米軍 アラブ系テレビメディア攻撃 ロイター通信を砲撃 認める (4月9日)
昨日、日本テレビの夕方のニュース番組「ニュース プラス ワン」に出演中に、パレスチナホテルの15階にあったロイター通信社が攻撃を受けるという場面に遭遇しました。現地から情報を送る佐藤さんが話す事柄に驚いているうちに事態の深刻さがわかってきました。
そして本日(9日)、詳しく現場の状況をVTRテープで見ることができました。その結果、砲撃は20ミリか25ミリの機関砲で行なわれたと確証しました。20ミリなら空を飛んでいた攻撃ヘリです。海兵隊のAH−1コブラと陸軍のアパッチが飛んでいたそうです。この2機の攻撃ヘリはともに20ミリの機関砲を搭載しています。また上空にはA−10攻撃機も姿を見せていました。A−10なら30ミリの機関砲を搭載しています。
また近くにはM−2ブラットレー戦闘装甲車がいました。これには25ミリの機関砲が搭載していいます。しかし壁に残った弾痕の方向から、ホテルへの攻撃は空から行なわれたような気がします。
これは米兵が周囲の状況を詳しく把握しておらず、テレビカメラを携帯式の対戦車ミサイルと誤認した可能性があると思います。まったく理解できないのは、アルジャジーラなどアラブ系メディアの建物を攻撃したことです。同じ時間に2つのアラブ系メディアが攻撃されたことで、これは誤爆や誤砲ではなく、なにか意図的なものを感じます。しかしそれを説明することはできません。あまりにも馬鹿馬鹿しいか、凶暴的なことを感じるからです。いくらなんでも、アメリカ軍がそんなことを意図的にやるとは思えません。
今後のこの戦争の行方が、さらに暗雲が広がったような嫌な気持ちになります。アメリカは急ぎすぎています。大統領宮殿の警戒が甘いと知って、一気に戦車部隊を突っ込ませたことは成功しても、現場の兵士に周囲の状況を詳しく教えている暇がなかったようです。まもなく第4師団がクエートからバグダッドに進撃してきます。アメリカ軍は少し落ち着いて、作戦全般を点検した方がいいのでは。単純に「進め」、「進め」では、この戦争に勝てても、その後の展開が苦しくなります。昨日の1日だけでも、アラブの人に反米の意識を強めたことは確かです。アメリカ軍には、とにかく落ち着きなさいと言いたい。
本日、出演した「情報ツウ」(日テレ)で司会をされている麻木さんから、「最近、更新が遅れていますね。忙しいのですか」と突然言われました。かなり以前から、このホームページを見ていくださっているようです。このホームページに書いた昔の記事のことも話されていました。意外なところに読者がいたのでびっくりしました。
というわけで、忙しさに負けないで、ホームページを更新を頑張ります。これからラジオのニッポン放送に行きます。4月から毎週水曜日の3時半ころから5時頃まで、レギラーで出演して、ニュースの解説などをすることになりました。その仕事が終われば、スーパーで買い物をして夕食を作ります。
昨日は娘の中学入学式でした。セーラー服が似合って、すごく嬉しくなりました。入学式にはズームイン・・・が終わってすぐに駆けつけましたので、当然ながら父兄では1番目に登校しました。担任の先生(男)は、初めて担任クラスを持つそうで、すごく張り切っていました。