03/03/05 (水)
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 5日の参院予算委員会で小泉総理がさっそくボロを出した。彼はかく本音を云う「世論の動向に左右されて正しいのか?歴史の事実をみれば、そうでない場合もある。世論にしたがって政治をすると間違う場合もある」 その世論の支持率70%以上を誇った当時は、間接民主制からさらに世論を反映する国民投票による直接民主制の導入までも口にした御仁であった。支持率44%まで格下げになった現在、直接民主制ならとっくに消えていたはずである。わが日本国憲法は、君主ではなく国民を制定主体とする民定憲法に属している。今回の世論への不信発言は明らかに憲法違反であり、小泉総理自らが権力を行使する君主であることを露呈してしまった。民定憲法では君主の存在自体否定されている。イラクへの攻撃を正当化するアメリカと、それを支持する総理は必然的に国民をも戦争に加担させてしまうことになる。国民主権、基本的人権、平和主義という日本国憲法の三大原理を無視する権力者は、憲法の最高法規性たる日本国憲法を踏みにじるものであり、憲法違反者として速やかに退陣してほしい。
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