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ロシア機、誤射で墜落か 黒海でウクライナ軍演習中
 【モスクワ2001年10月4日共同=吉田成之】ロシア非常事態省などによると、イスラエル・テルアビブのベングリオン国際空港からロシア・シベリア地方のノボシビルスクに向かっていたシベリア航空のツポレフ(TU)154型旅客機(乗客乗員七十七人)が四日午後(日本時間同日夕)、黒海沿岸ソチの南百九十キロの黒海に墜落した。 
 ロイター通信によると、複数の米政府当局者は、周辺でウクライナの軍事演習が行われており、ミサイルの誤射による「悲劇的な事故」との見方を示した。またCNNテレビも、米国防総省筋の話として、SAM12地対空ミサイルの誤射で撃墜されたと報じた。しかし、ロシア、ウクライナ両国防当局は、ウクライナ軍が旅客機墜落の原因になったとの見方を否定。プーチン大統領は当初、テロの可能性も排除しないと述べるなど情報は混乱した。プーチン大統領は小泉純一郎首相との電話会談で「生存は難しい」と述べ、乗客乗員は全員絶望との見方を示した。現場海域で四遺体が発見された。インタファクス通信などによると、事故当時のウクライナ軍の演習では、対空ミサイルが数発発射されたほか、迎撃戦闘機が飛行する模擬標的をミサイルで撃ち落とす訓練もしていた。ウクライナ国防省は、対空ミサイルの射程高度は五千メートルで同機の飛行高度約一万メートルには届かないとの見方を示した。イスラエル放送によると、ウクライナ政府当局者は、墜落したロシア機が通常の飛行ルートを外れていたと述べた。墜落機が空中と海面で計二回爆発し、爆発の前に機体から炎が出ているのを、近くを飛行していたアルメニアの航空機のパイロットが目撃した。同機はモスクワ時間の午後一時四十四分(日本時間同日午後六時四十四分)、約一万メートルの高度を飛行中だった。墜落機はテルアビブとノボシビルスクの間を週一回往復する定期チャーター便。乗客六十六人のうち、多くがイスラエルのロシア系ユダヤ人で、イスラエルの旅行代理店が航空券を発券していた。イスラエル航空当局は、テロを警戒し、ベングリオン国際空港からのすべての離着陸を停止させた。
【参考:阿修羅掲示板、倉田佳典氏投稿】
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