■19:30-22:45 NHK総合テレビ放送50年記念ドラマ「アフリカの蹄(ひづめ)・感動のヒューマンサスペンスを今夜一挙放送」
▽前編・アフリカ大陸のある国で天然痘の恐怖が黒人の子供を襲う・左遷された日本人医師が巨大な陰謀に立ち向かう▽9.15後編・人種を越えた壮絶な戦い・愛は人間の誇りと勇気を取り戻すのか? 帚木蓬生原作 矢島正雄脚本 大沢たかお(中断9.00〜15)
アフリカ某国の黒人居住地の子供たちを天然痘から救うべく、日本人医師が奮闘する。原作・帚木蓬生、脚本・矢島正雄、演出・一色隆司、岡崎栄。 アフリカの大学病院に留学した信(大沢たかお)は、黒人居住地の医師・サミュエル(マカロ・モフォケン)から、子供たちに広がる病原菌の調査を依頼される。ウイルスの専門家・レフ教授(フランソワ・クッツァー)は天然痘と診断。しかも、白人の子供たちにはワクチンが計画的に投与されていたことが分かる。黒人居住区一掃をたくらむ極右組織の幹部で、衛生局長のハインス(デビッド・バトラー)による陰謀だった。 信はレフから唯一の対策を教えられる。極右組織の監視をかいくぐり、隣国に天然痘ウイルスを持ち出してこの国の実態を世界に伝え、ワクチンの提供を受けるというものだ。この作戦の実行者として、パスポートをただ一人持っている信が自ら名乗り出る。
■23:00-23:30 NHK教育ビジネス塾「売れないモノが利益を生んだ」
肉眼では砂粒にしか見えない“10万分の1gの歯車”、直径わずか0.268mmに9枚の超微細な歯が刻み込まれている。1999年9月、千葉で開催された国際プラスチックフェア(IPF)でお披露目されたこの超極小歯車は、世界の技術者たちから多大な注目を浴びた。開発したのは、愛知県豊橋市にある従業員70名の(株)樹研工業。ビデオカメラや腕時計などに組み込むプラスチック精密部品の中小メーカーである。
この歯車、極小過ぎて使い道が無い。しかし「これだけのものが作れるのなら」と、国内外・業種を問わず実用レベル(100分の1g〜1000分の1gクラスの精密部品)の設計・製造の商談が次々に舞い込む。“売れる商品”でなくとも“想像を絶する製品”であれば、取引先を開拓する立派な広告塔になるのだ。2002年11月のIPFでは、もはや粉末にしか見えない“100万分の1gの歯車”を発表して再び話題を呼んだ。
「まずは誰も真似できないことをして目立つのが重要」
巧みな広告塔戦略を展開する同社の取り組みから、中小製造業の生き残りへのヒントを探る。
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