---03/04/21 (月) ---
 針の穴のようなちっぽけな冷笑に、オレの心は大きく傷付いた。ザックリ割れた傷口から溢れる血が止まらない。こんなに苦しんでいるのに、奴の冷笑は傷付くこともない。心が邪魔だと思えるほど、今夜のオレは落ちて、落ちて、闇に吸い込まれていく。それでも夢中になって希望という名の足がかりを模索する。憎悪の正当化はサタンの罠だ。冷笑を冷笑で返すほど強くもない。こんな傷付きやすい脆さのままで、明日を生きられるのか?答えは何処にもない。せめて己の良心に壊れないものの権限を、アタエテホシイ。
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