04/04/17 (土)
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<イラク人質>安田さんと渡辺さんは行方分からず
 バグダッド郊外のアブガリブ(アブグレイブ)付近で武装勢力に拘束されたと情報があった日本人男性2人は、発生から丸1日たった15日夜になっても行方が分かっていない。2人のうちフリージャーナリスト、安田純平さん(30)=埼玉県入間市=は、最近の知人への電子メールなどで、米軍と反米武装勢力の衝突が続いているファルージャに強い関心を示しており、アブガリブがファルージャに近いために向かった可能性が出ている。
 行方不明になっているのは、安田さんと市民団体メンバー、渡辺修孝さん(36)=栃木県出身。新たに、拘束情報を日本のジャーナリストに電子メールで知らせたイラク人が15日午前0時半、日本のNGO関係者らに2通目のメールを送っていたことが分かった。発生時間が現地時間14日午後2時(日本時間同7時)ごろだったと記されていた。

 安田さんらは、ヘリが撃墜されたバグダッド国際空港にタクシーで向かう途中で拘束された。武装グループは2台の車でタクシーを追尾、アブグレイブの路上でタクシーを停車させている。この道路の西方にアンマンに至るファルージャがあり、今井君ら3人が拘束された現場がある。今回の拘束は、武装グループが安田さんたちを報道関係者と知っていたフシがある。今井君らはイラク国民に貢献したことが認められて解放されたが、これが報道関係者となれば扱い方も変わるだろう。当初安田さんらは中国人だと主張、それが嘘だと分かり、その時点での拘束であった。つまり、武装グループは最初から拘束目的でタクシーを止めたとは限らない、ということだ。いずれ武装グループから日本政府への何らかのメッセージがあると思われるが、小泉首相のイラク駐留の強固な姿勢が変わらぬ以上、人質の命も甚だ危ういことになるだろう。
不明の日本人2人を解放 バグダッドのモスクで 日本政府も確認 【東京新聞】
【阿修羅掲示板より】


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