03/06/07 (土)
フセイン氏の娘ら亡命希望 英は不許可の方針
 【ロンドン5日共同】イラクのフセイン大統領(66)の娘や第1夫人らが英国への亡命を希望していることが5日までに明らかになり、ブレア英首相の報道官は5日の記者会見で「認めるつもりはない」と言明した。英紙サンなどによると、亡命を希望しているのはフセイン氏の2人の娘とその子供たち10人。フセイン氏のいとこで英国在住のマジド氏が代行して亡命申請する動きを見せている。娘はフセイン氏の第1夫人サジダさん(66)との間にできたラガドさん(35)とラナさん(33)で息子のウダイ、クサイ両氏の妹。英紙デーリー・メールによると、イラク北部に潜んでいるとされるサジダさんも英国亡命を申請中という。
フセイン大統領第2夫人は英に脱出 親族に電話連絡
 【バグダッド5日共同】イラクのフセイン大統領の第2夫人サミラ・シャーバンダルさんがロンドンに脱出し、5月末にバグダッドの親族に「元気でいる」と連絡してきたことが分かった。親族の1人が4日、共同通信に明らかにした。親族によると、サミラ夫人はイラク戦争中、息子ヤセル氏とその妻とともにバグダッド北西約150キロにあるヒートに避難していた。バグダッド陥落3日前の4月6日「(大統領の)命令で迎えに来た」という運転手が夫人とヤセル氏夫妻を車で連れ去って以来、所在が分からなかった。しかし、夫人は5月末、バグダッドの親族に電話し「私たちは無事でロンドンにいる。心配しないで」と話したという。親族は、サミラ夫人とフセイン氏の間に生まれたアリ氏の所在については触れなかった。

 


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