ルムンバはCIAに誘き出されて殺された?
結論から云えば、ルムンバは直接CIA工作員の手にかかって殺されることはなかった。暗号名マイケル・マルロニー本名ジャスティン・オドンネルが実際的な工作担当官に選ばれている。オドンネルの使命は「国連の保護下にあるルムンバを誘き出して、コンゴ内の反ルムンバ勢力グループに彼を引き渡す」ことにあった。つまり、CIAは直接殺すことを避け、殺させる方を選んだのだった。しかしながら、直接的であれ間接的であれ、CIAがルムンバを暗殺したことには変わりがない。1975年6月9日、オドンネルは上院情報活動調査特別委員会でそのことを質問されている。
<ルムンバをコンゴ政府当局に引き渡せば、彼が殺されてしまうかも知れない、ということを話し合ったか?>
考慮されたと思う。ルムンバを殺してもらうということではなく、コンゴで犯した犯罪をコンゴ人自身によって裁かれるコンゴ人、ということです。
この証言はアメリカ政府やCIAが、ルムンバを犯罪者と決め付けていたことの証明でもあった。コンゴ民衆にとっては救世主であっても、コンゴ政府やアメリカにとって不利益なルムンバは反逆者であり、犯罪者なのだ。
1960年11月3日、オドンネルはルムンバを誘き出す命令を受けてコンゴに到着する。11月27日、ルムンバは警護中の邸宅を脱出、レオポルドビルから東方1600キロのスタンリービルの拠点に向かう。これは正確に云えば「警備をわざと手薄にしてルムンバを逃げ出させ、支持グループ拠点スタンリービルに向かわせた」ということになる。結果的にルムンバはスタンリービルには辿り着けず、モブツの軍隊に捕えられた。
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暗殺直前のルムンバ |
翌1961年1月14日、コンゴ政府は、ルムンバをバクワンガ(狂信的な反ルムンバ勢力の拠点)に移送するとCIAに通達。
1月17日、コンゴ政府はCIAに通達した移送先のバクワンガではなく、ルムンバを乗せた輸送機をエリザベトビル(ルブンバシ)に向かわせている。ここ、カタンガ(シャバ州)はモイズ・チョンベが君臨し、コンゴからの分離独立を宣言していた。彼はルムンバが首相時代に徹底的な覆滅を受け、反ルムンバ勢力としては急先鋒の立場にあった。デブリンは回想する。
「ルムンバがカタンガに送られたとの通達に、『ルムンバは死んだも同然』と思い至った。チョンベは彼を憎んでいたし、チョンベは彼を危険なライバルとみなしていたから」
2月13日、カタンガ当局はルムンバが監禁所から脱走したと発表。
2月16日、同当局は、ルムンバがコンゴの原住民につかまり殺された、と発表。
国連の調査では、ルムンバがエリザベトビルに到着した1月17日の時点で惨殺された、としている。合衆国議会調査委員会は「アメリカ政府ならびにCIAは、ルムンバの死には何ら関与しなかった」との結論に達した。
休憩=これ面白い。ブッシュが猿に似ているのか?猿がブッシュに似ているのか?(阿修羅掲示板より)
で、悪乗りしてみた。猿の惑星ブッシュ版。
【視聴予定】
19時
30 クローズアップ現代 ”警察の裏金”不正の実態
今、警察の不正経理をめぐる問題が相次いで発覚している。
北海道警察本部では、元幹部が組織ぐるみで裏金をプールしていたことを証言。各地の警察でも、捜査費や報償費などが不正に使用されていた疑惑が明るみになってきた。その背景には、警察の"捜査上の秘密"という聖域に、監査が細部まで踏み込めないという現実があることが浮き彫りになってきた。
相次ぐ不祥事を受けて、警察は失った信頼をどのように回復しようとしているのか。不正経理を防ぐためには、何が必要なのか。国民の目の届かないところで行われていた不正の実態と、各地で始まった監査制度見直しに向けた取り組みを追う。
(NO.1888)スタジオ出演: 田中 淳則(NHK社会部記者)
【私的めもらんだむ】
12時
餌をやろうとしてメス猫6匹が逃走、何とか5匹は収容したが・・・マーコが逃げ回ってつかまらない。誘い出そうとしたが足が痛んで断念、こんちくしょうめ!。傍の旧国道をダンプが轟音を発して絶えず通り過ぎている。正直、疲れた。満足に歩くことも出来ないでこれからどうして生きていけばいいのか?投げやりな気持ちがより絶望感に拍車をかける。猫の一匹や二匹、ダンプに轢かれたった何てことない。そう思いこむ。そう思い込みながら、遠くから聴こえる猫の鳴き声に耳をそばだてている。強い日差しが私の弱った心をグサグサに突き刺す。やっと訪れた春は眼に眩しく、過度の露出をかけたように真っ白だ・・・途切れることのない人間心模様の変転、今の私に心は邪魔だ。泣き出したくなる衝動を、抑えることなく泣きじゃくっていた幼児の、その自分に還りたい。ああ、あの頃は母が、父がいた。今ではこの絶望感を救えるのは無事に帰ってきてほしいマーコだけだ。神さまは人間の最も愛するものを奪っては試練を与えるかのよう。その試練に振り回されるオイラは哀しいピエロ・・・ある歌のフレーズを思い出した・・・カモメ、カモメ、笑っておくれ・・・
13時
帰ってきてほしくて開け放しておいた玄関から、マーコがひょっこり帰ってきた。あいかわらずギャアギャア鳴きながら、こんちくしょうめ!のマーコが戻ってきた。『何そんなに喜んでんの?バカみたい』マーコの表情がそう語る。親心子知らず、とはこのことだ。外では廃車にした自動車の中からナメ次郎たち四匹のオス猫どもの鳴き声が聴こえる。夏になれば車内の高温で衰弱する恐れあり、何か対策を立てねばならない。二階の事務所の窓には五匹のメス猫たちが窓ガラスに張り付いている。それを見る通行人が微笑んで、または猫屋敷だと気味悪がり、それぞれの心模様で通りすぎて行く。そして今、私の傍らにはマーコが張り付いている。
白昼夢・・・近所で評判になったわが猫屋敷はテレビでも全国放映され、今では国内からのツワー・バスが押し寄せるまでになった。二階の窓から10匹の猫が勢ぞろいして顔を覗かせ、そのたびに人々の笑いと歓声が沸き起こる。テレビの生中継も行われ、インターネットでも評判を呼んで一日数千人のアクセス数を記録する・・・そんなことになったらどうしよう?友人に相談したら即座に「病院に行け」と云われた。
19時
その「病院に行け」と云った友人Kから昨夜電話があった。その時にCMでも有名な某建設会社の話になった。この会社では別の友人Fが働いている。Kによれば、なんでもその会社では自殺者が続出しているとのこと、そういえばFも過労のあまり死にそうなことを云っていた。インターネットに検索をかけてみたら、サイトでその会社に抗議している人物がいる、らしいことが分かった。「らしい」と云うのは、そのサイトが何処にも見つからないからだ。調べてみると、サイトを立ち上げるたびに圧力がかかって潰されている、とのことだった。汚い手を使うものである。さらに検索にかけたら、こまめに抗議サイトを潰しているらしく、批判めいたサイトは皆無に近かった。ご苦労なことだ。この会社はすでに私も調べていて、政治家との密接な関係も知ってはいた。つまるところ贈収賄の匂いがプンプンなのだ。いつぞや「そんな会社なんぞ辞めてしまえ」とFに云ったら、「生活がかかっているから仕方がないんだ」との切実な声が返ってきたものだった。生活のためには巨悪に平伏すのも仕方がないか・・・私にとっては耳の痛い話である。寄らば大樹の陰になれない貧乏人が何を云っても無駄なのか?否、そうじゃない、そうであってはならないんだと・・・少なくとも悲鳴だけはあげて何が悪いのだと・・・極貧の中で、思うのである。
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