04/07/07 (水)
22〜24℃、北〜南よりの微風
【私的めもらんだむ】
9時
 現在、すでに室内気温26度突破、昼頃には30度を越すものと思われる。扇風機を回すも効果なし、上半身裸でも暑い。横になると子猫が寄ってきて乳首を吸おうとする。やめてくれ!オレは母親じゃない!母乳が出ないのは当たり前だが、それに苛立って乳首を齧られる恐れあり、なるべく子猫を遠ざけている。蝉も鳴きだした。夏本番、これからさらに暑くなっていくのだろう。クーラーなどない我が家では、濡れたタオルで上半身を拭き、扇風機を当てて気化熱で涼を取っている。今のところこれが最も効果的、とはいえ暑さで脳は働かず、この文章もやっとのことで書いている。

 昨日の午前中、社長が部品を引き取って行った。4台手がけているはずのベースの話もなく、さっさと帰っていってしまった。現時点でどれだけ作業が進んでいるのか?そうした現場の声が届くことはない。下請けは云われたことだけやればいい、と云わんばかりだ。これでは、元請けが倒産するようなことがあっても知らされないのではないか?との不安がつのる。ある日突然仕事がプツリと途絶える。不安になって訊けば「自分のところで仕上げをすることになった」との返事、茫然自失したかつての記憶がよみがえる。「長い間、お世話になりました」・・・こうした最期の言葉さえ元請けからではなく、下請け零細の口から出すことへの哀しさ、屈辱・・・そして憤り・・・私は決して忘れやしない。地べたを這いずり回っても生き延びる、ふてぶてしいまでの雑草の力が、今の私には最も必要とされるのだと、自分に言い聞かせている。

14時
 昨日持って帰った部品を、また社長が持って来た。色が白すぎる、指定色と違う、と云うのだ。元請けが見本で持って来た材料、そのまま使用したのだから、そんな筈はない。で、思い当たった。下地に白を吹いたのだった。つまり仕上げの指定色も、下地の白が透けて白がかって見えるのだ。吹き直すには、また下地の色から作らねばならない。手間をかけてやった仕事が、かえって裏目に出たわけ・・・普通なら喜ばれる仕上がりも、ここではミスとなる。以前は同じようなクレームで、丸々吹き直したことがあった。なんのかんの云っても結果が全てだ。納得するまでやってやろうじゃないか。おっと、材料が切れていた!このクソ暑さの中でにゃあにゃあ猫たちが鳴き喚く。とにかくやるだけやろう。いざ戦場へ・・・
【視聴予定】
19時
30-00 クローズアップ現代 変わる農業▽企業参入の行方 =NHK総合テレビ

2010年迄に先進国最低の食糧自給率(40%)を45%に上げる、という目標の達成が難しくなり、7月下旬、5年ぶりの農業基本計画の見直し(中間まとめ)が出される。その中で担い手として期待が増すのが農業法人である。農地法改正で株式会社に農業が許され、構造改革特区では建設業者など異業種の企業が続々と農業参入に手をあげ、企業ならではのコストダウンや競争力のある農産物作りが始まっている。
その一方で、既存の農家の側も集落ごとに一つの農業企業(集落法人)を作り、土地と労働力を合理的に集約して収益性の高い農業を展開し始めた。これまで構造的に収益があげがたいと言われてきた農業は、企業が行うことで生産力・収益力をアップできるのか、新規参入企業・既存農家の双方からの取り組みを追い、その可能性と課題を見る。
(NO.1942)

スタジオゲスト : 大泉 一貫さん
     (宮城大学大学院教授)
スタジオ出演 : 東 聡 (NHK経済部記者) 
     


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