「不穏分子」多数を連行か=北朝鮮列車爆発、テロ説も−韓国紙
【ソウル25日時事】韓国紙・朝鮮日報は26日付早版で、列車爆発事故が起きた北朝鮮の竜川で、同国当局が「不穏分子」とされる民間人ら多数を連行・逮捕していると報じた。
中国の対北朝鮮国境都市・丹東の消息筋の話として伝えたもので、同筋は「北朝鮮当局は不満勢力による金正日総書記暗殺未遂の可能性を排除していないようだ」と語ったという。
丹東では事故と関連し、「テロ説」のうわさが広がっており、別の消息筋は「金総書記が北京に出発した19日、竜川郡の国家保衛部前で『打倒』と書かれた文書が発見され、騒ぎになった」と話したとされる。 (時事通信)
龍川爆発事故】救援要員ら「死傷者見当たらず」
「まるで火球(fireball)が落ちたようです」
列車爆発事故から2日後の今月24日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が初めて事故の発生を公式に発表し、各国大使や国際団体に事故現場の視察を許可したことから、現地の悲惨な状況が続々と伝えられている。
同日、事故現場を見た国際救護団体の関係者らは、「完全に廃墟になった」と口を揃えた。また、「しかし、北朝鮮の公式発表などから伝えられた1500人余の死傷者の姿は現場では見当たらなかった」とした。北朝鮮当局が事前に死傷者の搬送など、基本的な作業を終えてから現場を公開したということ。
国際赤十字社のマッタ(Matta)氏は、「あちこちに建物の残骸が残っており、地面には非常に大きい穴があった。周辺の建物は完全に崩れ落ちていた」と伝えた。また、「地面の穴は、まるで隕石が落ちてできたような噴火口のようだ」とした。
さらに、爆発地点から数百メートル以内の建物は窓が割れ屋根が崩れ落ち、黒く焼けていた」とした。赤十字社の職員は「爆発被害範囲の半径は4キロメートルを超える」と伝えた。
北京駐在のジョン・スパロー(Sparrow)国際赤十字社連盟報道官も、「龍川駅周辺の数百メートル以内の地域は完全に廃墟になった」とし、「まるで火球(fireball)が落ちたようだ」と話した。アイルランドのダブリンにある救護団体「カンサーン(Concern)」のジュ(Dew)局長は「(深さが)50メートル以上の深い穴をブルドーザーが埋めていた」と伝えた。
世界保健機関(WHO)のソレンスン(Sorenson)氏は、「事故当時大勢の人が周辺の建物のの中に閉じ込まれていたか、外に飛ばされて被害に遭った」とした。また、「爆発が発生した当時、駅近くの小学校の授業が終わった頃だった」とし、「一部の生徒は帰宅中で、他の生徒は学校の建物の中で被害に遭った」とした。
彼らは事故現場の視察に対する規制はなかったと伝えた。スウェーデンのベイエ(Beijer)大使は「われわれは現場を自由に歩いて写真を撮り、家屋の残骸を片付けていた被災者とインタビューすることもできた」とし、「(北朝鮮)当局者は『町の家屋の半分近くを建て直す必要がある』と話していた」と伝えた。
<朝鮮日報>http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/25/20040425000045.html
金国石氏(脱北者)の証言
1979年にソハムンという貨物駅で大きな爆発があった。爆発は反体制派による破壊行為事件だった。その時も爆発によって駅全体が破壊された。半径1キロ以内の全ての建物が被害を受けた。
朴秀現(元護衛司令部・脱北者)
「56年事件」というのがある。ヨーロッパ訪問から帰国する金親子の飛行機が、反乱分子に撃墜されかけた事件のことだ。それ以来、外遊は列車で移動するという決まりが出来た。
★2.金正日“暗殺未遂”の背景(週刊ポスト)
(1) 食糧危機、軍部の不満、後継問題でクーデター説
(2) 粛清された異母弟一派が復権か
★金正日 暗殺未遂 訪露時
【視聴予定】
19時
30 クローズアップ現代 文化は誰のもの?市民の挑戦
80年代以降建設が相次いだ全国の文化施設が運営の危機に直面している。
ホール施設の稼働日数が年々減少するなど市民の利用が進まない一方で、維持管理費が自治体の大きな負担となっているためだ。その中で、市民に利用されることを主眼とした、地方の文化行政の見直しが始まった。愛知県武豊町ではホールの設計から運営業務にまで市民が参加、大阪市では芸術家と市民が触れ合い文化振興につなげる10年がかりの取り組みが進行中だ。
国の補助金を頼りに施設を建設する「ハコモノ文化行政」から脱却しようとする自治体の模索を追う。
(NO.1904)
スタジオ出演 : 平田 オリザさん(演出家)
【私的めもらんだむ】
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