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武装した2人組の強盗団、ムンクの名作「叫び」を強奪

 [オスロ 22日 ロイター] 武装した2人組の強盗団が、ノルウェーの著名画家ムンクの名作「叫び」を強奪した。
 22日に当地の美術館で、恐怖に震える数十人の観光客の目前で行われた白昼堂々の犯行だった。
 覆面をした2人組がムンク美術館内に入り込み、拳銃を突きつけてスタッフを脅迫。美術館内の人たちを床に伏せさせて、名作「叫び」と「マドンナ」を盗み去った。
 警察によると、2人組は美術館の正面出口から歩いて出て行き、3人目の仲間が運転する黒のアウディの盗難車で逃亡。
 もうひとつの作品が地面に投げ捨てられていた、という。
 今回盗難にあった2作品は、ムンクの代表作に位置付けられ、数百万ドルの市場価値があるとされる。2作品とも、1893年に制作された作品だ。
 ただ、ムンクは双方の作品で、数種類の類似の作品を制作していた。
 美術専門家によると、「叫び」は6000万―7500万ドル(約66億―82億5000万円)の価値がある。美術館関係者は「有名すぎて売れないため、犯人は金を要求してくるのでは」と見ている。
 2作品は美術館の壁にワイヤでくくりつけられていただけで、非常ベルも鳴らず、犯人はやすやすと持ち去った。

★「美の巨人たち・ムンクの『叫び』
エドヴァルド・ムンク-Edvard Munch 1863-1944
 1863年、ノルウェーのローテンという村に生まれるが、一家はエドヴァルドの生まれた翌年にはクリスチャニア(オスロの旧称)へ移住する。1868年、5歳の時に母が結核のため30歳の若さで死に、姉と弟も若くして死んでいる。エドヴァルド自身も病弱な子供だった。こうして身近に「死」を実感したことは後のムンクの芸術に影響しており、『病室での死』(1893)、『病める子』(1896)といった作品の直接のモチーフにもなっている。
 ムンクは何人かの女性と交際したが、生涯独身を通した。1902年の夏、オースゴードストランで過ごしていたムンクは、数年ぶりで再会した、以前の恋人のトゥラ・ラールセンとトラブルになり、有名な発砲事件を起こす。ピストルを撃ったのが2人のうちのどちらであったかを含め、事の真相は不明だが、この事件で、ムンクは左手中指の関節の一部を失う怪我をした。
この頃からムンクは精神が不安定になってアルコールに溺れるようになり、1908年から1909年にかけて、デンマークの著名な精神科医のもとで療養生活を送った。
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【私的めもらんだむ】
▼10時
W-ホームズ、君はもう聞き及んでいるとは思うが・・・
H-まあ待ちなさい。それよりモーニングコーヒーでも飲まないか?
W-ありがとう。
H-ワトソン君、君の云いたいのはムンクの「叫び」、のことだろ?
W-そうなんだよホームズ。時価60億とも80億ともいわれる名画が、いとも容易く盗まれたのだからね・・・ホームズ、これは君の出番だ。
H-いや、私の出る幕はないよ。第一、犯行が乱暴すぎる。おそらくロシアン・マフィアあたりの、それもゴロツキ集団の仕業じゃないかと推測してるんだが・・・データが少ないので臆測にしか過ぎなくなる。ただ、背後に黒幕らしき者が見え隠れしてくるだろうが・・・
W-そういえば盗んだ絵画の額縁を捨てたというから、随分乱暴なことをする。
H-額縁が邪魔だと考えるのは、「叫び」の絵そのものの価値を問題にしているからだ。これは依頼主であるところの、黒幕の指示だろう。おそらく、この絵はもう実行犯の手元には無いよ。
W-えっ? じゃあ、ムンクの絵は何処にあるんです?
H-これは二つのことが推測できる。一つは海外に空輸してしまったか、もう一つは捨ててしまったか・・・もっとも捨てるとすれば依頼主の黒幕だがね。あまりに有名な絵画だけに売りさばくことが出来なくなり、捨ててしまう可能性が大だ。むろん、誰もが目に付くような場所だが、発見されやすいところに捨てることだろう。
 海外に出すとすれば、マーケットとしては日本あたりが好都合だ。日本には確か「新じねん」というホームページがあったはずだ。ワトソン君、ちょっとそのホームページにアクセスしてくれないか。
W-あっ!ホームズ、もうムンクの「叫び」盗難のことが書かれてあるぞ。それも何と我々の会話も書かれてある。これは、どうしたことだ?!
H-ワトソン君、そんなことは驚くに値しない。「新じねん」管理人おーる氏と私は前からの友人でね、灰色の脳細胞を分け合った仲なのだよ。
W-それって、ポアロのことじゃ?
H-そう、そのポアロとおーる氏と、私を含めて世界の名探偵トリオと呼ばれているのだ。
W-そんな話、聞いたこともないが・・・はて?
H-それは我々の業界では極秘中の極秘となっておるのだ。いいかねワトソン君、ここでの話は内緒だよ。
W-でもホームズ、もう遅いんじゃないか? こうしておーる氏のホームページで公表されてしまったんだから・・・
H-それは迂闊だった。ところでワトソン君、今日は何の用事かな?
W-ホームズ、大丈夫? それは今話していることじゃないか?!
H-君には黙っていようと思ったのだが・・・実は、私は老人性痴呆症になりかかっておるんじゃ。それで君に頼みがある。私の財産の全ては日本のおーる氏に譲るという遺産相続の手続きをしてほしい。彼は今、日本の不況下で極貧のあまり、その灰色の脳細胞が枯渇しようとしている。彼には分厚いビフテキを食べさせないと、日本の、いや世界の大損失になるのだ!手遅れにならないうちに、ワトソン君、一刻も早くおーる氏を救うのだ・・・ううっ。
W-ああ、ホームズどうしたんだ?!誰か、誰か救急車を呼んでくれ!

つづく

▼15時
H-ワトソン君、我々の生きているこの時代には救急車など無いのだよ。それに君は私の主治医ではないか。私は君に看取られて死ぬなら本望だ。
W-失敬、失敬・・・動転のあまり、私は自分が医師だったことを忘れていた。ホームズ、お願いだから死なないでおくれ。今、薬を処方するからね。
H-無駄なことだ。
W-えっ?そんな・・・まだ諦めるのは早い。
H-ワトソン君、ボクの胸のところをよく見てくれたまえ。
W-あっ・・・血が・・・君は誰かに撃たれたんだね。
H-そう、口径の小さな弾丸が私の心臓を貫いたのだ。こういうことを出来るのは世界にただ一人しかいない。
W-許せん!それは誰なんだね?ホームズ。
H-・・・・・・・・・・・・・
W-ホームズ?・・・ホームズ!・・・ああホームズ、ボクより先に逝ってしまうなんて!!!・・・いったいホームズを撃ったのは誰だというんだ!
P-それは「ゴルゴ13」です。
W-いつの間に?!・・・き、きみは・・・君は誰なんだ?!
P-私はエルキュール・ポアロ、スペルはHercule Poirot。 驚いているようだね。
W-それはアナタ、驚きもしますよ。いきなり現れるんですからね。滅茶苦茶な筋書きじゃあ〜りませんか。いったいこの作者の頭の中はどうなっているのか、かち割って見てみたいもんです。
P-それこそ無駄というものです。作者は日本の「おーる氏」、彼は私と同じ灰色の脳細胞を持つとか云われてますが、実は割っても頭は空っぽ・・・要するに「バカ、アホ」と日本語で呼ばれる類いの人間なのです。
W-し、しかし・・・ホームズは彼に莫大な遺産を相続させようと・・・
P-お止めなさい。それよりホームズを撃ったところのゴルゴ13を追いかけるのが先です。

つづく(かな?)

【視聴予定】
21時
54-23:10 報道ステーション 潜入…米国内にイラク人6000人が住む町が…幽閉状態フセイン直属部隊将校が独占告白 テレビ朝日


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