■19:30-20:00 ゆうゆう「睡眠リズムが壊れる」 24時間社会の働き方は
成人の5人に1人が悩んでいる不眠や過眠。「睡眠障害」は、それ自体が辛い上に、心身の調子や暮らしに甚大な影響を及ぼします。意欲低下、注意力低下によって仕事の効率が落ち、「たるんでいる」「なまけている」と見られて、職を失う人がいます。うつ気分が強くなり、生きているのが嫌になる人がいます。
その影響の大きさから、アメリカでは、10年前から、国をあげて研究に取り組んできましたが、日本での理解は十分ではありません。また、睡眠障害の中には、医療だけでは不十分で、患者同士の支えあいや社会のサポートが必要なものも少なくありません。ひとりひとりが障害をよく知り、障害とつきあいながら生きていくことが必要になるのです。
睡眠障害とは何か。治療はどこまで可能か。そして、どのようなつきあい方が必要か。4回シリーズでお伝えします
■21:00-22:00 暗闇に残されたメッセージ〜人類最古・洞くつ壁画の謎 なぜ描かれたか▽旧石器人の驚異の世界▽洞くつが楽器?
フランス南西部に数多く存在している古代の洞くつ壁画。人類の祖先といわれるクロマニヨン人によって描かれたものとされるこれらの壁画に関して、さまざまな新事実が発見されている。十カ所の洞くつを中心に古代壁画の謎を探り、芸術誕生のミステリーに迫る。 これまで壁画の目的と解釈されてきた”狩猟の儀式”とは結び付かないミミズクや馬などの動物の絵、奇妙な半獣半人の姿、”ネガティブハンド”と呼ばれる多数の手形など、これらが描かれてきた理由はなぜか。さらに、壁画が描かれている場所は、いずれの洞くつでも、音響効果に最も優れた場所であることも分かった。
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