04/06/04 (金)
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ダイアナ元英皇太子妃の母死去

 フランセス・シャンド・キッドさん(元英皇太子妃ダイアナさんの実母)は3日、英スコットランドの病院で死去、68歳。
 家族によると、今年4月に倒れ、療養を続けていた。1954年、英王室につながるスペンサー伯と結婚。ダイアナさんや弟チャールズ氏(現スペンサー伯)ら4児をもうけたが、69年に離婚し、養育権を失った。81年のチャールズ皇太子とダイアナさんの結婚式には出席したが、その後は世間の注目を嫌い、スコットランドで暮らした。

Frances
Roche
Edward
Spencer
 ダイアナ元妃の母親フランセス・シャンド・キッド(Frances Roche)さんの家系を遡るとインド総督ゴーシェン(George Goschen)と蔵相ゴーシェン(インド総督と同名George Goschen)、それにロイズ保険会長ゴーシェン(Charles Goschen)という大物が出てくる。ロンドン金融界におけるゴーシェン家の影響力は、ロイズ会長と蔵相を輩出したことからも分かる。つまり、ダイアナという娘は金融界に君臨する同族ゴーシェン家によってイギリス王室の妃になるべくして導かれた、ということになろうか。
 それだけではない。ゴーシェン家は実は我らがロスチャイルド家とも結ばれているのだ。ダイアナ妃の実母フランセスの妹マリー(Mary Roche)はアントニー・ベリィ(Anthony Berry)と結婚したが、そのベリィ家こそ伝説の金融王ネイサン・ロスチャイルド(Nathen Rothschild)の直系と結ばれているのである。ダイアナ妃といえばその名Diana Spencerから父方のスペンサー家のほうが印象強いが、実際には母方のほうが影響力があった、つまりイギリス王室は金融王一族と結婚したというわけである。
【私的めもらんだむ】
10時
 奇妙なことだが、ダイアナ妃をイメージ検索にかけれぱ山ほど写真が飛び出してくるが、その両親の名ではなぜか全てのホームページが閉じられていた。ここに貼られている2枚の写真は検索初期のイメージ・メニューでやっと手に入れたものだ。何か隠さなければならない理由があるのだろうか?ふと映画タイトル「女王陛下の007」を思い出した。いまやイギリス王室とイギリス諜報機関の密接な関係は公然の秘密となっているが、007シリーズの原作者イアン・フレミング(Ian Fleming)その人がイギリス海軍少佐として実際にスパイ活動をしていたのだ。そのフレミング家の家系を遡ると、フレミングの妻Ann Charterisから、意外な家系が出現してくる。
 Fleming→Charteris→Wyndham→Primrose→Rothschild!
 またもや我らがロスチャイルドの再登場である。イアン・フレミングは妻の家系を通じてロスチャイルド家と結ばれていたのだ。そればかりではない、イアン・フレミングの従兄は、ロスチャイルド家が支配する世界最大ウラン採掘会社「リオ・チント・ジンク」の重役だった。まだまだ真実というミステリー物語りは続く。

 ミッコが段ボール箱の中に入ってガサガサ引っ掻き回している。もうそろそろ生まれる頃だ。猫族に餌を与えねば・・・私自身空腹なのだが。

14時
 さっき監督がベース2台持ってきた。思わず「ホッとした!」と監督に向かって云う。「仕事切れてどうなるのか?と悩んでいたところですよ」・・・『こっちも大変なんだ。どうなるのか?って、うちが訊きたいくらい見通しが立たない』・・・話す内容は決まって不況のこと、まるで進展はないが、心の内を吐露するだけで気が落ち着くものだ。でも今日は珍しく監督のほうから冗談を云ってきた・・・『たまには気晴らしに海外旅行なんか行ってみたいね。台湾なんかどう?』・・・「いいですねえ。旅費は全てそちらさん持ちということで、オレ、いつでも行けるようにしときます」・・・話が弾んで長引きそうなので、こっちから話を打ち切る。「じゃ監督さん、ベース納期まで仕上げときますんで宜しく」・・・納期は8日火曜、まずは切れた仕上げ材料2缶を買わねばならない。急遽妹を呼んで前借りをする。カネのこと考えれば焼け石に水だが、仕事が出来るだけ嬉しい。
18時
 パテ付け終えて、体を洗い、これを書いている。ここでビール(むろん発泡酒!)きゅゅゅうっと、いきたいところだが我慢我慢。土曜の明日には思いっきり飲みたい。いつもながら猫たちが作業の間中鳴き喚いていた。『頑張れ、頑張れ!』と私を応援しているのだと思い込んでもみたが・・・やはり無理だった。どうしても『こらぁ、ここから出せ!さもなくばもっと喚いてやるぞ!』のニャオ〜ンニャオ〜ンにしか聴こえない。毎日欠かさずオマエたちに餌を与え、ウンチを片付けているのに・・・その報酬がこれか?!「うるせえ!仕事にならん」と工場で癇癪を爆発させていたが、よくよく考えてみれば無理もない話である。狭い車に閉じ込められ、日中は暑く、目の前には国道を大型トラックが轟音をあげて疾走しているのだ。
 そんな同情をしながら不思議なことに気付いた。隣の奥方が「猫の鳴き声が煩いので、窓を塞いでほしい」と苦情を云ってきたのだが、騒音の度合いからいえば、国道を疾走するダンプの轟音のほうが遥かに煩いはずなのだ。実は私もダンプの轟音がさほど気にならないことも奇妙だ。いつしか現代人は機械音を騒音と思わないほど慣らされてきたのではないか?その代わりに、命あるものの発する音には敏感に反応し、煩いと感じてしまう。ふと、赤ちゃんの泣き声が煩いと、殺してしまった事件を連想した。昔のようにあまり機械の無かった時代には、もっと多くの生命の音に包まれていただろう。それを煩いと思う人も少なかったのではないか?「川の音が煩くて眠れない」といったキャンプ場での苦情も多いという。自然はそれこそ命の音で満ち溢れている。昔だったら朝には鶏も鳴いただろう。実は鳴き喚く猫のほうが自分の命としての本能に忠実なわけで、おかしいのは人間のほうなのではないか?そんなことを思い始めている。
【視聴予定】
21時
15 NHKスペシャル景気回復は本物か(01)中国特需」 沸騰する大市場▽トヨタ・新日鉄の決断
 低迷していた日本の景気に回復の兆しが見えてきたといわれる。バブル崩壊後の”失われた十年”といわれる長いトンネルを、今度こそ本当に抜けられるのか。景気の先行きを分析するポイントとして「中国市場」「デジタル家電」「地域経済」の三つを挙げ、それぞれの現状と課題を三日連続で検証する。一日目は、中国市場の動向を追う。 安い労働力を武器に「世界の工場」として日本経済の脅威となっていた中国は、今や驚異的な経済成長を背景に、世界中からモノを買い集める「巨大市場」に変容している。その恩恵を受け、日本の鉄鋼や建設機械、造船といった素材・基礎産業が中国企業への部品・素材の供給という新たな形で復活してきた。

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