04/02/06 (金)
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ダイアナ元妃は謀殺?その3
ジョン・マクナマラ(アルファイド氏の私設捜査官&元ロンドン警視庁警部)
 アンリ・ポールがホテル・リッツを7時に出てからの3時間、彼が何処へ行っていたのか誰も知らない。我々が知っていることは、彼はその3時間にMI6と会い、約21万円の現金を手にしたということです。事故当時、そのお金は彼のコートのポケットに入っていた。アメリカのある人物が、アンリ・ポールがイギリス情報部員と会っていた、という証拠を入手している。CIAはイギリス政府の代理としてダイアナ元妃の電話盗聴を担当していた。我々はホテルのビデオ映像を詳細に検証したが、映っていた男性二人の身元は判明しなかった。我々はこの二人こそ情報機関の関係者ではないかと思っています。
 ドディとダイアナ妃が乗っていたベンツは、1台のバイクに追われるようにしてアルマトンネルに入った。シャンゼリゼ通りに抜ける道は、このバイクに塞がれ、トンネルに入るしかなかった。そして、あの悲劇的な事故が起こった。事故当初、ダイアナ妃は若干の意識があった。しかし、3.8キロしか離れていない病院まで、何故か1時間43分もかかっている。ダイアナ妃は静脈が断裂していたことが分かっている。かつて、レーガン大統領が撃たれたときと同じで、彼も静脈を断裂した。あの時、レーガン大統領は即座に車で搬送されている。そして、静脈の治療が行われ助かったが、ダイアナ妃はそれが全く成されなかった。
フランス人医師(事故現場で応急処置にあたった
 アンリポールの遺体から測定された一酸化炭素の値は、死の2時間前には30パーセントだったことを示し得るものです。ですが、30パーセントならこめかみがズキズキして、激しい頭痛に見舞われるはずです。だが、ホテルから出ようとするアンリの映像からは、苦しんでいる様子がうかがえません。
ミシェル・ケブア現在も依頼捜査中のパリ警察元警察官
 アンリポールの血液サンプルは本人のものではない。フランスの公式報告書は、アンリポールがエアーバックの一酸化炭素を吸い込んだと云い続けている。エアーバックには窒素が入っているにも関わらずです。
生前のダイアナ妃(ビデオ記録より)
 皆の態度が急に変わったの。私は皇太子と別居しているから、問題とされていました。負債としても見られていたのです。
リチャード・ケイダイアナ妃を密着取材していたデイリー・メール記者
 事故直前の電話では、家に帰ってウィリアム、ヘンリーふたりの王子の顔を見るのが楽しみだと。他にも、今後の自分の生活に変化をもたらしたいと云っていました。ダイアナ妃は、国内でまともに評価されていない、と感じているようでした。
ポール・バレルダイアナ妃の執事
 ダイアナ妃は身の安全について心配していました。手紙には「私の人生で最も困難な数ヶ月になっています。自動車事故で殺されるのではないかと恐れています」・・・彼女は亡くなる10ヶ月も前に、こういう精神状態にあったのです。女王陛下にバッキンガム宮殿で排謁した時のこと、陛下は私にこう警告したのです。「ポール、気をつけて、この国には私たちが知らない力(フォース)が動いている」と。陛下は私に英王室に逆らわないよう、警戒しろと脅したのです。
モハメド・アルファイド(ドディ・アルファイド氏の父親、71歳)
 ダイアナ妃はフィリップ公の脅迫とイジメの全てを録音していた。ひとつのテープには王室の人間のスキャンダルとなる証言も入っている。この証言は王室にとって爆弾のようなものだ。

 ポール・バレルが女王陛下に警告されたことの意味は、アナリストの云う「MI6との密接な関係」とはちと違うだろう。これまで権威ある歴史学者がその事実を認め、それらが今なお継続していることを知りながら沈黙してきた、そのことにある。18世紀後半、当時のイギリスは中国から茶を輸入し、その代金の替わりに何をもって支払ったか?答はそこにある。この欺瞞と悪意に満ちた見事なまでの三角貿易の教訓が、現代においては全て歴史の中で忘れ去ってしまえるものかどうか?否、歴史は継続する。そのリアルの最中にあっても知ってほしくはない力(フォース)が、人類を真実から遠ざけてきたのではなかったか。まさに女王陛下がポロリと口にした警告とはそのようなものであったと、私は臆測している。
【私的めもらんだむ】
17時 動けない。
 手が悴む、足が引き攣るように、痛む。鼻水を垂らしながらストーブで暖をとる。工場での作業は体をすっかり冷えさせていた。無理をすれば持病の足が痛むことは分かっていたが、元請けが手抜きをした分、無理をしなければならなかった。監督に電話したら「サンダーで鉄を削れ」という。そんなことはアンタたちの仕事だろう?と云いたかったが、言葉を呑んだ。今の仕事だけが生活の糧なのだ。元請けに仕事を切られるのはつらい。かくして全てのしわ寄せは下請けに来る。足の痛みで台所に立てず、夕食の支度も出来ない。横たわりながらウィスキーを引き寄せる。胃袋に流し込むウィスキーで空腹をごまかし、やり切れない気持ちを麻痺させる。何よりウィスキーは体を温めてくれる。これが唯一の至福の時だと、鼻歌まじりにブロードバンドを堪能している。少なくとも、いま自分は生きている。それだけで幸せと思うべきか・・・今日灯油を入れたばかりのストーブで暖まりながら、灯油の量を計算しケチる私は・・・やっぱり貧乏人なのだ。


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