03/06/12 (木)
<万景峰号関連積荷>「今後は扱わぬ」 舞鶴の港湾事業者
 北朝鮮の貨客船・万景峰(マンギョンボン)号の積載予定だった荷物の一部が、舞鶴港(京都府舞鶴市)に入港中の同国の貨物船に運び込まれている問題で、この貨物船「ナムサン3」への荷物の積み込みなどを依頼された同市内の港湾事業者は11日、万景峰号関連の荷物を今後は取り扱わないことを決めた。毎日新聞の取材に対し、この業者は「今回の荷物は、大阪の2商社との付き合い上、引き受けたが、あまりに騒がれすぎた。今後は新たな荷物は引き受けない」と説明。他の北朝鮮関連の荷物は通常通り、取り扱うという。新潟で積む予定だった約100トンの荷物の多くは依然、新潟市内の船舶代理店の倉庫などに山積みのまま。今後、同様に引き受けをやめる業者も出てくることが予想される。一方、11日早朝に入港した同国の貨物船「クサボン2」(670トン)に積載予定だった計約10トンの荷物は12日以降に、積み込まれることになった。舞鶴港には昨年、延べ334隻の北朝鮮の貨物船が入港し、その数は全国で一番多い。【千葉修平】(毎日新聞)
再検査を受けた貨物船、京都舞鶴港

 


「じねん」TOP