04/06/28 (月)
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ノーベル・ダイナマイト・トラストと、ダビニオン子爵の正体?-4
【私的めもらんだむ】
9時
 エルネスト・ソルヴェイ(Ernest Solvay)は「ふくらし粉」としてお馴染みの「重曹」製造の理論を確立したが、その工業化を成功させたのはドイツ生まれのパートナー・ルードリッヒ・モンド(Ludwig Mond)であった。【参考】 モンドはさらに鉱石からニッケルを抽出することに成功、カナダに「モンド・ニッケル社」を設立する。やがて世界最大のニッケル会社として成長した「モンド・ニッケル」は「インコ(INCO)」という同列会社を設立すると、そこの重役室にはロックフェラー並びにCIA長官ダレスの兄弟たちが陣取り、ウラン・カルテルを誕生させるのだ。1909年12月21日に亡くなった初代モンド、ルードリッヒはユダヤの儀式にそって埋葬されている。
 二代目モンドのアルフレッド(Alfred Mond)は、石炭無煙化の利権を買い占め、鉄鋼産業を支える溶鉱炉など、その関連会社の殆どを傘下にしてしまう。急成長を続けるこうしたモンド関連会社にロスチャイルドの食指が伸びる。指令は「ダイナマイト・トラスト」から「ノーベル産業」へと伝達され、同じユダヤ人としての巨大合併劇が展開される・・・はずであった。ところがアルフレッドは敵対するドイツの化学トラスト「IGファルベンに合併を申し入れてしまう。のちにこの「IGファルベン」がナチスの傘下に落ち、アウシュビッツ収容所を経営することになるのだが・・・当時はそのことを予測しえた者は誰一人いなかっただろう。幸いにも、というべきか、アルフレッドの申し入れは即座に拒否され、そこにロスチャイルド家の使者「ノーベル産業」社長ハリー・マッガワンが合併の申し入れ、巨大化学トラスト「インペリアル・ケミカル ICI」が誕生する。こうした「IGファルベン」と「ICI」という二大化学トラストの対立構造が、第二次世界大戦への大きな誘因となっていったことは否めまい。

17時
 ベルギー王室のことを調べ始めたが、そのややしいこと限りない。線引きしていかないと理解できない。こういう時こそ系図の出番だ。図解は文章を書く以上に時間がかかる。位置を決めるだけでアレコレ悩んでしまう。順を追ってコツコツやるっきゃない。
 ミッコの子猫、五匹全て確認、ホッとする。これまで一匹だけ確認できず、心配だったのだ。それでも『一匹減っただけでも苦労が減るかも』などと、正反対の気持ちもあったりする。あさましいものである。これで我が猫族は総勢15匹になった。猫が増えてもカネは増えず、むしろ減るばかりなりけり・・・とほほ人生ここに極まれり。

【視聴予定】
19時
30-00 クローズアップ現代 昆虫パワーで新薬開発遺伝子 =NHK総合テレビ
「昆虫の遺伝子でがんや脳梗塞を治す。」
昆虫の持つ特殊な機能に注目し、新薬開発などに役立てようという動きが本格化している。
4億年前に誕生し、地球上に100万種以上いる昆虫は、他の生物にない強い遺伝子を持つ。たとえば、モンシロチョウの蛹の体液はがん細胞を死滅させ、カブトムシの幼虫は抗生物質が効かない細菌を殺す機能を持つことが最近の研究でわかってきた。昆虫の遺伝子を最先端のバイオテクノロジーと掛け合わせ、医薬品開発に役立てようと、本来、自然界に存在しないはずの改造昆虫も次々と生み出されている。
しかし、こうした改造昆虫は本来の種を駆逐し、生態系に異変を引き起こす危険があり、バイオ大国アメリカでも、論議を呼んでいる。昆虫バイオ研究の最前線とその課題を検証する。
(NO.1936)
スタジオ出演 : 赤池 学さん(科学ジャーナリスト)
21時
00-54 たけしのTVタックル ああ腰砕け公務員改革いまだ健在天下り制度給料30万円アップの(秘)手当とは =テレビ朝日
 公務員の手当や天下り制度などにスポットを当て、公務員制度改革の行方について考える。まず、キャリアと天下りの仕組みについて考え、天下りの背景となっている早期退職勧奨制度や、そもそも天下りのどこが問題なのかについて討論する。続いて、地方公務員の手当に注目し、現役の地方公務員が待遇や勤務実態について告白する。さらに、市町村合併の裏側をクローズアップし、合併の問題点を話し合う。


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