04/03/08 (月)
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−知事が反原発の態度を豹変させてますが、どう考えたらいいんですかね?
あれは選挙を視野に置いているんです。
−コロコロ変節されたら堪りませんね。
政治屋の宿命、ですね。
−大きなカネ動いてるんじゃないの。
さあ、どうでしょう。
−一般市民の反応も鈍くなってきているみたい、原発を口にすると逃げちゃう。
要するに、我々のような人間は奇人変人扱いされるんだね。
−あそこには歪み矯正した原子炉が動いてるんでしょ?脆性破壊でドカン!ときたら終わりですね。
その時はもう遅い・・・やりきれませんよ。今度また反戦デモやるんで来てください
−私のような者で良かったら馳せ参じます。
(昨夜、反原発グループの代表者との話)
−おやっさん、店やってる?
おう、よく来たな。
−(顔見知りの客がいた)やあ、久しぶり。
コイツ知ってんのか?
−ちょっとした顔見知りってとこかな。
(客に向かって)よっ、これは俺の若い衆だ。苛めたらタダで済まねえぞ。
−おやっさん、やめときな。まったく気が短いんだから・・・
俺はこれでも児玉誉士夫と杯を酌み交わした男だ。よく覚えておけ。
−それ何回も聞いてるよ。客脅かしてどうすんのよ。
いやな、俺が何者だか知らせてやろうと・・・
−それだから客も寄り付かなくなるんだよ。
まあ飲め。今夜は俺の奢りだ。相変わらず貧乏してんだろ?
−云わずと知れたこと、仕事も少ないから自由時間たっぷりある。
またやせ我慢してらあ。ま、俺はそういうとこ気に入ってるんだがな。
−今夜はやけに褒めるじゃないの。褒めても何にも出ないよ。
そんなこたあ承知の助よ。とにかく今夜は飲め。俺も飲む。
−おやっさんと最初に出会った夜、夏だったね。
うん、蒸し暑い夜だったな。
−汚い店に、怖そうなオヤジ、云うことなしだった。
でも話すと意外に気さくなオヤジ、って云いたいんだろ?
−6億のカネ動かし、弟の借金2億払ってやったとか、云ってたね。
ああ、みんなホントのことだ。
−いつかまたじっくり聞かせてよ。それまで長生きしてよ。
おう、嬉しいこと云ってくれるじゃねえか。
(数ヶ月ぶりに訪れた馴染みの居酒屋にて)
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