ハイチ武装集団が北西部の都市制圧、北部一帯支配下に
【リオデジャネイロ=本間圭一】ハイチのラジオは24日、アリスティド政権の打倒を目指す武装集団が、北西部の都市ポールドゥペを攻撃、制圧した、と伝えた。
これで同国北部一帯の主要都市が、元軍人主体の武装集団の支配下に入ったことになる。外交努力も停滞しており、同集団が近く、首都ポルトープランスを含む全土制圧に乗り出すとの観測が高まっている。
報道では、武装集団は23日夜から、ポールドゥペを急襲、24日午前までに警官らが撤退した。今月5日の暴動発生以来、北西部ゴナイブや北部カプハイシアンなどが同集団の管理下に入っており、ポールドゥペは、大統領派が北部地域で握る最後のとりでと言われていた。
武装集団が南部地域への進撃を準備する中、アリスティド大統領は24日、「武装勢力が首都に侵攻したら、数千人が殺害される可能性がある」と述べ、国際的な治安部隊の派遣を暗に要請した。米国は、政権側と反政府勢力に対し、政治危機回避のための調停案の受諾を迫り、仮に合意が得られた場合、国連安保理決議に基づく平和維持軍の派遣を検討しているとされる。
しかし、野党主体の反政府勢力は24日、調停案を最終的に拒否することを明らかにした。パウエル米国務長官は、受諾を求めていたが、同案に大統領退陣が盛り込まれていないことに反発した形だ。
調停案は、現政権を存続させる形で、与野党が参加する内閣を発足、総選挙の準備を図るもので、大統領だけが受け入れを表明していた。(読売新聞)
アリスティド大統領は1990年に「解放の神学」を提唱して大統領に就任。翌年軍事クーデターが勃発、1994年米軍主導の多国籍軍による軍事介入直前に、軍が政権を放棄している。「解放の神学」はラテンアメリカを起点とした第二の宗教改革と呼ばれる運動で、貧しき者と共に生きる魂の救済こそが権力からの解放とする。これにバチカンは聖職者の政治参加を戒め、「解放の神学」信奉者との相克が続いている。
【視聴予定】
19時
30 クローズアップ現代 ”本人確認”はあなたの体で
指紋、目の虹彩、手の静脈など様々な体の情報を使って個人を特定する生体認証。マンションの玄関、パソコンのアクセス、携帯電話の確認など、様々な分野で急速に利用が進んでいる。
こうした背景には、これまでのセキュリティー技術の限界がある。顧客データを扱う職員に対して、情報流出防止のために指紋照合システムを導入する企業や自治体が相次ぎ、金融機関でも被害額が急増している不正預金引き落とし対策に生体認証の導入を決めたところも出てきた。その一方、職場に指紋認証システムを導入しようとしたところ労働組合が導入に反発するケースなど、新たなプライバシーの問題も指摘されている。
新しいセキュリティー技術の最前線と課題を描く。
(NO.1872)
スタジオゲスト: 鷲見 和彦さん(京都大学情報学研究科客員教授)
23時
50 あすを読む 憲法論議浮上の背景
【私的めもらんだむ】
11時
パテ付け2回目、全部完了。午後からオービタルサンダーでの荒研ぎ、粉塵地獄が待っている。
犬を連れたオバさんが工場敷地に入ってきて「にゃんにゃん」と猫の鳴きまねをしている。仕切りのメッシュ状のカーテンのため、中で作業している私が見えないらしい。私のほうは明るい外の様子がはっきり見て取れる。オバさんは私に気付かず、窓ガラスに張り付いている猫たちを見ているのだ。オス軍団4匹が窓から顔を覗かせているのを見て面白がっている様子だ。しばらく猫の鳴きまねをしていたオバさんも、やがて犬に引きずられるようにして帰って行った。
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