この「わが心の原風景」を自殺した我が同級生MH、幼なじみのヨシユキちゃん、大手を内部告発して割腹自殺したY社長の三人の霊に捧げたい。特にヨシユキちゃんとは幼い頃によく遊んだものだ。機関区の煤で真っ黒になりながら、貧しさを凌駕する生命力に溢れていたような気がする。今オレは、あの頃を思い出しては懐かしがっている。覚えているかい?シゲちゃんと三人で遊んだ頃のことを・・・シゲちゃんは今、何処でどうしているんだろうね?みんなに会いたいなあ、せめてあの頃のみんなと遊べたらもう死んでもいいと思える。風呂敷かぶって鞍馬天狗ごっこ、したの覚えてる?あれから風呂敷はスーパーマンのマントになったんだよね。高台から飛び降りたら馬のウンチに着陸して大騒ぎしたっけ。今度遊ぶときは本物の馬に乗って鞍馬天狗ごっこしようよ。そして広く大きな空を自由奔放に駆け巡るんだ!きっと爽快で気持ちがいいよ。そんな光景が目に見えるようだ。オレは今でもヨシユキちゃんたちと遊んでいる。時間が止まったままのあの頃の時代で・・・権力に心を委ねちゃったらボクらはもう鞍馬天狗ではいられない。スーパーマンやら正義の味方でいっぱいのあの頃のまま、オレは生きて、そして死んでいくことにするよ。
【視聴予定】
23時
00 にんげんドキュメント「映画届けます」 映画監督が名画出前▽意外な依頼
お年寄りたちからの依頼を受けて、映画の”出前上映”をしている映画監督・河崎義祐さん(六七)。依頼があるとリクエストの映画を用意し、自ら車を運転して老人会や老人ホームなどに出掛けて行く。レンタルビデオで映画が見られる今、なぜ”出前上映”なのか。出前を依頼してくるお年寄りたちや河崎さんの思いに迫る。
50 あすを読む 台湾総統選挙の行方
【私的めもらんだむ】
14時
待てど暮せど来ぬ仕事、今日は入るはずの仕事を待ちわびている。さっき猫にたっぷり餌を与えた。満腹しているだろう猫が、また鳴いている。こちとら餌も食べる気がしない。また夕方頃に仕事が入るのだろうか?仕事が来る前に「わが心の原風景」に着手、最初は予告編程度に考えていたが、納得いかない出来につい嵌ってしまった。蘇える思い出に心が囚われて、次々とイメージを具体化したくなって止まらない。この小作品は「がおの部屋」のがおさんにも素材協力をお願いしている。どう展開していくか?製作者の私にも予測のつかないところがある。猫族の騒音に悩まされながらの悪戦苦闘である。仕事で中断せざるを得ないことになると思うが、味わい楽しみながら作っていきたい。とは云っても、産みの苦しみのほうが大きいとは覚悟しているが・・・
(この日、とうとう仕事は入らなかった)
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