04/06/29 (火)
19〜20℃、北〜東〜南よりの微風
ベルギー王室とアンパン男爵、ダビニオン子爵の正体?-5
【私的めもらんだむ】
7時
スタンレー
リヴィングストン
 系図が示すように、ベルギー国王レオポルド1世や2世はイギリス王室とは同族であり、こうした関係から、レオポルド2世が支援したといわれる「スタンレー探検隊」の、実際のスポンサーは英王室だったに違いあるまい。スタンレー(Henry Morton Stanley 1841-1904)は、1871年、行方不明だった新聞記者リヴィングストン(David Livingstone 1813-1873)を探し出し、「スタンレー探検記」として一躍有名になった。(参照=『スタンレー探検記』 書評者名:池澤夏樹初出:産経新聞) その後、レオポルド2世の後ろ盾で本格的な探検に入るのだが、そのことがベルギーの植民地コンゴに繋がっていく。さらにスタンレーは中央アフリカの利権をちらつかせ、スエズ運河会社の副社長ジェームズ・マッケイ(James Mackey)に話を持ちかける。そもそもスタンレーに最初に探検を持ちかけたのが「ニューヨーク・ヘラルド」のオーナーであり、その仲間がマッケイだった。しかも彼らは保険ロイズの一族でもあった。J・マッケイの孫Kenneth Mackeyが、「ロイズ保険」を支配するロイド(Lloyd)家と親戚の、ピーズ(Pease)家令嬢Alineと結ばれているのだ。
 かくしてレオポルド2世はコンゴの植民地化に足がかりをつけ、本格的な開発に初代男爵エドアール・アンパンが乗り出すのだ。彼はすでにロスチャイルド家の事業に参加しながら、ベルギーに一大金融勢力を確立させていた。レオポルド2世と初代アンパン男爵コンビの果てしない野望がこうして展開していく。 
レオポルド2世 晩年のレオポルド2世 初代アンパン男爵
9時
 今、ようやく五匹の子猫たちが静かになった。さっきまで甲高い鳴き声がしていたのだ。予想はしていたが想像以上に煩く、この書き込みも中断せざるを得なかったくらいだ。世話をしている私を父親だと錯覚しているらしく、私が動くところ子猫たちも連なって付いてくる。踏み潰しはしないかと足元を注意しながら歩く始末だ。どうしよう?と途方に暮れながら子猫たちを観察していた。ミッコの母乳を欲しがるゆえに子猫たちは鳴くのであるからして、餌を食べてくれれば鳴き止むはずだ。ところが、餌を与えようにも食べてくれない。柔らかくしてはどうか?・・・で、キャットフードに水を含ませて与えてみた。すると、子猫たちは何とか食べられる様子・・・これならイケル!指でつまんでそれぞれの子猫の口のところに柔らかい餌を近付けると、餌と一緒に私の指を齧っている。痛い、歯も生え揃っているようだ。というわけで別室に水を含ませた柔らかい餌を用意して、ようやく静かになった・・・というわけ。ふぅ・・・ところが、である。今度はミッコが別室にいる子猫に母乳を与えようとして、ドアをガリガリ引っ掻き、子猫たちはドアの向こうにいる母親を察知して再び鳴き始めるではないか。ああ神よ!助けたまえ・・・するとドウデショウ?!(何処かで聴いたことのあるフレーズ)・・・満腹になったのか、子猫たちは再び静かになったではあ〜りませんか。今、ホッとしてこれを書いている。だが猫地獄はこれで終わったわけではない。これから離れの9匹の猫たちにも餌を与えなければならない。その前に真新しいウンコの山を片付ける必要がある。猫のウンチがどれほど香ばしいか、分かるだろうか?それはそれは吐きたくなるほど強烈な臭いを放つのだよ、諸君。これでは仕事をしていたほうがどれほど楽か、マシか・・・その仕事が無いのだから八方塞り、にっちもさっちもいかない四面楚歌、というものだ。目眩に襲われている今、しばし休憩してから離れの猫に餌を与え、そしてダビニオン子爵関連について書くつもり。(ダビニオンの名の響きに映画のダミアン少年を思い出す。オーメン/最後の闘争
12時
鉄道利権を分け合うアンパン男爵とロスチャイルド家
 ンパン男爵はレオポルド2世の支援を受けながらフランス・パリ地下鉄第1号の建設利権を取得ロスチャイルド家はベルギー鉄道に建設投資を行い、互いに国境を越えて利権を分け合う。実際にベルギー鉄道の建設を行ったのは「北部鉄道」だが、この会社はロスチャイルド分家フランス・パリの鉄道王ジェームズ・ロスチャイルド(James Jacob Mayer Rothschild 1792-1868)の持ち物だ。フランス本部「北部鉄道」の重役Maurice Hottingerは、その祖父が「北部鉄道」重役と「オッタンゲル銀行」オーナーであるから、建設資金面でオッタンゲル(Hottinger)家もロスチャイルド家のオコボレを預かった仲間内だと分かる。さらにこの祖父ヘンリー・オッタンゲル(Henri Hottinger)の肩書きには見逃せないものがある。彼はインドシナ銀行頭取ならびにフランス銀行総裁でもあったからだ。同じく、このオッタンゲル家からはPLM鉄道」重役Eugene Schneiderという親戚筋も飛び出してくる。「PLM鉄道」は「北部鉄道」と同じく、ロスチャイルド家が支配する会社だ。ここの重役ユージェーヌ・シュネーデル(Eugene Schneider)は後の原子力帝国「フラマトム」に参入するシュネーデル家と同族で、同じ一族からはフランス大統領ジスカール・デスタン(Valery Giscard d' Estaing)で輩出することになる。そればかりではない、そのシュネーデル家からはそれ以前にフランス王室にまで血縁が伸びているのだ。系図が入り組んで目眩しそうなのでシュネーデル家の系図を辿るのは止める。
 アンパン男爵の系図に移る。その「フラマトム」にしっかりと喰い付いているフランス原子力の支配者エドアール=ジャン・アンパン(Edouard-jean Empain)男爵にとって、先の初代アンパン男爵エドアール・アンパンは祖父にあたる。祖父とは同姓同名のこの三代目アンパン男爵ジャンは、その母親が通称ゴールディ・ローランド(Rozell "Goldy" Rowland)と呼ばれた金粉ショーのダンサーだった。そのゴールディ・ローランドには別の愛人Edouard-Francois Empainという人物がいたが、読んで分かるように同じアンパン家の同族であり、従兄弟同士の三角関係の渦中に彼女がいた。こうして生まれた三代目アンパン男爵はベルギーの国境を越えてフランス原子力業界に介入していくのだが、それを認可したのがジスカール大統領であってみればナルホドと思うのは私ばかりではないだろう。なぜならこれらの登場人物は全てロスチャイルド家の手の内にあって、輪になって踊っていることに他ならなくなるからだ。
【視聴予定】
22時
00-58 NHKニュース10 イラク突然の主権移譲その波紋は▽株主総会三菱自動車と近鉄では▽映画”華氏911”に全米が騒然=NHK総合テレビ


新じねん」TOP