恐怖の失業率、1日1万人が失業している!
NHK2001/11/1放映「完全失業率5.3%、笹森連合会長に聞く」より要約

 人数にして357万人、これは恐怖感をともなう数字だ。1日1万人、1分間に1人失業していることになる。実際にはこの倍から3倍の失業状況になっていると思われる。失業率10%の時代がすぐ近くまでやってきている。

政府の雇用対策費、総額5500億円
失業者を一時的に、森林作業員や補助教員として雇う。
自営業者が廃業したときに、生活費を低利で貸し付ける。

 政府の雇用対策の効果はうすい。こんな数字ではとても間に合わない。4兆5000億は必要だ。雇用に限定した分だけで2兆1000億円は必要になる。小泉総理は構造改革で30兆円の枠をもうけたが、総理はここまで経済が破綻するとは想定していなかったのではないか。30兆円の枠を乗り越えなければ打開できない。
 雇用のためにはベースアップは止めてもいい、しかしその分は仲間のためにふり向けていく。将来は6時間労働を目指、とりあえず現状の8時間労働を1時間減らす。これで雇用問題が解決できると思ったら、思い切って踏み込むべきだ。これからは政府の対策に頼るのではなく、雇用を守るために何をしたらいいのか?労働者自らが考え行動する時代だ。