04/8/1 (日)
23〜30℃、南よりの微風、一時やや強風
八月の花「ミソハギ」
みそ萩や 水につければ 風の吹く
一茶

みそはぎ【禊萩】(「みぞはぎ」とも)
1 ミソハギ科の多年草。本州、四国、九州の山野の湿地に群生し、人家でも裁培される。高さ約一メートル。葉は披針形で柄はほとんどなく対生。初夏、梢上の葉腋に淡紅色の六弁花が群がって咲く。盆に仏前に供える。漢方では千屈菜と呼び下痢止めに用いる。和名は「禊萩(みそぎはぎ)」の略で、「溝萩」は誤用という。漢名、千屈菜。しょうりょうばな。
2 「あきのたむらそう(秋田村草)」の異名。

【私的めもらんだむ】
10時
 ミソハギの学名「Lythrum anceps」の「Lythrum」は血を意味しているという。よく見れば花弁に血管のような筋が見てとれる。精霊花とも呼ばれ、昔の人はお盆近くなると咲くミソハギを「禊の萩」の花として、お盆になると仏壇に供えてきた。その禊萩(ミソギハギ)がいつしかミソハギになったと云われているが、溝に咲くことからミゾハギと呼ぶ地方もある。お盆には精霊棚の供物に水をかけるが、ミソハギは喉の渇きを止める薬効があることから、死んだ人の渇きを癒す精霊花として用いられていたようだ。一茶の句にはそんな背景がある。
【視聴予定】
21時
00-53 NHKスペシャル 調査報告・日本道路公団▽内部資料と歴代総裁が語る借金30兆円の膨張の軌跡=NHK総合テレビ
 高速道路を建設する特殊法人・日本道路公団は、設立以来、借金を増やし続け、平成十五年度の決算ではついに二十九兆円を超えた。なぜ、公団はこれほどまでに借金を膨れ上がらせたのか。公団による道路建設の軌跡を検証する。 取材班は借金の返済計画や事業計画、予算書など一万ページに及ぶ公団の内部資料を入手、調査を進めてきた。さらに、歴代総裁が借金の原因をどう考えているのか、証言を得た。そこから明らかになったのは、コスト意識のないまま高速道路を造り続けてきたという事実だった。



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