれずに外資系国際金融機関に飲み込まれていくだろう。滞っていた個人資産1200兆円は今度の仕掛けに必ずや取り込まれていく。水が高いところから低いところに流れるように、資本経済主義の法則がものの見事に働く様子が展開されるのだ。専門家の間では今もって今度の株価連騰は一過性のものだとみている。私はそれを否定しないまでも、株価は乱高下しながらある一定期間は高騰を続けていくものと推測している。いずれ海の水が引くように、外資系の資金が引き上げる引き潮の時が来る。その時の悲惨さは言うまでもない。
1998/01/25、日曜
- 去年、ロシアのヒーローとされるアレキサンドル・レベジ陸軍第14軍団司令官が「ロシアから小型核爆弾100個が西側諸国に流れた」と暴露して世界が騒然となった【「CBSドキュメント・核兵器テロの恐怖」97年10月26日放映再放送】。ロシアの核管理の杜撰さは有名で、かつて他の番組で板状の放射性物質を素手でちぎっている密輸団のシーンを見たときには唖然としたものである。この小型核兵器は元々イスラエルが開発していたもので、イスラエルのディモナ核施設の秘密基地で1973年に小型化に成功している。スーツケースやバックに入れて持ち運びできることからテロリストの標的となる恐れは多分にあった。これを狙っていたのが旧ソ連で、KGBは定期的な情報交換の場でイスラエルから通告を受けていた。当時アメリカはすでに核兵器の小型化に成功しており、バズーカ砲に装填する小型核砲弾も実用化されている。イスラエルは以前から諜報機関モサドを使ってアメリカの極秘核情報を取得していたが、1985年11月にモサド諜報員のジョナサン・ジェイ・ポラードがアメリカでスパイ容疑で逮捕され、捜査の段階でポラードがはじめての核情報専門のスパイであることが判明して世界の注目を浴びた。またイスラエルのディモナ核施設で働くモルデハイ・バヌヌは施設内の秘密原爆工場の写真を公表してイスラエル政府に逮捕されている。このへんのところは広瀬隆氏が詳しく調べている【広瀬隆著「四番目の恐怖」120頁〜イスラエルの秘密原爆工場】。小型核兵器の流出をエリツィン大統領に報告したレベジ司令官は、その後どういうわけかエリツィンに司令官を解雇された。ロシア国民に圧倒的な支持を受けるレベジ元司令官は後に政界入りし、ロシアの大統領候補としてエリツィンを脅かす存在となった。CBSで放映された番組はこれから分析し、他の資料と組み合わせてまとめてみたい。【参考、セイモア・ハーシュ著『サムソンオプション』262頁、268頁、341頁】
1998/01/24、土曜
- 空がにわかに掻き曇って暗くなったと思ったら、15時現在、あたりは雪景色で真っ白となった。これでまた野菜が高くなるだろう。私はカレーライスにしても肉を一切入れない、いわば野菜だけのベジタブルカレーを食習慣としている。他の料理にも肉は殆ど使わない。だから野菜が高値になるのが気になる。この前の雪にしても、一時的な流通不能が野菜の高値を呼び、流通が回復しても野菜は安くならなかった。今度の雪でさらに野菜が高くなることは容易に予想がつく。生産者も大変だとは思うが、雪の被害にあわない野菜までが便乗値上げしていく様をみると残念である。こういう人間の状態を仏教では「迷己逐物」というらしい。物を逐い(おい)己れに迷う、物を求めるあくなき欲望に自分の心を見失っていく。仏教では「物」とは「欲」を指し、全て欲望の対象は「物」とされ死ねば消え去る実体なきものと見なす。それと正反対にオカネに代替されない「心」は求めようと思えば誰でも手に入り、失うことのないものであると。満ち足りた人生とは「満ち足りた心」であり、物によっては決して満ち足りることはない。無ければ無いで済ませる心の余裕が大事というところか。ところが現代経済の基本はその逆をいくことで成り立っている。品不足が高値を呼び、豊作豊漁は安値を呼ぶことから歓迎されない。今度の雪のように、それを意図的に利用して品不足を演出することも可能であり慣習とさえなっている。豊作豊漁を自然に感謝してきた昔こそ心の満ち足りた状態ではなかったか。生産こそ経済の基本であり、そのための労働が尊重されてきた昔と違って、今は苦楽を共にしてきた会社そのものを売り買いする金融経済になってしまった。そういう意味で今年四月から実施される金融ビッグバンは仏教で説くところの「迷己逐物」が跋扈する世の中を現出させてくれるだろう。バブルに次ぐ人間欲望のあさましい時代の到来である。
- そろそろホームページを整理しようと思う。資料を分類整理して検索しやすくしたい。見栄えはどうあれ、内容的には充実したものにしたい。あれもしたい、これもしたい欲求ばかりが先行して、まとまりのつかないものになりがちである。何より自分が利用する立場でどんどん更新をしていくつもりだ。関連するリンクも縦横に張っていくので迷路で立ち往生するかも知れない。それは私が調査の過程で立ち往生したことにもなる。クモの巣を掻き分けるように暗中模索の旅を続けていきたい。
1998/01/23、金曜
- ジンチョウゲの赤い蕾が殺風景な庭に際立っている。春一番に香しい匂いで春を告げてくれるジンチョウゲ、訪れる人みなが「ああ、良い匂い!」と感嘆の声をあげるのが毎年の楽しみになっている。毎日がこんな嬉しい気持ちでいられたらどんなに幸せだろうか。喜怒哀楽の激しい私は切にそう思う。
- 既成の宗教団体そのものに疑念を抱いている私にも信仰心はある。宗教心はないが信仰心はあるというのも矛盾したような話だが、私の場合は漠然とした平和の祈りに似た感じである。各宗教それぞれのエキスを吸収して自分なりの心の拠り所としている。中でも276文字しかない般若心経はシンプルで奥深い経文だと思っている。たまには父母の位牌に向かい読経する。かつて私は現存する日本の既成宗教組織の資料を検証したことがある。資金の流れから教祖の私生活まで調べたのだが、中には犯罪組織に近いものまであった。多かれ少なかれ詐欺的要素を含んだこれら宗教団体に幻滅を感じたものである。創価学会しかり、これから少しずつでも宗教界の実態を調べたいと思っている。
1998/01/22、木曜
- <株式>東証連騰 主役は外国人投資家 本格回復は未だ=替(毎日新聞)2年1カ月ぶりで東証の平均株価が6日連騰した主因は、「追加的な景気対策がある」との観測だ。大量の売りで相場を低迷させていた外国人投資家が追加策期待で買い戻し始め、加藤紘一・自民党幹事長の財政再建先送り示唆発言で、その動きが加速された、というのが今回の相場の正体だ。国内の投資家の動きは、年金・公的資金を除くと依然として鈍い。景況感はさらに悪化する可能性もあり、株価が本格回復に入ったとの見方は少ない。市場関係者は「アジアの経済・通貨不安、米国からの外圧など、財政再建路線の旗をおろす口実が続出している。7月の参院選を前に、なりふりかまわず景気対策をやれという声が自民党内で高まっている」(都銀系投資顧問)と、政策期待の背景を分析する。また、ルービン財務長官ら米政府高官を多く輩出している外資系証券会社が買い姿勢を強めていることも「米国政府から、日本の経済対策転換についての何らかの情報を得たうえでの動き」(中堅証券)との憶測を呼んでいる。しかし、政策への思惑ばかりが先行する相場を危惧(きぐ)する声も根強い。大和証券エクイティ部の苅込謙治次長は「経済の実態が好転したわけではなく、株価反発の材料は政策への期待に尽きる」と指摘する。景気回復の兆しは見えていないばかりか、東芝が20日に、業績の大幅下方修正を発表したように、実体経済の悪さを伝える数字が今後、相次いで出る見通しだ。また、3月期決算を前に当面の利益を確保するための売り注文が1万7000円前後に大量にたまっており、「売り方と買い方の綱引きが続いている」(植木靖男・日興証券エクイティ本部部長)状況だ。当面、バブル後最安値の1万4309円を割り込む不安はなくなったものの、市場から評価される景気対策が打ち出されず、膨らんだ「政策期待」のバブルがはじければ、再び値下がり局面に入り込むおそれがある。 【塚田 健太】[毎日新聞1月21日] ( 1998-01-21-20:49 )
- 以上は毎日新聞からの転載記事だが「今度の6日連騰は外資系投資家の買い注文によるもの」であり「国内経済の低迷から株価の本格回復は望めない」と予想している。しかし今度の外資系による買い注文は四月の経済ビッグバンに向けての試金石だとみるほうが妥当だ。彼ら外資系投資家は今後より能動的な日本参入に拍車をかけるはずである。何度も書いてきたことだが、その狙いは「日本の個人資産1200兆円」であり、その誘導の受け皿として日本金融機関を利用することになるだろう。ための吸収合併、もしくは買収も厭わないだろうし、その対策として弁護士が続々送り込まれてくることも予想される。アメリカ国内では国境を越えての弁護士活動は禁止されているが、日本においては何ら問題なく事が運ぶはずだ。さらに日本政府は「外国人の日本滞在期間五年」という規制も無制限にするという規制緩和を打ち出している。緩和どころではない撤廃である。四月のビッグバンによって日本経済の扉は大きく開け放たれ、日本の個人資産1200兆円は否応なく海外に導き出されるだろう。日本人にとって金利の高い外資系金融機関は魅力的であり、経済資本主義の道理からして当然の成り行きとなる。世界金融システムのただ中に引き出された日本個人資産はどうなるか?獰猛な猛獣が闊歩するジャングルに迷い込んだ子羊を想像されたい。上記の記事最後「膨らんだ政策期待のバブルがはじければ再び値下がり局面に入り込む恐れがある」どころではあるまい。舞台は世界なのだ。それも「獰猛な」と付け加えたい。
- 私事だが悪寒の原因が判明して喜んでいる。アレルギー体質の私にとってコーヒーはアレルゲンであり、以前から感じていたことだった。悪寒から目眩、歩行困難となるのだから始末が悪い。今日もコーヒーを飲んで三十分もしないうちに悪寒と目眩の前兆が出てきた。帳簿の文字を読みとることすら苦しくなって初めてコーヒーを飲んだことに思い至ったわけである。ここ数日このことに気づかないまま悩んでいたが、原因が分かってしまえば何のことはない。今がぶがぶ水を飲んで胃袋のコーヒーを薄めている。全国にも私のようなアレルギー体質の方が数多くいると思う。この苦しみは本人しか分からないものだ。へたすると命取りにもなりかねない。原因を探るためには生活の一部始終をメモするしかないだろう。そして原因が分かったらそれを自分の体質として知っておくべきだ。私の父は風邪薬を飲んだだけで発作を起こし救急車で運ばれたことがある。数十分も遅れていれば死亡していたとのことだった。かつて父の元で働いていた職人はペニシリンショックで死亡している。数年前に生エビや刺身を食べて蕁麻疹になったことを思い出す。体中ボコボコ腫れ上がり首筋がパンパンにこって熱くなった。現代においては生活そのものに耐えず危険があることを認識すべきなのかも知れない。すぐそこにある危険のことを、ここでも取り上げていこうと思っている。
1998/01/21、水曜
- 長年リバウンドに苦しめられている。発端は少年期の湿疹に使用した塗り薬であった。塗るとたちまち湿疹が消えるという抗生物質が、実はその後、薬無しではいられないリバウンドを招いてしまったのだ。病院に行けばさらに強い抗生物質で治療され、リバウンドを悪化させるだけだった。やがて定期的に歩行困難となり、血便も出るようになって絶望的になってしまった。そんな時、尿飲用療法という聞き慣れない治療法を知ることとなった。地獄に仏とはこのこと、どうせ死ぬならオシッコを飲んでみてからにしようと思い切り飲んでみた。その翌日から血便が止まったのにはさすがに驚いた。それから半年、リバウンドは一進一退を繰り返していたが、いつしか発作的な歩行困難が起きないことに気がついた。心なしか若返ったような気持ちになっていた頃「顔に艶が出てきたね」とまで言われる。しかしリバウンドは相変わらず続いており、まだ半信半疑だが、尿は毎日飲んでいる。最近コマーシャルにも出るようになった「ケラチナミン」という尿素軟膏がある。これは尿の成分そのものであり、これを塗ると肌が体内の水分を呼んで潤いのある肌になる。アメリカでは浴槽に自分の尿を入れる女性もいるが、それこそ肌に艶が蘇る。最近、私のようなリバウンドに苦しむ人が大勢いることを知った。そういう方に是非すすめたいのが尿飲用療法である。末期ガンでさえ完治するといったら大袈裟のように聞こえるかも知れないが、詳しいことは新世界のコーナーに書いてあるので、一読をすすめたい。またネクサスマガジンでも尿療法が紹介されている。試された方はメールをいただきたい。奇跡は人間の体そのものにある。メール先gaziyaxc@mail.powernet.or.jp
1998/01/19、月曜、曇
- 昨年10月6日、鬱病と診断され税務署員に調査の中止を求めていた男性が、度重なる強権的な税務調査に病状悪化させて自殺をはかる事件があった。鬱病との診断書を無視した税務署は税務調査を続行、これで病状が悪化したため、二度目の「自殺の恐れあり」との診断書を税務署に提出した。しかしこれも税務署は無視して税務調査を行った矢先の自殺騒ぎであった。寸でのところで発見され、一命はとりとめたものの税務署は謝罪することもなかった。そしてさらに11月24日、立会人を排除した税務署による密室での調査中に、納税者が急死する事件が起こった。「国の財政は納税者が支えている」との、ごく当たり前な認識が税務署にあったならばこんな悲劇は起こらなかったはずである。バブルの諸悪根元となった大手金融機関の不良債権に湯水のように税金を投入してまで救おうとする一方、その税金を納めている納税者に強権的な取り立てを行う国政とは何なのだろうか?まるで納税者を犯罪人扱いしているとしか思えない強圧的な調査である。納税とは強いられてする義務ではなく、納税者自身が国のために進んで行う権利であるはずだ。その権利さえ放棄したくなる国のデタラメぶりは放置しても、納税者からは否応なく税金を取り立てる行政など信用できるはずもないだろう。納税者を自殺に追い込むような事件が続く限り、私もまた遠慮なく事実を公表していきたい。それにしても日本のマスコミは何処を向いているのか・・・底辺で喘ぐ庶民の悲鳴があなた達には聞こえないとでも弁明するつもりか!
- 文武両道、自己流だが空手の型を一通り終えたところで悪寒が消えたことを実感。根をつめて資料を漁っている環境を振り返れば原因ははっきりする。籠もりっきりで活字を追い、眠りたいときに眠り、腹減った時に食い、煙草をひっきりなしに吸うため部屋の空気は汚れていた。果てはストレス解消だと称しては友人と酒盛りするに至って体はボロボロ・・・そんなところだろう。正拳突き100回、前蹴り50回もやれば体の芯から熱が放射し汗が流れる。下腹部を中心にして円を描く空手の動作はバランスを整える。これに動作のゆっくりした太極拳を取り入れてみたい。呼吸は口より意図的に吐ききってから鼻から自然に吸い込む。思えば母の看病に疲れた時にも同じことをしていた。深夜から翌朝までまんじりもせず、母の寝息を聞きながらひたすら呼吸を整えていた。深夜、妻を看病していた初老の男性が突然「もう、たくさんだ!」と叫びながら病室を飛び出していったこともあった。いわゆる看病疲れである。足元はふらつき、自分の血尿の色の度合いを確かめ、水を求める母の唇をそっと氷で湿らせる。手術後に水を飲むことが禁じられているためだ。静寂の中で母の寝息の変動に耳を傾けながら「ああ、今日も生きている」と、18年間の母の闘病生活に私も確かに関わり合っていた。今日も病院では当時の私と同じような看病を強いられている家族もいるだろう。時に看病疲れから死を選ぶ悲惨なニュースが報道される。当の患者よりも看病する者の悲惨が分かるゆえに私は誰も責められないと思っている。生身の自分が耐えきれないほど疲れ果ててしまったと感じた時、私はひとり屋上で空手の型を延々と繰り返していたものだ。厳寒に汗が噴き出して湯気となるまで・・・とりとめのないことを書いた。
1998/01/18、日曜、雨
- 今夜の日本テレビ系列番組、特命リサーチの予告がホームページで紹介されています。
- 夜、原因不明の悪寒に襲われる。今年に入ってこれで二度目だ。アレルギー体質なので薬が原因かもしれない。とにかく動けなくなり、寒気がする。無理はしないタチなので過労ではないことだけは確かだ。フワフワ、魂がどこかに飛んでいってしまうような感覚。薬の使用を減らすことにして様子をみることにした。生身の人間ということ、つくづく実感した。
1998/01/17、土曜
- 警察の不祥事が次々と報道されている。泥棒を捕まえてみれば警察官、そんな悪い冗談も言いたくなる。例のキツネ目の男、宮崎学氏が警察官僚の天下りリストを公表している。これは貴重な資料だ。
- アサツユ機関誌が郵送されてきた。脱原発を推進するために毎日のように全国を飛び回っている佐藤和良氏の奮闘には頭があがらない。佐藤氏は同時に電磁波や戦時中における朝鮮人強制労働問題にも活動なされ、時折「佐藤氏を突き動かしているものは何だろう?」と考えることがある。まだ電話でしか応対したことはないが、声からするとお年を召した方のように感じられる。労苦に鞭打って公害問題に全生涯をかけた田中正造翁を彷彿とさせるものがある。田中翁は鉱毒に苦しむ庶民のただ中に入り、辛苦を共にして闘う最中に死んだ。庶民の塗炭の苦衷を省みない政府に激怒するあまり「このウジ虫ども!」と吠え、感極まって天皇に直訴までしてきた。かつてその田中翁の書簡が倉から大量に発見されたことがあり、それが出版されたおり私はさっそく買い込んでおいた。いずれ取り組むべき課題としてきたが、そろそろその時期が来たようである。アサツユ報告は少しずつパソコンに入力していくつもりだ。これを読んでいる方々にカンパ一口20円也を是非ともお願いしたい。送り先はここでのアサツユ報告に載っている。
- 昨夜フジテレビ系列の番組でダイオキシンについて放映された。この日誌一月七日付けでダイオキシンの分解菌について書いたが、そのことも番組で紹介された。何より深刻なのは母乳に蓄積するダイオキシンであり、番組で母乳の検査結果(許容値の25l5倍)を知らされた若い主婦が「知らなければよかった」と呟くシーンが印象的だった。しかし知らないままでもダイオキシンは確実に蓄積しながら、子どもにより濃縮される現実はもっと悲惨な結果をうむ。まずは現実から目を背けることなく直視すべきであり、事実を受け入れることから始めるべきだろう。子を想う親の気持ちはみな同じであり、その子の未来が今にかかっていることを考えるならばダイオキシンの廃絶は一般常識となるはずである。ダイオキシンの垂れ流しにまたもや厚生省ならびに保健関連機関は「そういう事実はない」との無責任な対応を保持し、調査結果を改ざんしてまで隠蔽しようとする例もでている。国の機関が国民の命を無視するなら、市民レベルでダイオキシンの実態を調査するしかない。かくいう私もダイオキシンの何たるかを把握しているわけではないし、これから専門書を片手にできるだけ勉強していくつもりである。人の命が汚染されていく実状を無視してまで生きる価値はどこにもあるまい。
1998/01/16、金曜
- このところの降雪は南の低気圧が北上する言わば「春のドカ雪」なのだそうである。エルニーニョ現象などによって南洋からの暖流が北上したための異常気象らしい。季節が早送りしたということだろうか。私などは雪が降ってようやく冬らしくなったと単純に思っていたが、地球は確実に温暖化しているようだ。その最たる原因のひとつに二酸化炭素の排出があげられているが、果たしてそれだけが原因だろうか?ペンタゴンによる「ハープ計画」のことはここで何度も取り上げているが、今から40年前の1958年に国務省大統領付科学顧問のハワード・T・オービル大尉は「ペンタゴンが大気中の電離作用を起こすビームを用いて気象操作の研究をしている」ことを明らかにしている。電磁圏に極超長波をぶつけると1000倍に増幅した電波が跳ね返ってくるが、これがヴァン・アレン帯で電子を集め電磁圏外側の電荷素粒子が大気圏になだれ落ちてくる。地表に向かって崩落するイオンは氷晶を形成して雨となる。【参照、ペンタゴンによる気象操作プロジェクト】そのために我々人類を有害な宇宙線から守ってくれている薄い皮膜の電離層が真っ二つになる恐れがあるという。また同調しない周波数の電波は地磁気線に振動を与え地磁気の流れに穴をあけかねないとも言われている。気象を思うがままに操作したいという願望はすでに達成されていたわけだが、それによって人類は新たな脅威にさらされることになってしまった。最近、オゾン層に穴が開く現象はフロンガスによるものだけではないのではないか、という専門家の疑問の声があがっている。確かなことは分からないが、別の犯人がいるとすれば真っ先に「ハープ計画」が容疑者として疑われるだろう。BBCテレビでもハープ計画のことを取り上げていたが、これがいかに人類に貢献するかを強調していたのが気になっている。ハープ計画で用いられる低周波は人間の神経系統にも異変を及ぼすことから、それをテロ対策の兵器として用いることも決定されている。これは人間に直接的な外傷を与えないことから「非殺傷兵器」としてペンタゴンの宣伝文句にもなっている。なんと耳障りの良い兵器ではないか。明後日になるが日本テレビ系列で放映される特命リサーチはハープ計画にも関連する電磁場実験の真相に迫るはずである。そろそろ季節はずれの春のドカ雪も溶けだしている。ひょっとすると、この雪も気象操作された結果であるかも知れない。【参照、電磁波の恐怖】
1998/01/15、木曜、雪
- 昨夜は友人と飲み、そのまま眠ってしまった。目が覚めたら外は大雪、車の出入りを考えて地面にシートを敷く。明日朝、従業員が出勤する前にシートを払えば雪掻きする必要はないという寸法だ。夜になって雪から小雨に変わり、地面はシャーベット状態。翌朝の冷え込みから地面が凍り付くと思われる。今日は友人から立て続けに電話がかかってくる。某大手建設会社に勤めるある友人はとうとうリストラになったとの電話、2000億円もの負債を抱えている会社だけあって以前から予想されていたこと。再就職の悩みを抱えての相談、世間の風は予想以上に冷たく厳しい。昨夜一緒に酒を酌み交わした友人はビルのオーナーでもあり、やはり経営上深刻な悩みを抱え、毎日のように電話をしてくる。かと思えばトラックの運転をしている知人からメールがきていた。こちらに仕事で通るから寄りたいとのこと。私より一回り以上若いが、パソコン歴では私の教師、いろいろ質問したいことメモしておくことにする。みんな自分の生活を背負い、必死で生きている。アジアでの通貨危機が深刻化しているらしい。ニューヨークではより投機熱が冷めやらず、日本のバブル絶頂期を想起させられる。アジアと対比するとき背筋が寒くなるような予感に震える。世界中の人々が脆く危ない橋を渡っているような気がしてならない。成人式の今日は雪を被った植物たちの雪を一日中取り除いていた。春になれば一斉に芽吹く庭の植物たちを想像しながら、欲に毒されない世界を夢見てひたすら動き回っていた。そんな時、いつも脳裏をかすめるのがテニソンの詩「塀の裂け目に咲く花よ、汝を裂け目より引き抜きて、われ汝を、根ごと全て、ここわが掌中に握りけり、小さき花よ・・・されどもし、われにして、根ごと全て、全ての中の全てなる、汝の何たるかを知り得なば、神と人との何たるかをば、われ知らむ」である。道端に咲く小さな花ひとつ、その中に全宇宙が凝縮された神秘があることを『黒いレオナルド』と呼ばれた偉大な黒人農芸家カーヴァーも知っていた。彼は植物たちの声に心を寄せ、その神秘に触れながら農作物の革新的発明によって人類に多大な貢献をしてきた。そのカーヴァーが死ぬ間際、小さな花に手を伸ばして語った言葉は人類の未来にひとつの光明を指し示している。『私がその花に触れるとき、私は無限に触れているのです』と・・・
1998/01/13、火曜
- 14年前の旧ソ連による大韓航空機撃墜事件の真相が明らかにされたようである。三一書房から出版された『大韓航空007便の真相』がそれで、著者は元航空自衛隊のソ連専門情報将校、田中賀朗氏。内容は「大韓航空機は米CIAのオトリ機として意図的にソ連領空を侵犯した結果、撃墜された」というもの。このことは英オックスフォード大学政治学教授のRWジョンソン氏が著書『悪魔の飛行計画』上下ですでに明らかにしている。それを裏付けるかたちになったわけだが、著者の田中氏が北海道稚内の『二別』(ソ連軍通信傍受基地)の班長であったことからかなりの信憑性をもつことが分かる。私もソ連による大韓機007便撃墜事件については資料を集めてきたが、問題は米韓両国が007便撃墜の危険を事前から知っていた節があることである。これを裏付けるのが大韓航空による過度の保険金であろう。事件後、韓国内とロイズ保険会社から大韓航空に支払われた保険金は65億円に及ぶが、それとは別に大韓航空はロイズ社に戦争保険の限度額980億円もの保険をかけていた。これらはすでに全額支払われたと聞き及んでいる。撃墜された007便は1979年二月に西ドイツのルフトハンザ航空から中古で買い入れたもので、なぜロイズ社がそんな中古機に戦争限度額980億円もの保険契約をしたのか今もって謎になっている。世界的な保険会社ロイズでは徹底した調査が信条であり、よって007便の危うさはすでに調査済みであったはずである。危険回避のためには契約できるはずもない。この事件にはアメリカ政府並びにペンタゴンによる隠蔽工作が多々見受けられ、日本基地による傍受データも改ざん公表された疑いがある。これほどの謎を含みながら、これまでその真相に言及した日本のマスコミが皆無であったことは実に奇怪なことである。今度の田中氏の出版では「CIAに抹殺されやしないか」との声がさっそくあがっている。あり得ることだが、田中氏が通信傍受のプロであることを考えればある程度解禁された真相と受け取る方が妥当かも知れない。それを何より待っているのが乗員乗客269名に及ぶ犠牲者の遺族だろう。しかしながら国家間がらみの謀殺であることをどこまで証明しきれるかは甚だ疑問だ。ここでも国家機密が邪魔をするのがほぼ予想されるからだ。この件に関しては世界暗殺史のコーナーで継続していきたい。
- 阿修羅氏のホームページにリンクされることになりました。互いに情報交換すればここでの内容ももっと充実したものになるだろうとの期待でいっぱいです。他の方からも面白いとのメールをいただいており、何となく恥ずかしいやら報われたとの想いが交錯して複雑な心境です。書きたいこと山ほどあって何から書いたらいいか分からないくらいですが、焦らずじっくり取り組んでいきたいと考えています。今注目しているのは今度の日曜日に放映予定の『特命リサーチ・フィラデルフィア不可視実験』で、ご存じの方もいると思いますが、第二次大戦中にアメリカが行った何と艦船まるごと消滅させるという驚くべき実験のことです。1月18日、日曜、日本テレビ系列19:56〜20:54放映予定。先入観念を捨て去って真相究明をしているつもりの私も、この実験だけは未だに信用していいのかどうか迷っています。特命リサーチでは『エリア51』についても驚くべき事実を明かしていますが、この件でもまだ半信半疑の念が払拭できないでいる。これは漠然とした予感ですが、ここでもすでに扱っている『ハープ計画』も『エリア51』などの問題もいずれは人類の前に大きく立ちはだかってくるのではないか、その時こそ人類が心を一つにして迎えるべき試練の時ではないかと・・・新世界のコーナーで紹介したような波動などは人類の危機に際して多大な力を発揮するような気もしている。まだ暗中模索ですが・・・
1998/01/12、月曜
- インターネット使用料、13日の支払い期限が過ぎても今月末30日までは動いているとのこと、26日支払うことにして何とか継続できることになった。こうしている間にも材料代で現金がたちまちに消えていく。とにかく余計な出費は削らねばならない。ニュースなどはテレビやそれこそインターネットで分析すればいい、んで新聞二紙契約破棄。定期購読の書籍類も全てキャンセル。やはり会社経営する友人に電話したら同じようにキャンセルをしていた。友人の場合は保険類を率のいい外資系に換え、何の役にも立たない組合を脱会、まだまだ削れるところはないかと思案しているという。「それでも俺たちは甘い」と言うに及んで、氷河期の到来を互いに実感するはめになった。話はエスカレートして、電話も受信専用にし、電気もガスも止めればどうなるか?ろうそくで灯りをとって火災になって丸焼け、それでも火災保険がおりて焼け太り、しかし本人は焼死体、そんな悪い冗談で盛り上がる。「貰ったビールがあるから飲みに来い」というところで落ち着いて、空腹を感じた。ああ、人間は食わなくてはならないことを忘れていた。むろん食費も削っている。植物のように光と水だけで生きていけたらどんなに助かるか。削るべき贅沢がもう一つあった。やいのやいの催促される飲み屋のツケ、これだけはいかんともしがたい弱点だ。「人はその弱点で死す」峻厳にして恐ろしい格言である。
- この氷河期のおり「究極のサバイバル講座」なるコーナーを設けたいと思う。徹底して無駄を省いて世知辛いこの世を乗り切るためのノウハウを探るというわけだ。これまで「仕事を回す、やってみないか」という誘いも過去に何度かあった。しかしよくよく事情を知れば、業者を換えるにすぎない話ばかりだった。つまり私が介入すれば以前の業者は追い出されるはめになる。相手があれば向こうにも家族がある、養うべき子供らもいよう。そんなことはできない。「この不景気にそんな人情じみたこと言っていたら干されるぞ」という痛い忠告も受けた。それでも自分の信念は曲げられない。仕事の争奪合戦より互いの共生共存なくしては人間としての価値すら失いかねない。それなら冷や飯を食ってでも生き延びるサバイバルの道を選んだ方が良い。そんなわけで「究極のサバイバル」を思いついたわけである。いかんせん生身の人間のこと、限界を知ってのサバイバルであることは勿論である。無駄を省くことであって無理をすることではない。まして無茶など言語道断であろう。家計の捻出を男どもが取り組むべき時代が到来したのだと、そう思うわけである。さればとて「ケチに徹せよ」と言うのでもない。精神的には堂々と贅沢三昧をしよう。精神までケチになるまい。ううむ、自分でも何を言っているのか分からなくなってきたが、そういうことである。(なんのこっちゃ?)
- 金賢姫が結婚していたとかでワイドショーで大騒ぎしているが、またもや日本のマスコミはミーハー的な取り扱い方をしているのが気になる。日本のマスコミはどうも美形に弱いようだ。金賢姫は「同席する数人の男を瞬時に殺せる」と豪語するほどのプロのスパイであることを忘れている。それだけの訓練を受けている殺しのプロであり、スパイとしても一流の訓練を徹底して受けてきていることを決して忘れてはならないのだ。演技者としても俳優顔負けの芝居を事も無げに演じきることも可能だ。バハーレーンで毒薬を飲んだ(?)金賢姫の苦悩の色を、それが彼女の芝居であることを見抜いた者は何人いたか?そう、金賢姫は毒薬など飲んではいなかったのだ。彼女の所持していた毒薬は瞬時にして死に至る猛毒である。苦悶などする余裕など断じてあり得ない。同じ毒薬を飲んだ連れの金勝一は即死であった。当時すでにサルマニア病院の急患部長ドクター・ヤコビアンは、彼女が毒薬を飲んでいなかったことを証言している。この事件の背後にはもっと巨大な陰謀が存在しなければ決して解くことのできない謎が数多くある。個々人の推測を凌駕する周到な準備なくしては成功しない陰謀なのである。そしてその陰謀は今も生きている。迂闊なことは言えない。むろん金賢姫が単に北朝鮮のスパイで片づくような単純な問題でもない。事の真相を有り体にぶちまければ何らかの圧力も覚悟しなければならない、それこそまだ生きている事件なのだ。しかしながら日本の上層部並びに一部のマスコミはそのことを知っているのに、なぜ今だに沈黙を守っているのか?その答もそこにある。そろそろ暴露してもいい頃だと思うが、このままいけばケネディ大統領暗殺のように結局は国家機密のベールに覆い隠されたままで終わりそうである。
1998/01/11、日曜
- 節約して正月を乗り切ったつもりだったが、それでも足りない現実に直面して意気消沈する。年末の賞与を工面して資金が底を尽き、寝正月を決め込んで何とかやってきた。そこへ社会保険と源泉所得の支払いが待っていた。それだけではない。インターネットの年間使用料をすっかり忘れていた。どうすりゃいいの?といった最悪の事態に、まずはインターネットの休止を考えざるを得なくなってきた。自分でもホームページには随分力を注いできたつもりだったが、会社経営からみれば贅沢ということになる。たかだか三万円もしない使用料が払えないことになろうとは予想もしなかった。というわけでインターネットは数ヶ月間お休みすることになりそうな気配、とりあえずサーバの担当者とも相談してみます。
1998/01/10、土曜
- この氷河期に中小企業は様々な対策を強いられていると思う。最近では常識となったリストラなどがその典型的な例だが、これは経済基盤を支えてきた労働意識を根底から覆すものであり「会社は資本で成り立っている」という資本主義の旗印を根幹に示したものとなる。つまりバブル崩壊後もマネーゲーム体制から少しも脱却していない、利益(欲望)を根底にした経営でしかないことを思い知らされる。これでは株や為替の乱高下に一喜一憂して振り回される根無し草の会社方針そのままであろう。経営の基本は生産であり、そのための労働であり、人間の汗に根ざしたものであったはずである。不景気だからといってリストラを断行する会社に理念はどこにもないのだ。理念無き会社ほど虚しいものはあるまい。血の通わない経営ほど人間にとって残酷なことはない。大企業の経営陣は会社が危うくなるとさっさと高額な退職金を手に退陣してしまう。一見責任をとって辞任したかに見えるが、その実は食い逃げであり、逃亡であろう。まして国民の血税である公的資金で損失の穴埋めなどをするなど詐欺に等しい。これは犯罪だと言うのだ。巷の中小企業には公的資金の投入など許されるはずもないし、銀行の貸し渋りで四苦八苦しているのが現状だ。その多くは家族のため、従業員の労働に報いるため、何とか会社を維持しようと懸命になっている。日本の公僕にはその国民の悲惨が見えていない、いや見ようともしない。考えもしないであろう。日本経済の底辺で労働する人たちの悲鳴を無視するような政官界であるならこの国は滅びるに任せるしかあるまい。今もってこういった指導者を選ぶ日本国民が大多数とするなら、この国はいち早く崩壊させてしまうべきだ。人間民主の理念が資本の構図に組み込まれてしまいかねない今、その唯一の手段は個々人の心の叫びであり、熱き理念の発露でもって連帯するしかあるまい。オンブズマンしかり、社会の底辺から沸き起こる市民の抗議でしかこの国は救えない。
1998/01/09、金曜
- 突然の降雪で首都交通機能が麻痺している。近代化されてきた都市部の意外な盲点を知る。足止めをくった乗客の苛立ちが自分のことのように伝わってくる。築地への輸送もままならず、三割がたの高値を予想する仲買人もいる。長野ではオリンピック間近の大雪に狂喜し、全国のスキー場関係者も安堵の胸をなでおろす。不景気の中でやっと契約した仕事が、今度の雪で足止めをくってままならぬ中小企業経営者の焦りも感じられる。過酷な競争を強いられる物流業者にとっても呪いたくなるような雪であったろう。そんな世相を感じられる突然の雪であった。私にとっても他人事ではない深刻な時勢を認識しさせられている。ただ私個人は「来るべきものが来た」という予想上のことだけに覚悟はできていた。既成社会の概念が音をたてて崩壊している今、それをチャンスとして新たなベンチャービジネスに期待をかけることもできよう。
- 1990年代に始まった第三次ベンチャーブームも、通産省の「中小企業創造的活動促進法」やニュービジネス協議会という後押しもあって不況を乗り切る期待がかかっていた。ところがその受賞認定企業が次々と倒産してきている。原因は銀行の貸し渋りである。政府が音頭をとりながらの体たらく、ここでも指導層の無責任無策ぶりがうかがえる。これでは最初からベンチャー企業を育てるという意志すらなかったことになる。国の舵取りをするトップに大望がないのである。アメリカではエンゼルと呼ばれる個人投資家がハイリスク・ハイリターンを前提にベンチャー企業に投資しているといわれる。日本では「夢やぶれたり」以前に「夢は夢」として投資はまるで考えていないのだ。思えばバブル膨張期に根底にあったのは欲望だけであり、夢などなかったのだ。理念とか理想とする経営方針などより欲望が先行するゆえのバブル崩壊であり、当然といえば当然の結末であった。醜悪なことに、そのバブルを作り出した張本人が国民の血税を使って穴埋めしていることだ。潰れるような原因をつくった欲ボケ会社は潰れるに任せ、そこから新たに這い上がろうとするベンチャー企業の夢に賭けるほうがましというものだろう。同じリスクでもその価値においては雲泥の差がある。なにより残念なのは若い夢をつみ取っていく大人社会であり、ゆえに若者が夢をもたなくなっていくことの危惧である。【参考資料『文藝春秋二月号』233頁「ベンチャーブーム終焉か」】
1998/01/08、木曜、雪
- 香港の新型インフルエンザ対策で処分されたニワトリは1300トンに及び、死骸を積めたゴミ袋の運送にトラブルが起きてネズミや野犬に食い破られた肉が路上に散乱しているらしい。また養鶏場の周囲には難を逃れたニワトリが徘徊し、腐乱した鶏肉などによって地下水や土壌が汚染される危険性も警告されている。感染率が比較的低いとされる今回のH5N1は「ほんのわずかな突然変異でも、感染が拡大する可能性がある」として依然警戒を促す専門家もいる。問題はやはり感染が一例も報告されていない中国本土で、韓国のマスコミは「昨年の初めに中国南部で170万羽のニワトリが死んだ」ことを報じている。6800万人の人々が年間5億羽のニワトリを生産している広東省で、感染の拡大が起これば想像を絶する事態を招きかねないとの警告も出されている。さらに危惧を深めているのは中国のマスコミなどが「あくまでも香港の問題にすぎない」と軽くあしらっていることである。実際に中国南部170万羽の被害が出ているにもかかわらず中国のマスコミが沈黙していたとすれば、それは中国政府による報道管制がしかれていることにはならないのか。今後、中国で感染が爆発的に拡大するようなことがあっても報道管制によって情報が封殺される恐れもあるわけだ。【参考『ニューズウィーク1.14号』14〜18頁「美食の町、香港を襲ったトリ騒動」】
1998/01/07、水曜
- 愛媛大農学部の橘教授(46)らのグループがダイオキシンの分解菌を発見したらしい。キノコの仲間である木材腐朽菌がダイオキシンを分解することが判明、分解率の高い菌で85〜90%というから期待ができよう。数年前にも広葉樹のある種の落ち葉が六価クロムを分解するとの報道があったが、自然界にはまだまだ神秘的な力が備わっているようだ。皮肉にもその自然を破壊していくのも人間であることを考えれば、人間はダイオキシンなどより有害な黴菌であるかも知れない。いずれにせよこうした地道な研究成果もそれを具体的に応用しなければ何にもならないことは言うまでもない。厚生省なりが今度の成果にどれだけ着眼しているか、血友病患者への不祥事を思い起こせば甚だ気になるところである。
- ケネディ大統領の暗殺現場を3DCGソフトを使って再現している(完成したらここに載せる予定)。目撃者の証言や検死結果からもTSBDビル、ダル・テックス・ビル、丘の斜面と、三方向から発砲されていたことは確実であろう。それも12時30分ジャストに実行計画されている。その直後にホワイトハウスの電話回線が不通になり、専用機から暗号表が消えていたりしている。これをしてもオズワルドの単独犯だとする政府の見解は無茶であり、どう考えても複数の、しかも政府機関でさえ動かすことのできる黒幕の存在をうかがわせる事件である。クーデターと言ったほうがいいかも知れない。目撃者も立て続けに不審な死に方をしている。その確立をコンピューターで分析した結果が出ている。目撃者から15人の謎の死を分析、その余命率からして1963年11月22日〜1967年2月の間に15人の証人が全て死亡する確立は100,000,000,000,000,000分の1だそうである。(10京分の1)
- パーフェク312chで1978年制作アメリカ映画「テレフォン」が放映された。アメリカの主要基地周辺に放たれたソ連の51人に及ぶ工作員はすでに薬物催眠による暗示がかけられている。歳月が過ぎてアメリカ市民に馴染んだ工作員たちに、ある日次々と電話がかけられる。暗示が込められた詩編を聞いて催眠状態に陥った工作員たちはダイナマイトと共に目標に向かって自爆して果てる。電話の主はソ連から逃亡した反逆罪の男、これがアメリカ政府に知られれば核戦争勃発の恐れがある。それをくい止めるためにソ連から派遣される大佐(チャールズ・ブロンソン)が活躍するという筋書きだ。知らない人にとってはバカげたSF映画にもとれようが、CIAが実際に行ってきたMKウルトラのプロジェクトを知れば実にリアルな映画に変貌するはずである。しかも現在においては薬物催眠などよりもっと確実な電磁波によるマインドコントロールがもっとも効果的であろう。信じがたいことだが、それが現実であり、好むと好まざるとにかかわらず否応ない事実によって世界はより新たな脅威にさらされていく。とにかく先入観念をかなぐり捨て去って事実の確認を自分なりに丹念に継続していくことである。ありえないことと頭から決めてかかり、偏執狂だのと嘲笑う手合いがいるのは残念なことである。私もマインドコントロールを口にして同様の中傷を受けてきた一人だが、そんな手合いを相手にするよりもっと詳しい真実の追求に奔走したいと意を決している。パソコンの目を見張るように進化と同じく、人間を意のままに操ろうとする恐るべき研究もまた現実のものとして進化をとげているのだ。私は映画でのソ連大佐役チャールズ・ブロンソンの渋い演技に魅せられたが、元はといえばブロンソンは本名はブチンスキーというロシア移民の子であった。この映画「テレフォン」はKGBとCIAの熾烈な駆け引きや一筋縄ではいかないスパイのしたたかさなども加味されていて面白く仕上がっている。
1998/01/05、月曜
- 香港政府三日の発表によると、新型インフルエンザA(H5N1)の感染者が新たに一人確認され、これで感染者の合計は16人となった。確認されたのは19歳の女性で、感染の疑いがあった6人のうちの一人、現在手当を受けているが重体。気になるのは鶏の供給源である中国本土の感染者が一例も報告されていないことであろう。IMF(世界保健機構)が一月から本土への調査に入ることになっているが、今後の成り行きが注目される。詳しい情報を公表しているのは今のところ上のリンク集で紹介した国立感染症研究所であるが、専門用語もあって理解するにはある程度の勉強が必要だ。感染はかなりのスローペースだが、確実に感染者が増えつつあり予断は許さない。
1998/01/04、日曜
- 正月ボケのせいか、所々誤字が目立つ。一応訂正しておいた。暗殺史については別のページで書くことにした。暗殺史というより謀殺史と言い換えたほうが良いかもしれない。複数の諸説がある場合にはできるだけ私が事実に近いと考えた説を書くことにする。よってその情報源も参考文献として載せるつもりである。ゼネコンに関する資料も検索しやすくするため現在整理している。ほか以前に書いた資料も埋もれて探すに困難なこともあり、後でまとめて整理しようと思う。
1998/01/03、土曜
- 故ロバート・ケネディ上院議員の四男、マイケル・ケネディ氏(39)は去年の大晦日、ロッキー山麓のリゾート地でスキーの最中に立ち木に衝突して死亡した。マイケルの伯父は暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領(以後JFKとする)で、マイケルはケネディ王朝の後継者のひとりとして期待されていた。マイケルの父、ロバート・ケネディは今から30年前、1968年(昭和43年)6月5日、カリフォルニア大統領予備選挙で勝利宣言をしたばかりのロサンゼルス・アンバサダホテルで凶弾に倒れた。午前0時15分、ヨルダン移民のサーハン・B・サーハンが22口径の拳銃から八発を発射、うち一発の右耳側面に命中したのが致命傷となった。三時間に及ぶ弾丸の摘出手術もむなしく午前1時44分、ロバート上院議員の死亡が確認された。このままいけば兄に続いてロバートのアメリカ大統領誕生も夢ではなかっただけに惜しまれた死であった。犯人のサーハンは事件後「尊敬していたロバートを私が殺すはずがない」として無実を訴えたが、後の調査でサーハンが催眠にかかりやすい体質であることが証明された。また目撃者もサーハンがまるで夢遊病者のようだったことを証言、事件直前にサーハンが女性から何やら指示を受けていた様子が目撃されている。専門家による調査でもサーハンがいともたやすく催眠にかかることが判明、しかも催眠下で指示した犯人の特定を訊ねるたびに自殺指向に移行する。思えば兄のJFK暗殺も謎に謎を呼ぶ不可解な事件であった。明らかな謀殺の疑いがこれほど顕著に浮かび上がった事件も珍しいくらいだ。ロバートの暗殺も当然のことながら謀殺の疑いが濃厚である。その二ヶ月前、4月4日にメンフェスでキング牧師が暗殺されている。後に犯人として逮捕されたジェームズ・R・レイはカナダでラウルという人物と密輸にかかわりあい、事件前日、メンフェスでレイは銃をラウルに渡したと証言している。キングを射殺した銃は事件現場付近に放置されているのが見つかっているが、犯人が現場に証拠の銃を残すことはありえない。また唯一犯人と出会ったとされる女性は、事件直後に精神病院に拘置され現在に至っている。おそらく口封じだろう。こういうことも起こりうるのが当時のアメリカである。60年代のアメリカにおける一連の暗殺事件には陰謀の疑いが濃厚である。資料を元に再度検証してみたい。長くつらい作業になることを予感しつつ・・・
1998/01/01、木曜
- 初めは反原発を旗印に開局したこのホームページも、電磁波やマインドコントロールの深刻さに気づいてそちらがメインになったきらいがある。なにより私がそれを重要視した結果であるが、今後も人類の脅威と思われる問題には積極的に取り組んでいく考えだ。その調査過程で私自身が学ぶ点も多々あり、よりいっそうの充実したホームページ作りに励みたい。推測に頼らねばならぬところもあると思うが、できるだけ事実を元にしたものにしたい。