■19:30-20:00 NHK総合クローズアップ現代 主婦を狙う内職あっせん詐欺
東京のコンサルタント会社代表を主犯とする大がかりな内職あっせん詐欺グループが宮城県警に摘発された。
「簡単な研修を修了すればテープ起こしの内職をあっせんする」と勧誘して高額な研修用の競売を販売。しかし実際にはわざと研修を修了できないようにすることで仕事をあっせんせず、教材の代金をだまし取っていた。被害者は全国で主婦を中心に3万4千人、被害総額は24億円に上る。
詐欺グループの主犯は、摘発をかいくぐるために、次々とグループ会社を設立。組織的で巧妙な詐欺行為をおこなっていたことがあきらかになってきた。
全国の消費生活センターに寄せられる内職商法に関する相談は、ここ5年間で2倍に急増。不況の中、少しでも家計の足しにしたいと願う主婦の心理を突いた内職あっせん詐欺事件の巧妙の手口を明らかにするとともに、こうした悪徳商法への対策を考える。
(NO.1708)
スタジオゲスト: 池本 誠司さん(日弁連消費者問題対策委員会委員:弁護士)
■20:00-20:54 フジテレビアンビリバボー「驚異人間はどこまで寒さに耐えられるか…」 体温16度心臓停止冷凍少女▽極寒の川底に48分・生還の秘密
寒さに対する人間の限界について特集する。氷点下の海でヨットが転覆し、四日後に救助されたが助かったケースをはじめ、人間が耐え得るデッドラインを下回っても生還した例など、寒さの中で起きた奇跡を紹介する。また、日常で体験する寒さへの正しい対策も伝える。
■21:15-22:00 NHK総合にんげんドキュメント「はだしの社長」 くつ下人生48年▽究極のはき心地で中国製に挑む
靴下作りに人生をかけた”はだしの社長”の奮闘を追う。 大阪市で靴下の企画販売会社を営む越智直正さん(六三)は、出来上がった靴下をかむ,ほおずりする,履くなどあらゆる感触で靴下の具合を確かめる。試着した時の感触を研ぎ澄ますために,一年中はだしのままだ。中国製品に押され、衰退が著しい靴下業界にあって「一にも二にも品質第一」というのが越智さんの信条。”第二の皮膚”のような肌触りの靴下を作り出すことが、中国に対抗する日本の靴下の生きる道と信じている。
■22:00-22:45 NHK教育ETV2003「加賀乙彦ハンセン病文学者との対話(02)社会復帰への厚い壁」
作家の加賀乙彦さんとともに,ハンセン病患者の苦悩と日本社会の問題点を探るシリーズ二夜目。 鹿児島県の風見治さん(七〇)が療養所に暮らし始めたのは、今から五十年前。特効薬が見つかり、ハンセン病は治る病気となっていた。風見さんは生きがいを求め小説を書き始めた。しかし、療養所を出て社会復帰する元患者は数えるほどしかいない。加賀さんと風見さんの対話を通して、ハンセン病患者の復帰を拒む社会の壁を探る。
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