陸自第2次隊員が北海道・千歳基地を出発=小泉首相「無事帰国を」と激励
イラク南部サマワで活動する陸上自衛隊の第2次イラク復興支援群約460人のうち、指揮官の今浦勇紀1等陸佐(45)をはじめ約140人が8日夕、政府専用機で北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地を出発、クウェートに向かった。
道内の経済状況を視察していた小泉純一郎首相が専用機格納庫に駆け付け、「厳しい訓練に鍛え抜かれた能力を遺憾なく発揮し、立派に任務を果たし、無事帰国されることを多くの国民とともに心より願っている」と激励。専用機に乗り込む隊員一人ひとりと握手を交わした。家族や同僚ら計約600人も手を振って見送った。 (時事通信)
日増しに軍靴の音が高まっていく無気味、自国民を戦場へと導く指導者の権力魔性・・・考えを権力者に委ねては命が危ないぞ。
久間氏、武器3原則の早期解除を強調
自民党の額賀政調会長と久間元防衛庁長官は、ワシントンで講演し、自衛隊の海外派遣に関する包括的な海外協力法の制定や、武器輸出3原則の解除を早期に実現するよう政府与党間の調整を急ぐ考えを強調しました。
ワシントンを訪れている自民党の額賀政調会長は5日、イラク復興支援やテロとの戦いを実施中のアメリカ軍支援を目的とした自衛隊の派遣の継続もにらんで、現在の個別の時限立法を整理し、国際協力活動に関する包括的な法整備を進める考えを明らかにしました。
また久間元防衛庁長官は、ミサイル防衛に関連して日本とアメリカで合意した次世代の海上発射型ミサイルの共同研究を進めるためには、三木内閣当時に決定された武器輸出3原則の解除が不可欠だと強調しました。
「いわゆる輸出管理政策がきちんと行われている国に対しては出しても良いという、そういう意見が党内に強くなっておりますので、その方向でこれから先は検討していきたいと思います」(久間
元防衛庁長官)
具体的には、アメリカなどの同盟国や友好国を対象に防衛的な性格の強い兵器に限り輸出を解除する方向で検討を進めたいとしています。
さらに、4日のラムズフェルド国防長官との会談では日本が導入を決定したミサイル防衛システムの日本国内でのライセンス生産を許可するよう要請し、継続協議事項となったことも明らかにしています。
国民を戦火の危険にさらすのみならず、人殺しの道具で金儲けを企む権力者の普遍的パターン。人の命と引き換えに利益を計るは悪魔の所業なり。
多国籍軍参加の新法提起 イラク復興支援で菅氏
【ニューヨーク30日共同】民主党の菅直人代表は30日午後(日本時間1日早朝)、ニューヨークの国連本部内で記者会見し、イラク復興支援をめぐり、新たな国連決議に基づく多国籍軍が編成された場合は、新法を制定して自衛隊内に「国連待機部隊」を新設し、派遣することを検討すべきだとの考えを表明した。
菅氏は「自衛隊の一部を国連待機部隊に指定し、装備や訓練を充実させ、派遣することも検討に値する。(その場合は)現在のイラク復興支援特別措置法ではなく、新たな枠組み、考え方が必要になる」と強調。自衛隊の「国連待機部隊」が実施する活動として、人道復興支援や選挙支援に加え「治安維持のサポート」を挙げ、国連平和維持活動(PKO)を超える分野も含める考えを示した。
「非戦闘地域」に派遣するとしたイラク特措法を「虚構の枠組み」と批判してきた経緯を踏まえた発言とみられるが、新法制定には相当の時間を要するとみられ、現実的な提案として受け止められるかどうかは微妙だ。(共同通信)
民主党よ、おまえもか?民主野党が民主与党に大化けする予兆。
「派遣は国益」と石破長官 イラク派遣空自隊に
石破茂防衛庁長官は24日、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)で開かれた第一期イラク派遣空自部隊の帰国報告式典で訓示し、「自衛隊が日本の国益実現と世界のために何をすべきかが問われているのがイラク派遣。日本の助けを必要としているイラク人の声に応えないということがあってはならない」と述べた。
派遣部隊で空輸計画部長を務めた溝口博伸一等空佐(50)から無事帰国の報告を受けた石破長官は「イラクを立派に発展させるために皆さんが果たした大きな役割に、敬意を表する」と隊員を慰労。
式典には、活動拠点のクウェートに派遣されていた隊員約200人のほか、クウェートまでの中継地で働いていた隊員ら約50人や家族、基地周辺住民らも出席した。(共同通信)
自衛隊員が殺されるようなことがあっても、派遣は国益と云ってられるのかどうか?戦争を正当化するための詭弁序曲・・・
国民覚悟している 首相「どこでも危険」
小泉純一郎首相は19日夜、イラクへの自衛隊派遣に伴って日本人へのテロの危険性が高まったとの指摘について「どこにいても危険はある。その辺は皆さん覚悟していただいているのではないか」と記者団に述べた。
首相は自衛隊派遣について「イラク復興に協力する日本の役割は(国民に)理解を得られているのではないか。賛否両論はどこの国にもある」と指摘した。
スペインのサパテロ新首相が早期撤兵を表明したことには「それぞれ国には事情がある。スペインにもスペインの事情があるのだろう」と述べるにとどめた。
イラクで拘束された日本人5人の解放、保護については「無事に解放されてよかった。多くの皆さんの努力のたまものだ」と強調。「(首相は)運がいいと思うか」との質問には「こういう事件に巡り合わない方が運がいい」と述べた。(共同通信)
国民を危険にさらしておいて「国民は覚悟している」とは? 総理にとっての国民は命ですらない、利用して捨てるだけの駒にすぎないのか?! この非道が通ってしまう現実は、暗黒社会そのものだ。
【視聴予定】
21時
00-50 NHKスペシャル 大欧州誕生・動きだした強いヨーロッパ▽EU対米外交内幕▽安保責任者密着
二十五カ国の巨大国家連合となった欧州連合(EU)は今、その経済力に見合う政治的なパワーを追求しようとしている。一年前のイラク戦争では、EUは完全に分裂した。しかし、これをきっかけに各国は政治的な統合の必要性を痛感、共通の外交・安全保障政策づくりに動き始めた。EUはアメリカの対極となれるのか。関係者の取材を通して描く。
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