ヤミ金融5230業者を一斉告発 弁護士ら対策会議
法定利息を超える高金利で貸し付け、脅迫的な取り立てをするヤミ金融業者を減らそうと、弁護士や被害者支援団体でつくる「全国ヤミ金融対策会議」(代表幹事・宇都宮健児弁護士)は28日、全国約5230業者について、出資法違反(高金利)の疑いで、18道府県警に告発状を提出した。昨年9月、12月に続き3回目で、告発件数は最多という。告発された業者は、法定の数倍から100倍以上の高金利で貸し付け、「家に火を付ける」「ガラスを全部割る」などと繰り返し脅して返済を迫ったという。
正直云って「腹が立つ」の一言に尽きる。近所にも、取り立て専門を職業(?)にしている奴がいる。昼間から窓をカーテンで閉ざし、玄関には目隠しシートをした高級車が止まっている。ベルを押しても居留守を使って出てこない。自ら世間を遠ざけるこうした隠遁生活は、誇りの持てない自分の職業を恥じているかのようでもある。しかも、まだ若い。若いだけに社会的にも将来が危ぶまれる。
最近では、銀行の貸し渋りばかりか、それを補うはずの保証協会すら保証を渋り出している。ために運転資金が得られないで、黒字会社ですら倒産する深刻な状況になっている。銀行は確実に利益のあがるサラ金業者にカネを回し、そのサラ金業者の末端には個人金融業者が群がっては情報交換をしている。殺す、火をつける、といった恫喝犯罪に苦しむ被害者に対しても、警察は民事介入は違法だとして野放しにしてきた。民事も刑事もへったくれもない、これでは犯罪を取り締まるべき警察が犯罪を助長することになってしまう。
母はいつも「危ないことに首を突っ込むな」と、私のことを死ぬ寸前まで心配していた。親不孝ここに極まれり、である。まっとうな仕事をしても、それを騙すグループがある。暴力団の名をちらつかし、仕事が完成してもカネを払わない。そんなバカなことを通用させてたまるか、と若かった私は抗議する。それゆえの母の心配でもあった。ここでは云えない圧力も当然のことながら、有る、有った。私は群れを成すのは性分にあわない。いつも徒手空拳で飛び込んだ。そして、その限界も知った。今は、仲間がほしい。オレ、間違っているか?と、やたら問いかけたい願望がある。このままでは日本は駄目になる。暗黒社会を容認してはみんな共犯者になってしまう。ニュースステーションで作家・城山三郎氏も私と同じようなことを云っていた。日本は暗黒社会になってしまったと、そのことで信じられない圧力を受けた、とも云っていた。どんな圧力を受けたのか?それを遮るように番組は終わってしまったが、私にはおおよその見当がつく。
私を死ぬまで心配していた母も、もうこの世にはいない。深夜、遺された私がいかに泣こうが喚こうが、母は生き返りはしない。それらも全てが夢だったと、百年もたてばみんなシャレコウベの人間社会、その中に例外なく私も居る。「じねん」での試みが無駄ではなかったことを、後世の人々が認めてくれるだろうか?そんなことを考えている。
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