04/07/05 (月)
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パリで抗議の停電 電力労組、民営化に対抗

 【パリ17日共同】フランス電力公社(EDF)の労働組合、労働総同盟(CGT)などは16日午後、政府の民営化政策に抗議し、パリ市内で電力供給を約15分間ストップする実力行使に訴えた。中心部の内務省やシャンゼリゼ通りのホテルなど多くの建物が軒並み停電した。
 大統領府やエッフェル塔も停電したが、大統領府の業務に影響はなかった。自家発電装置が作動しなかった内務省は復旧に手間取り、停電が約1時間続いた。
 組合員は15日に、同国西部のラファラン首相の私邸から電気メーターを取り外すなど、民営化を支持する政治家の自宅を狙い撃ちにして電力供給をストップしている。
 首相は16日、「電力公社の改革で後退はあり得ない」と強調、労組の実力行使に厳しく対処する方針を表明した。国民議会は今週初め、電力公社を株式会社化する法案の審議を開始しており、労組は今後も実力行使を続ける構えだ。(共同通信)
【私的めもらんだむ】
7時
 パリの労組による民営化抗議の映像を英文検索したが、今のところ一件も引っかからない。出てくるのはスポーツ関連だけ、これは異常だ。ダビニオン子爵も引っかからない。大手メディアなら1件ぐらい出てきても良さそうなものだ。フランス政府は「電力民営化の後退は有り得ない」との強硬姿勢だが、どこか「自衛隊のイラク撤退は有り得ない」とする日本政府と似てやしないか?日本と違うのはフランス労組の元気の良さだ。日本にそれを求めるのは最初から無理なのだろうね。それぐらい元気の萎えた日本のイメージしか浮かばない。

 元気なのは我が家の猫族・・・今朝も子猫五匹が一斉に台所で鳴いている。そろそろ乳離れの時期らしく、キャットフードを争って齧っている。一番小さい未熟児が食欲がなく、いつも気になっている。チーズは食べてくれるので、特別にこのチビにだけはチーズを与えている。ところがチーズを食べるチビの口に向かって、別の子猫が齧りついて来るのだ。それを引き離しながら、フラフラになってしまう自分がいる。歩くにも足元の子猫を避けなければならない。その足の裏にはキャットフードの粒がびっしり引っ付いていたりする。これを書いている傍にもうチビッコ・ギャングたちが集り出した。彼らは登山よろしく私の背中をよじ登るのだが、そのたびに鋭い爪が布地を通して刺してくる。かくして段発的に私の悲鳴が響くことになる。痛い!痛いんだよ、こんちくしょうめ!

12時
 昨日のオードリ・ヘップバーンの番組では、これまでの定説を覆し真相を暴露するといった主旨らしいが、その真相そのものに首を傾げざるを得ない内容が多々見受けられた。まず引っかかったのは、「アンネの日記」映画化でオードリ起用の話があったこと、それを彼女が何故か拒むのであるが、その理由に「アンネの生い立ちがオードリと酷似している」ことをあげている。オードリが10歳の1939年、第2次世界大戦が勃発、彼女が暮していたオランダはナチスが占領、ヘップバーン一家は財産を没収され、地下室に身を隠してチューリップの球根などを食べて辛うじて生き延びたのだという。そのことがアンネとダブって映画出演を断ったとか・・・戦争中のオードリのつらい体験は「アンネの日記」そのままであったと、1929年5月4日生まれオードリ10歳と、同じく1929年6月12日生まれアンネ10歳の類似性を出して涙を誘うのである。1990年、ユニセフはオードリにアンネの日記の朗読を依頼、それを受けてオードリはかく云うのだ「彼女の日記が、苦しんでいる多くの子供たちに慰めを与え、ユニセフを助ける役に立つなら、アンネ・フランクもきっと喜んでくれるでしょう」
 まったく感動ものである。そして白々しい・・・オードリは嘘をついている。ナチスに追われるようにして地下室で飢えを凌いでいた、どころではない、逆に追う立場の側で何不自由なく暮していたのだ。オードリの父親ジョセフ・ヘップバーン(Joseph Hepburn)は戦争当時ナチス黒シャツ隊のれっきとした幹部であった。ジョセフはイギリス人でありながらナチスに傾倒、「イギリス・ファシスト連合」モズレー卿(Oswald Mosley)の右腕として働いている。オランダで暮していたのも、ナチスの侵攻を誘導するためであったろう。それが何処でどうして「ナチスに追われ地下室でチューリップの球根で飢えを凌いだ」可哀想な少女オードリ・・・になると云うのか?!番組ではそのことに何一つ触れていない。知らなかったのか?知っていて知らぬふりをしていたのか? 私などはどっちでもいいことだが、真相というわりには追求の甘さが目立つ番組である。
【視聴予定】
21時
00-54 たけしのTVタックル 参院選直前激論SP…イラク多国籍軍参加&北朝鮮で自衛隊(秘)戦略三宅も熱弁=テレビ朝日
 日本の安全保障問題を検証する。防衛庁と自衛隊が発足から五十周年を迎えた。ここ数年の間に、日本を取り巻く安全保障の状況は大きく変わったと言われている。番組では、主権移譲に伴って自衛隊が多国籍軍の一員として活動するイラク情勢や、北朝鮮問題の行方についても考えていく。出演・ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと、江口ともみほか。



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