03/08/08 (金)
 納期の今日、製品を引き取りにきた社長の不手際で製品に傷をつける。引渡しまで気を張り詰めてきた分、落胆も大きい。こっちがいかに慎重に扱っても、元請けがこれでは何にもならない。僅かな傷でも完成品となれば部分補修では済まないのだ。ややもすれば全部やり直しになりかねない。手間が余計にかかるだけではなく、材料も最初からつくらねばならない。傷をパテで埋め、乾燥を待って水研ぎをする。80番から400番へと、荒目から細目のペーパーへと替えながら、また乾燥を待ち、新聞紙で養除する。一回目の部分吹き付けを経て、また乾燥を待つ。そして再び1200番での水研ぎ、また乾燥を待ち、そして仕上げの吹き付け・・・こうした手順を元請けはどれだけ理解しているのだろうか?
 納期のチェックまで気を抜けない最中に、元請け当人が、製品をぞんざいに扱っては傷をつけてしまうことの失態は許せるものではない。社長はさかんに謝っていたが、私は返す言葉も見つからず、無言で補修作業にかかった。台風が接近する中、補修は急がねばならない。謝ってもらっても何の役に立つというのか。あんた方、元請けの大事な製品ではないのか?それなら、補修にかかる手間を代金に換算してもらったほうがいい。安価な報酬に甘んじ、それでも客に喜んでもらえるような仕事をしたいと日々腕を磨いてきたつもりだ。その誠意が通じないようなら、私はいつでも手を引く覚悟ぐらいはある。
 ここ数日、ゆう水の可能性のことを考え続けている。これからその応用範囲はさらに広がっていくのではないか、という予感がする。理由は分からないが、尿を熟成させると腐敗菌を死滅させ、生命維持に必要な善玉菌だけが大繁殖するのである。それならガン細胞はもとより難病と云われている厄介な病気にも有効なのではないか?と思い至っている。ゆう水は価値観が一変する人類史上画期的な一大発見と、私は日々認識を新たにしている。すでに私の周りでも「ゆう水」のもつ意味に気付いた者が出ており、互いに情報を交換し合っている。というわけで左に「ゆう水特集」としてまとめておいた。
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