04/04/03 (土)
7〜12℃、西〜北よりの風
同時多発テロ 「政府高官知っていた」との証言を英紙報道

 2日付英紙インディペンデントは「01年9月11日の同時多発テロ事件の数カ月前に、米政府高官は攻撃計画を知っていた」とする米連邦捜査局(FBI)元翻訳官の証言を報じた。
 同紙と会見したのは、同時多発テロの2日後にFBIにアラビア語の翻訳官として雇用されたトルコ系アメリカ人シベル・エドモンズさん(33)。主にFBIの盗聴記録などを翻訳する仕事に従事した。証言によると、01年春から夏にかけ、FBIの内部で「国際テロ組織アルカイダが米国の複数都市を飛行機で攻撃する」との計画を示す文書が配布されていた。エドモンズさんはその文書を目にしたという。

【関連】
ブッシュは同時多発テロを事前に知っていた!9・11の2日前から準備されていた対アフガン戦争
同時テロの兆候を示す情報に対応できなかったFBIの内幕

 注目すべきはこの内部文書が断定的に「飛行機で攻撃する」と結論付けていることであり、それと並行して「テロリストが飛行機の操縦を習っていた」事実を知りながら、それを911事件に対応できなかったFBIの失態とは矛盾するものである。今回暴露されたFBI内部文書配布が事実だとすれば、その後のFBI失態劇は嘘っぱち芝居だったことになる。対応できなかったどころか、対応しなかったということだ。これは、パールハーバーとの酷似性からも検証に値するものだ。
 アメリカ政府はほぼ一年前からこの事実を把握していながら何ら予防策を打つことなく、一方では911事件勃発の2日前には報復のための戦争まで準備していた。つまるところ、ブッシュは911によって多くの自国民が犠牲になることを承知の上で放置、さらに自国の若者に愛国心を鼓舞して報復戦争に向かわせたのだ。アルカイダやフセインをならず者と名指しし、実際には影で支援してきた過去を隠蔽しつつ、戦争を合法化しながら多くの人々を犠牲にしてきた。
 そんなブッシュに忠誠を誓うコイズミの日本が、同じく自国民に犠牲を強いることは想像に難くない。我々はなぜ今のそんな日本を、国民の総意としての日本ではない!と云えないのか?日本は誰のものなのか?一握りの権力者によって蹂躪される大多数は、それに甘んじることで好戦的なコイズミと同化してしまうことの危険を知るべきだ。


【視聴予定】
21時
00 ビジネス塾 さよならデフレ▽価格競争から抜け出す法
デフレ経済下、中小企業の多くが価格競争からの脱却を図ろうと、「いかに付加価値を付けるか」に知恵を絞っている。しかし、せっかく付加価値の高い商品やサービスを作り出せても、なかなか業績アップにまでつなげられないでいるのが実情だ。そんな中、「21世紀ビジネス塾」では、付加価値をどうやって消費者に伝えるか、独自の販売戦略で快進撃を続ける企業をこれまで取り上げてきた。
小売店に売り方のポイントまで徹底指導することで、「職人技で作り出した品質」を消費者に伝える革製品問屋。家電製品を無料で貸し出すことで、「機能や使い勝手」を消費者に伝える家電小売店。さらに、従来の販売ルートを使わず、新たな販売網を作り上げることで、自社製品の「美味しさ」や「テイスト」を消費者に伝える豆腐メーカーや家具メーカーなど・・・。
大量生産・大量消費を前提としてきた「価格競争=デフレの構造」から脱却し、付加価値競争社会へ転換していくために、何が必要か。過去に「21世紀ビジネス塾」で紹介した企業の事例を再構成して考える。



新じねん」TOP