03/10/13 (月)
加州知事選、シュワルツェネッガー氏が当選
 【ロサンゼルス=森田清司】米カリフォルニア州の知事リコールとこれに伴う知事選の投開票が現地時間の7日行われた。この結果グレイ・デービス現知事(60)(民主党)のリコールが成立し、俳優アーノルド・シュワルツェネッガー氏(56)(共和党)が後任の知事に当選した。
 ロサンゼルス・タイムズ紙の開票速報(開票率95・4%)によると、シュワルツェネッガー氏は47・6%の支持を獲得、32・7%のクルス・ブスタマンテ副知事(50)(民主党)に大差をつけた。リコール支持も54・1%となり、リコール成立に必要な過半数に達した。シュワルツェネッガー氏はロサンゼルスで、「私は何も持たずにここにやって来て、カリフォルニアはすべてを与えてくれた。みんなのための知事になりたい」と勝利を宣言した。デービス知事は昨年11月に再選されたばかりだが、州政府はIT(情報技術)バブル崩壊に伴う経済不振により約380億ドルの赤字を抱える財政難に陥っており、住民の発議に基づくリコール投票が行われた。後継知事候補にはシュワルツェネッガー氏のほか、ブスタマンテ氏ら計135人が乱立したが、映画スターとしての絶大な知名度で他候補を退けた。(読売新聞)

知事当選のシュワルツェネッガー、勝利を宣言
 [ロサンゼルス 8日 ロイター] 米カリフォルニア州知事選で当選したアーノルド・シュワルツェネッガー候補は8日、オーストリアの農家の息子から身を起こし、ハリウッド映画で強い男のイメージを印象づけたうえで、米政界の新星として知事の椅子を獲得するという成功談の主人公となった。
 シュワルツェネッガーはロサンゼルス市内のホテルに、満面の笑みを浮かべながら妻マリア・シュライバーの親族らを伴って現れ、勝利宣言を行った。熱狂的な支持者らを前に、州政における派閥闘争の終結に努める方針を表明し、民衆の知事になると明言。「ともに州を建て直すか、それとも内輪でもめるか、われわれは難しい選択を迫られている。民衆が勝利するためには、政治が譲歩するのが常だ」と述べ、共和党や民主党、デービス同州知事のリコール支持派や反対派など、あらゆる勢力に協力を呼びかけていく考えを明らかにした。(ロイター)

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