03/09/18 (木)
えのころ‐ぐさ(ゑのころ‥)【狗児草】 イネ科の一年草。各地の空地や道端に生える。高さ三〇〜七〇センチメートル。葉は細長く、夏、茎の頂に多数の花を密につけた長さ六〜九センチメートルの緑色の円柱形の穂を出し、先端は重みで傾く。花が小犬の尾に似る。漢名、狗尾草。えのこぐさ。ねこじゃらし。《季・秋》

 私が見たのは葉が互い違いに対になっているから、おそらくアキノエノコログサだと思う。工場脇の堀沿いに自生している。別名ネコジャラシとは良く云ったものだ。しばらくは猫と遊べそうだ。3DCGで描いてみたが、本当は穂が重みで垂れ下がっていなければならない。いつもながら植物を3DCGで描くのは難しい。細かいところまで描こうとしてクタクタになった。堀にはほかヒナタイノコズチ、アメリカセンダングサ、オトコヨモギなどの野草が自生していた。時間が許すなら、これらを全て3DCGで描いてみたいものだ。雑草は刈り取ってもすぐ元通りに自生してくる。その生命力の逞しさゆえに、私はこよなく雑草を好む。その多様性と法則性に驚嘆しながら、自然の神秘に触れる幸せを感じている。
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